あなたがここにいてほしいのレビュー・感想・評価
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【”傍にいてくれるのが、私の幸せだったのに・・。”10年に亙る男女の一途な恋を描いた切なすぎる恋物語。再後半の展開は、涙が溢れます。】
<Caution!内容に触れています。>
ー 今作を鑑賞した理由は、リン・イーヤオを演じたチャン・ジンイーを、今春公開された「無名」で観たからである。
透明感溢れる美しい女優さんであり、それは映画初出演の今作でも同様であった。
更に言えば、高校時代にリン・イーヤオに一目ぼれして、全校生徒の前で告白した、漢気があり、リン・イーヤオへの想いを貫く一途な男リュー・チンヤンを演じたチュー・チューシャオも、実に魅力的な若手俳優である。
今作では、二人の純愛を軸にしながらも、現代中国の経済的に恵まれない男性の未婚率の高さも描かれている気がするが、あんまりそのような事は考えずに、素直にこの美しくも切ない純愛物語の世界に浸り、涙するのが良いのではないかと、私は思います。-
一緒にいることの幸せ
高校で出会った男女が、一緒に困難を乗り越えて進んでいくような話。恋愛映画によくあるベタな話かと思ったがそれは私の思い違いであった。
「女は最初になりたがり、男は最後になりたがる」といった言葉もあるように同じ想いをしていても相手をどうしたいかが異なる。この映画ではそんな「そばにいる幸せ」と「豊かな暮らしができることの幸せ」が男女で違っていたと思う。「家がなくてもお前を選ぶ」と言い放った友人の言葉が特に印象的であった。2人の関係性を強く表している。
上記のふたつの幸せが一切すれ違うことなく、硬く強い愛情によりバランスを保っていたのが美しかった。
始まりは混乱した部分があるものの、それを終わりまで綺麗にまとめておりたいへん見応えがある作品。
現実は厳しい麗しい純愛
チューチューシアオ扮するリューチンヤンはチャンジンイー扮するリンイーヤオを17歳の高校時代から10年来好きでいて結婚しようと思っていた。
中国では高校生でラブレター禁止なんだね。親の反対だとか、目移りするから同級生の麗しい純愛を続けるのは難しいよね。学歴の差もあるしさ。でもふたりとも生真面目で努力してお互い信頼し困難を乗り越えていくが現実は厳しい。男の価値は金で決まる。
中国の恋愛映画を初めて観たが、台詞の言いまわしでの中国語は気になるけど意外に普通だったね。
悲恋ありき?
中国の結婚事情を調べると結納金や家の用意など新郎側の経済的な条件は厳しいそうだ、そんな事情もあり結婚しない若者も増えているという。おそらく、製作陣はそんな現状に危機感を持ち、若者に主体的に幸せをつかんでほしいと気づかせるために悲恋の純愛映画をつくったのでしょうかね。
鑑賞しようと思ったのは邦画のタイトルへの違和感、「あなたがここにいてほしい」ですが普通、”が”ではなく”に”を使うでしょう、「あなたにここにいてほしい」。
助詞の使い方を調べてみると”が”は主体的な強調意図がある場合とありましたので間違いでは無いようです。原題は「我要們在一起(私たちは一緒にいたいです)」。
主人公は彼女に恋文を送ったことで高校退学、え!、そんなことで?。
それでも、なんとか想いは通じたようで一緒に住むマンションの頭金を捻出しようと工事現場で懸命に働くも、上司の不正や友人の資金着服などで挫折の連続、地方の工事に単身、出稼ぎにでるが事故にあってしまう・・。
彼女の家は裕福でもないようだが大学院まで進学、学者を目指しているのかと思ったら銀行の窓口係に就職。共働きは中国では当たり前のようなのに何故もっとはやく就職して家庭を築こうとしなかったのか引っ掛かりました、まあ、悲恋ありきの構想なのでしかたないでしょう・・。これを観た若者がやっぱり愛だけでは結婚生活は難しいとおもったか、二人で考えれば道はあるかと思ったか聞いてみたいものです。
70年代的
日本の70年代のような高度成長期を舞台にした恋愛映画だけあって、70年代的。ちょうどそういう時期なんだと思う、中国が。
案の定「お前そんなに好きならちゃんとせぇよ」という話なんだが、とにかくイーヤオが一途で可愛い。女優さんも可愛い。
主役の女優さんがとにかくきれい。
男は愛する人に少しでも良い暮らしをさせたい。
女は愛する人にずっとそばにいてほしい。
ジャニーズの男の子が主演の日本映画だったら観に行かないけど、ミニシアター系で上映してる中国映画だから観に行ったっていう人、たくさんいるんだろうなぁ。
(はい、すいません。私です。)
若いふたりのいちゃいちゃをいつまで見せられるのかな(美男美女だからずっと見てられるけど)と思ってたら最後悲しかった。
美しい主役ふたりに、美しい映像・ものがたり、美しい挿入歌・主題歌。 なぜか吹き替え。
鑑賞中、リン役のチャン・ジンイーさんから目が離せなかった作品。 本年度ベスト!
チャン・ジンイーさん。
メッチャ美しかったです(笑)
成績優秀で容姿端麗のリン。
彼に一目惚れした成績があまり良くないリュー。
この二人の高校生から10年間の実話ベースのラブストーリー。
10年間の話を100分程度に凝縮する展開なのでかなり慌ただしい。
だけど二人の思いが良く分かり切ない。
マンションを買って二人で暮らすため、必至に現場監督として働くリュー。
正義感はあるけどちょっと自分勝手な所もありリンを悲しませるばかりで辛い。
早く結婚しろよ!
