「登山家は愚かだが、だからこそヒトを魅了する」神々の山嶺(いただき) サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
登山家は愚かだが、だからこそヒトを魅了する
原作未読の状態で観賞。
一人の風景写真家が消えた登山家の
人生を追っていくストーリー。
「なぜ山に登るのか?そこに山があるからだ」昔から聞き馴染みのあるこの言葉は登山家でこの映画にも関係するジョージ・マロニーの言葉(正確には『そこにエベレストがあるから』)。
登山家を職業だとするなら
おそらく『最も愚かな職業』と呼んでいい、と個人的には思っている。
彼らは山に登る。
その経験を糧にガイドをしたり講演をしたりなどの仕事に繋げるのが『登山家』の定義らしいのだが
そのために登山家は『命』を賭ける。
どう考えても割に合わない。
特に危険な山々に挑む、
この映画に出てくるような
いわゆる『アルピニスト』は
常人から見ればもはや狂気の域だ。
しかし、そんな常軌を逸する者だけが
一流の登山家として名声を手にし、
人々から憧れられるのだろう。
話が大きく逸れたが、
この映画を見れば
『なぜ山に登るのか』という謎に
自分なりの答えが出せるのかもしれない。
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