帰れない山のレビュー・感想・評価
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山は、父
実の息子と血の繋がらない息子。 大人になったふたりを繋いだのは、父の想いと山の存在だった。 純粋に仲睦まじい時期を送った子供時代から10数年を経て、再び友情を育むことは本来は難しいことなのかもしれない。 でも山の峰々がそんなふたりを優しく包む。 撮影に対しては、どんな過酷な状況で行われたのだろうと心配してしまうほど、360度山、山、山。BSのドキュメンタリーを見ているようだった。 山好きの方はご視聴をお勧めしたい。
深みはある
ピエトロとブルーノ 少年期からの友情を壮大な景色とともに描いた作品。 子供の頃は無邪気で楽しいが、成長するにつれて段々と複雑になっていく。 1度は疎遠になり、15年会わなかった2人だけど、大人になってピエトロの父親が亡くなったことで再会する。やはり友情は健在していて、一緒に2人の家を建てたりして、これから2人の友情がふたたび、そして長く続いていくのかなと、これで良かったと安心できるかと思えた。 厚い友情だけれども、なんか複雑。すごく重たい。 ブルーノは鳥葬を選んだってことなのかな。 エンドロールが無音だった。 無音のままエンドロールが終わるまで誰も立ち上がらなかった。感じ方はそれぞれだと思うが、それだけ深みのある映画だったのだと思う。
ポエティックで、山の景色は美しく、二人の男たちの、距離はありなが...
ポエティックで、山の景色は美しく、二人の男たちの、距離はありながら硬い友情の物語は美しい。それは、恋人への愛より大切なもの。父との記憶。山はあくまで場としてあり、父とも友とも一人でも共有されるもの。山の頂から、深い谷や広がる空が見えるとき、人はどうして震えるような感情を持つのだろう。 孤独に突き落とされながらも山を捨てなかった、そして別の山を見つけた彼に対し、それ以外の生き方を見つけられなかったもうひとりの友。人は、父や幼い時の記憶に強く繋げられる存在。
山男とハイブリッド男
トリノの育ちの11歳の少年ピエトロと、山岳地域で暮らす同い年のブルーノの友情と山への想いの話。 夏の間暮らす為に山岳地域に家を借りた両親と共にピエトロが村にやって来て、そこで暮らす少年と友情を育み、そしてピエトロの父親がブルーノの就学を支援すると言い出して…。 山を降り13歳で大人になったブルーノと、いつしか父親の想いとはすれ違い、それでいて居る場所を見出せないピエトロ。 15年の時を経て、再開してからのそれぞれの想いは、自分の思想とはかけ離れ過ぎていて腹落ちはしないものの、そういう人もいるよね…とは理解は出来るし、比べてみると自分の人生ってつまらないものなのかもとも…だからといってそうなりたいとは絶対に想わないけれど。 シチュエーションも内容も全然違うけれど、海で死ねて本望なサーファーを描いた某作品を思い出した。 ところで仏教では九山八海だと思っていたけれど、8つの山なんですね。
壮大なスケールの山々が圧巻
ベストセラーの映画化で 原作を読みたくなった。 淡々としている内容の中に 人生は高い山のように一筋縄で行かない ということを教えてくれた。 正反対の2人の青年の生き方から 色々学べた。
美しくも儚く無情に時は静かに進んでいく
スタンダードサイズの画角が見事にまでハマっていたように感じました。 最初スクリーンを見た瞬間、ワイドじゃないから映像には期待できないのかなーと思ったものの、終わってみれば内容よりも映像自体が素晴らしい作品だったと思えるような作品でした。 それにしても、山々をワイドに捉えるのではなく、縦にそびえているように映し出すこの手法は、かなりの発見なのでは─、別に新しいものではありませんが。 とにかく、構図がことごとく決まっていた印象でした。しかも、カットカットのテンポなども見事で、ゆったりとしっかりとしていながら、決して飽きることがないような絵つなぎ─、まさに時間はゆっくりと、しかしながら確実に進んでいるのだという印象を体感できる作品だったような気がします。結構な長尺でしたが、飽きることなくてじっくりと味わうことができた印象です。
