「エベレスト初登頂の謎」神々の山嶺(いただき) りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
エベレスト初登頂の謎
山登りが好きで、夢枕獏原作、谷口ジローの山岳コミック・神々の山嶺、を全巻購入してるファンなので、映画化されるのを知って楽しみにしてた。しかし、公開日になっても広島では上映してない。1番近いのが福岡と尼崎だったので、尼崎に遠征し観賞した。
記録の上ではエベレストの初登頂は1953年だが、イギリス人登山家のジョージ・マロリーが1924年6月にエベレストの山頂付近で消息を絶っていたことから、マロリーが初登頂を成し遂げていたのかもしれない、と言われていた。取材でネパールのカトマンズを訪れた雑誌カメラマンの深町誠は、消息不明になっていた日本人登山家・羽生丈二が、マロリーの遺品と同じカメラを持って去っていく姿を目撃した。羽生を見つけ、マロリーの謎を突き止めようとした深町は、羽生のこれまでの行動を探り始めた。調べるうちに、異常なほどの執念と卓越した技量で危険な山に挑み続ける羽生を知り、彼の人間性に次第に魅了されていった。やがて2人は交流し、冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む羽生に、深町もカメラマンとして同行することになった。さてどうなる・・・という話。
日本人作家と日本人漫画家の作品をフランス人が映画化しようとしたことにまず驚いた。そして漢字も含めた日本の情景が細かく描かれていて凄いと思った。
内容的にも多少省いた所は有り薄いと感じる部分はもちろん有るが、ストーリーはほぼ原作通りで、羽生の凄さ、エベレストの美しさと厳しさが描かれてて良かった。
強いてあげれば涼子がコミックほど可愛くなかったのがマイナス。フランス人のアジア系美人には違和感があった。
谷口ジローのキャラクターデザインで誰かアニメ化してくれないかな。
ゆうさん
コメントありがとうございます。
広島って上映されない作品が多くて、この作品はどうしても観たかったんです。
基本的には県内ですけど、作品次第で県外遠征もしてます。
こんにちは。
遠征映画、お疲れ様です。でも、登山ほど 大変ではなかったんじゃないでしょうか😏
谷口さんは フランスではとても人気で賞も受けてたそうですね。彼の作品をアニメにしようという事に驚きましたが、確かに、女性の描き方などはイマイチでしたが、面白い作品で私は満足しました。