「なぜかフランス作なのだけど、フランス語版はどこで見られるのだろう…?」神々の山嶺(いただき) yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜかフランス作なのだけど、フランス語版はどこで見られるのだろう…?
今年201本目(合計477本目/今月(2022年7月度)13本目)。
※ 大台の200本を超えましたが、今日(9日)は「アルピニスト」と「X(エックス)」を見に行く予定で、それを踏まえた上でその中でよかった映画の紹介など書こうと思っています。
この映画自体は日本のコミックのアニメ化版なのですが、「なぜか」フランス作なのですよね…。ただ、大半の映画館でこの点は触れられておらず、ここでも「日本版は堀内賢雄、大塚明夫、逢坂良太、今井麻美ら実力派声優が吹き替えを担当。」とあることから、フランス語版(=非吹き替え版)があることを示唆しますが(そして、大阪市の映画館でも「当館では吹き替え版での放映です、とわざわざ書いてあるサイトは多い)、この映画、どこで「非吹き替え版」を見ることができるんでしょうか…?
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※ 何度か書いていますが、この手の映画は「なぜか」日本語吹き替え版を「事実上」強制されることが多く、それはそれで需要が少ないであろうこうした映画の「日本語吹き替え版」にかかった費用の回収であろう点は理解はしますが、原作がある以上、原作に触れる機会の提供、という概念は大切だろう、とは思います。
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といっても、コミックのアニメ化版という事情はあるとしても、史実として存在したこと自体は事実なものが多いので、前日に予習しているだけでも大半違うかな…というところです(どうしてもテーマとしてマニアックなところがあるのは否定できないので)。
なお、こうした事情があるので、「アニメ映画」の扱いですが、「タッチとしてアニメ媒体を選んだ」だけであって、いわゆる「アニメ映画」には分類はされえないので注意です。
採点に関しては明確に下記が気になった点ところです。
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(減点0.3) ここは元のコミックがそうなっているのだと思いますが、「ファミリーマート」や「ローソン」といったコンビニは登場しますが、微妙に違う名前になっています(いろいろ面倒なことになるので)。
ただ、NHK(まぁ、NHKもいろいろな考え方もあるのは確かですが、情報の正しさという観点でいえば、一歩抜けているのは否定できない)も「MHK」と出てくるため、何が正史でどこからが作話かというのが非常にわかりにくいです(原作ファンか、パンフレット購入が想定されているように思える…)。
このあたり、テーマとしてどうしてもマニアックな話題になるので(それこそ「ゆるキャン」以上に、キャンプ愛好者より「0の数が違うレベル」で少ないかと思います)、そこまでぼかす必要はなかったのではないか…(別にNHKがこの件で許可を出さないとも思えない)という論点はあります。
※ この点は、「日本ではNHKは事実上の「情報の正しさ」という観点で一枚以上は(民放に比べて)上」という日本における常識がある、という「日本における常識論」がはたらいてしまう、という特異な論点です。
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