山や山登り好きには堪らない映画だろうと思う。そうでもない私としては、“今日友達と遊ぶことが人生の全てだった子供の頃”を思い出させる二人の少年時代の映像が脳裏を離れない。
①「二人の青年の真の友情物語」くらいの前知識しかなく観始めたので、二人の少年時代の描写が結構長いのに最初は戸惑った。 しかし、後々青年時代の二人が登場し、15年ぶりの再会にも関わらずすぐに友情を復活させ、ピエトロの父親の言葉通りの家を二人で建て、その後も付かず離れずの友情が続く中で、その少年時代の二人の姿が常に脳裏に甦って、二人の友情の始まりを確認しつつ現在の友情を再確認する。 恐らく、この効果を狙って少年時代の描写を丹念に長く撮ったのだろうか、と思える。 私としては、何の打算も思惑もなく、ただただ一緒にいて楽しく気が合うから友達となって遊んだ幼い日々が思い起こされて懐かしかった。いま現在、その頃の友達たちの中でピエトロとブルーノみたいにいまだに友情を育んでいる友達はいないけれども。 ②映画の殆どのシーンはイタリア北部の山岳地帯である。街(トリノ)のシーンは数える程しかない。どうも山は忙しない下界とは違う時間の流れ方をしているようだ。 後年ピエトロが訪れるネパールもカトマンズのような都会ではなく山岳地帯である。 ほぼ2時間強、雄大な山々の威容と同じく映画も悠々としたスピードで進行していくが、もしそういう山で流れる時間も計算に入れた演出の工夫としたら大したもの。 ③
風景と建物が美しい。。
1日の時間や季節の中で、様々に移ろいゆく山の景色が美しい。その中で変わらぬ友情、家族の葛藤、人生をどう生きるかの悩みが凝縮されているようでした(自分の居場所を見失いがちな私に、突き刺さる台詞もたくさんありました💦)。 子ども時代の二人がとても生き生きしていて、素敵でしたね!「なんて幸せな1日だった。」と言って寝床につけることの幸福感。人生もこうありたいものですが‥。
ふるさとは遠くにありて思うもの
144分とすこし長めの映画で、お客さんの年齢層は見た感じ60歳前後と高めでしたので、みなさんお手洗いは大丈夫かな?と心配してしまいました。 わたしの見たところでは、上映中にお二人がお手洗いに行ったみたいでした…。 原作の小説があるみたいです。 長い割には、話の展開が唐突に思えるところが何回かありました。 小説ではどう描いていたかはわかりませんが、そのあたりはこちらで補正しながらみていました。 スペシャリストとゼネラリスト どっちが幸せに近づけるんだろうか? そんなことを考えてしまいました。 ブルーノの自然人としての「純度」は結局、誰も幸せにしてないけど、ブルーノ自身の最期は共感できる部分もあります。 あの植え替えた木は冒頭のショットの木なのだろうか?
山の民への憧れが幾つになっても若過ぎて無惨だった。
イタリアの作家パオロ・コニェッティの世界的ベストセラー小説を映画化。 2022年・第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した大人の青春映画。 北イタリア、モンテ・ローザ山麓の過疎となった村。 それゆえに美しい村での生活に翻弄された人達が、 現実を見失うほど山活は魅力的なのだが… だが、かって174人いた村民が今では14人となるほど喰っていけない、 そのことを一番よく知っているのが二人の父親なのだ。 そんな親達の軌跡を若い二人には見えない。 そんな中でピエトロの父が選んだ人生こそ賢明であったことが最後まで見えない、 見えていないことがこの映画が分かり難いところではないか… しみじみ、 山への敬愛を愚息に理解されずに60半ばで過労死で亡くなったことが痛ましい。 それは、 この映画に出てきた者の中で一番山を愛していたと言うことだ。 ^^ 山を愛する両親と休暇を過ごしに来た都会育ちの繊細な少年ピエトロは、 同じ年の牛飼いの少年ブルーノと出会い、一緒に大自然の中を駆け巡る中で親交を深めていく。 しかし思春期に突入したピエトロは父に反抗し、家族や山と距離を置いてしまう。 時は流れ、父の悲報を受けて村を訪れたピエトロは、ブルーノと再会を果たす。 ^^
途中でなかだるみするけど、 結局はとても良かった 人をいつくしみ、...