と突っ込みたくなる(笑)
リンがリューを思う一途な気持ちも良かった。
夕暮れの港のシーンがエモい!
予想も期待もしていなかった映像美に引き込まれた印象。
終盤の怒涛の着信メールラッシュに胸が苦しい。
号泣映画と予想して鑑賞したけど、何故か涙は出ませんでした( ´∀`)
“ただ貴方が好き"
主人公2人は、”ただ貴方が好き“という純粋で強烈な感情によって繋がっている。見栄もあるし、打算や焦燥、嫉妬も入り交じる彼らの3,651日。そういう悪感情も不都合な状況も、2人のお互いを”好きだ“と想う気持ちを打ち砕くことは出来ない。
忖度、損得に疲れたら、この映画に浸ると癒される。
おすすめしたい。はっきり言って名作!
「中国映画ってまだ劇場で見られるチャンス少ないし、星の数(口コミ評価)も良さそうだから、この映画気になるな」くらいの軽い気持ちで見に行きましたが、もうめちゃくちゃ心揺さぶられました。
【★以下ネタバレ注意★】
どんな時でも思い合って、信じあって、支え合う。真っ直ぐで優しくてがんばり屋な二人。そんな二人がただ笑って静かに暮らすことすら許されないなんて・・・。世の中ってなんて残酷なんだろう。
高校での出会いのシーンの瑞々しさに二人の明るい未来を祈り、苦労を重ねながらも少しずつ前に進もうとする若い二人の姿に将来の幸せを祈り、狂ってしまった二人の歯車がもう一度動き出すことを祈り・・・。
もしかしたらこういう結末もありうるかも?とは頭のすみっこの方でなんとなくは思っていましたが、それでも二人の幸せな結末を終始祈らずにはいられませんでした。
夜に建設中の新築マンションに忍び込んで「エアー新生活」するシーンも素敵でしたね。
上映時間105分(?)だとは信じられないほど濃密で見応えありました。
また主役お二人が高校生~20代後半までを違和感なく演じ分けていらっしゃったのでびっくりしました。他の出演作があればそちらもぜひ見てみたいです。
中国映画では(結構)珍しい純粋恋愛映画。迷ったらおすすめ。
今年223本目(合計499本目/今月(2022年7月度)35本目)。
※ 時間の合間を縫って「劇場版アイカツプラネット!」をみましたが、アニメ映画にレビューの需要はないと思うので飛ばします。
さて、韓国中国(アジア)映画といえばシネマート、ということでシネマートさんです。
その中でも韓国映画はアクション、恋愛、史実もの…とわかれているところが強いですが、国の制度が違う中国は、何かと当局を美化するような内容であったり(そうしないと国の許可がおりない?)、謎の展開になることが多いのですが)、そのために「よくわからない謎の展開」になることがしばしばありますが、後半ごく軽く「大人の営み」が描写されるのみで純粋な恋愛映画とみて差し支えありません(だから、中国か韓国か日本かというのは、あまり関係がない。文化圏的にも似るから)。
ラストまで本当に展開が読みづらい映画ではありますが、これほど(作話の範囲とはいえ(ただ、どうも原作小説があるらしい))2人の幸せを願った映画は他にないくらいです。
このことは国がどこであろうが「正当な恋愛のきっかけをもった人」に対しては等しく及ぶ考え方であるので(フランスだから支持しない、とかという考え方に立たない)、見ていてとてもよかったです。2022年後半もあと5か月ありますが、トップ5には入るかな…というところです。
採点対象は下記を参考にしています。
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(減点0.1) 相変わらず字幕の抜けが多く、工事現場の「注意!」といった部分や、エンディングロールの「行政」などの説明は何もないので(特に「行政」は定義のしづらい語)、一部推測する必要が生じます。
また、中国語を学習していなくても「日本と中国の漢字の違い」といった軽い読み物でも扱いますが、「告訴」という語は、日本では堅苦しい語ですが、中国語では単に「誰かに何かを言う」程度の意味(英語では tell 程度)であることは前提な気がします(翻訳されていない)。
ただ、一部の翻訳漏れがあるとしても評価は高い映画です。
…にしても、ここまで特に「当局」(要は、中国共産党)を刺激するほどでない単純な恋愛映画でも「放映許可番号」って必要なんですね…(統一的に全部何であろうがいる、という扱いなのかな?)。
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悔しくも後悔のない二人
105%青春ラブストーリー。外国映画だからか、より人物とストーリーに注目して観ることができる。エンディングテーマ(主題歌)も抒情的で胸にくる。上映館も少なく、掘り出し物だがおすすめの一本。
台湾青春映画のようでした
ヒロインが可憐でひたむきで、男の方は要領が悪いのだけれど素直で誠実で、ハッピーエンドになればよいのになと思ってみてました。南京や中国郊外の映像もきれいで、シネマート新宿の高い天井で意外と広々とした空間にあっていました。
中国映画もここまできたか…
ピュアラブな映画。正義感と信念を持った不器用な男と、最初はその男の真っ直ぐさに戸惑いながらも愛がふかまっていく女。正義感が強いあまり、彼女にも苦労をかけて、最後には…。あの女性は結婚するのだろうか…。しないで欲しいけど😭
ハッピーエンドを切に願う
ラストに近づくにつれ、これほどまでにハッピーエンドになって欲しいと願った映画はなかった。
ネタバレになるから多くは語れないけど、真摯に自分達の人生に向き合う主人公の2人には、幸せになって欲しいよなぁ、、、
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