劇場公開日 2022年11月3日

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恋人はアンバーのレビュー・感想・評価

全44件中、41~44件目を表示

3.5テンドン

2022年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この物語、わずか四半世紀ほど前のアイルランドが舞台ですが、元々保守的なイメージが強い同国とは言え、今の時代感でみる同性愛に対する人々の言動が散々に酷く、アンバーの「卒業したら町を出ていく」という決意は「さもありなん」と思います。
そんな悲惨ともいえる世界観なのに何故か苦笑いしながらも観られてしまうのは、どこか可愛げすら感じてしまう「アイルランド方言の英語」にあります。元々英語は字幕頼みの私ですが、劇中の英語は「Thank you」すら字幕で理解できるほど。ただ、辛辣なことを言っているのにも関わらず、聞こえてくるその言葉の感じが可愛らしくて、ついつい笑ってしまうのです。
物語は正にハイティーンの難しい年ごろの男女が、目覚めて間もない「性」について無理解のまま暴走していています。その上に時代や宗教、且つ地域性、そして家族に対する後ろめたさも相まって「同性愛者」である自分を否定しようと、必死に、だけどついつい間違った方を選びがちなエディ。
そんなエディの「救いの神」とも言えるのがアンバーなのですが、まぁ兎に角チャーミングな彼女。一人拗らせて周りが見えなくなっているエディに、「あるギミック」で気づかせる方法が酷過ぎて、3度あるその「テンドン」につい吹き出してしまいます。(下手したら死ぬよw)
本人たちの身になればホントに残酷な状況なのですが、「ティーンエイジャー拗らせ物」は観ててキュンとなりますよね。そしてこの作品も約束通り、終盤涙腺を刺激してくれるシーンで清々しい気持ちにさせてくれるのです。素敵。

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TWDera

3.5自己肯定/受容への紆余曲折な道程

2022年11月3日
Androidアプリから投稿

主演2人が魅力的だった!! エディとアンバーのウィンウィンな関係?
自転車通学で音楽聴いていて射撃訓練している場所に気づかず突っ込んでいっちゃう冒頭が象徴的。周囲の雑音を必死でかき消しては、あるべき道に沿って進もうとする主人公エディの苦悩と葛藤がひたすらリアルに描かれる。つまりは誰もが映画みたいにそうキレイに自分を受け入れれたりするわけじゃない、ということで揺さぶられる。それは時間がかかるもの。
"普通"ってなんだ?舞台は1995年のアイルランドで、意義のある疲労感のある内容。最後は、それまで見ていてもどかしいくらいに迷っては本来の自分を否定してきていたからこそ、カミングオブエイジ青春映画として王道な気持ちよさがあった。ありのままの自分を認めてあげることから、何もない田舎町で過ごした青春時代とそこからの脱出・出ていくことという普遍的テーマにも至っていく、ロマコメからの変化球な友情モノ。
けど、あんな大きな石を背後から不意打ちの剛速球で後頭部とかに3度くらいブツけられていたら流石にヤバいだろ…と言いたくなった、冷静なツッコミ。

勝手に関連作品『たかが世界の終わり』

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とぽとぽ

4.0青春

2022年10月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

楽しい

同性愛に対して露骨に差別がある環境の中、そんな苦しみよりも、恋愛や友情を超える二人のかけがえのない愛情にホロッとした。青春がギュッと詰まっていた。

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ちーきー

2.5Dating Amber

2022年10月27日
Androidアプリから投稿

泣ける

You can just move on and live normal life. Or?

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