途中でなかだるみするけど、 結局はとても良かった 人をいつくしみ、 山をいつくしむ映画 壮大感と切なさが残る
【”山の民として生きる。”雄大なヨーロッパアルプスの山脈を背景に、都会育ちの少年と牛飼いの少年の交流を描いた作品。父との齟齬、酪農家の経済的苦境を絡め、生と死を様々な角度で描いた作品でもある。】
■北イタリアのトリノに住むピエトロはある夏休みに、山を愛する父と母と共に山麓の村で過ごす。村は道路開通により寂れてはいたが、同じ年の野性味あふれるブルーノと出会い、仲良くなる。
その後、二人は都会と山裾の村に住む二人は疎遠になるが、ピエトロの父の死をきっかけに30歳を過ぎて再会し、父の望みであった”山の家”を共に建てる事になる。
◆感想
・序盤の、ピエトロとブルーノがピエトロの父に連れられてアルプスに登るシーンから、カメラが捉える山脈の美しさに圧倒される。
更に、危険な雪渓のクレヴァスを乗り越えるシーンもハラハラしながら鑑賞。
ー 明らかに高山病に罹っているピエトロのフラフラと歩く姿。お父さん!山のリーダーはメンバーの体調に留意しないといけないよ!
そして、それが切っ掛けで、ピエトロは青年になっても、父からの誘いを拒否し、山には登らなくなってしまうのである。-
・ピエトロと父の確執。ブルーノと父の劇中では描かれない確執。そして、ピエトロの父は突然亡くなる。
ー それまで、定職にも付かず生きて来たピエトロは、久しぶりにブルーノと会い、自らの父がブルーノに託していた”山の家”を共に建てる事になる。
更に、ブルーノが屡々、父に色々と相談していた事も知るのである。
そして、ブルーノは職人として生き方を決めている事も知るのである。-
■二人が、夏場に眺めの良い斜面に石造りの”山の家”を作るシーンは楽しい。そして、且つて二人が遊んだ山中の湖を”こんなに小さかったか?”と言いながら泳ぐシーンも素敵である。
そして、ピエトロの友人達が”山の家”に来た時に話題となる”鳥葬”の件。
・ピエトロが自分の生き方を模索するために、頻繁にヒマラヤ山脈の麓の村を訪れるシーンも個人的に楽しい。お金の無い中、ヒマラヤ山脈には時折出かけていたからである。貧しくとも表情豊かなネパールの民。
・そして、ピエトロはブルーノに促され、独りアルプスの山々を歩く。そして頂にある金属箱のメモ帳の中に記された父の言葉を読み取るのである。
ー 少し、沁みる。普段は厳しい都会での仕事をこなしながら父の唯一の愉しみは登山だったのである。-
・一方、ブルーノも拘りチーズ製造を始め、順調に生活が進んでいると思ったが・・。妻になったラーラとの資金繰りについて口論するシーン。
ー 日本でもそうだが、山の暮らしは経済的には厳しいらしい。一時期、田舎移住が流行った事があるが、殆どの人が挫折した、と南アルプスの小屋番の方から聞いたことが有る。自然の厳しさもその一つであろう。-
・ラーラと娘を麓のピエトロの母に預け、独りで山中で生活するブルーノ。だが、大雪が降った際に駆け付けたレスキュー隊が小屋に入るも彼の姿はない。
ー ブルーノは独りで、山に抱かれたのであろう。そして雪が解けた時には、望んだ”鳥葬”されるのであろう。ー
<今作は、対照的な少年二人の友情と成長を基に、父との齟齬、自然と酪農家の生活、生と死をテーマを様々な角度から描いた作品なのである。>
スタンダードサイズ
ゴールデン・ウィーク中日(なかび)の新宿ピカデリー午前中回、少し遅れで開場時間の5分過ぎに着いた時のロビーはそれほど混んでいなかったものの、それは単純に番組のタイミングだったのかもしれません。基本、チケットは割と早めにオンラインで買う私ですが、本作、公開館数が少ないとはいえ意外な客入りに若干驚きました。由来の通りの「黄金週間」、いよいよ映画館にも本格的にお客さんが戻ってきたのかもしれません。 さて本作ですが、イタリアの作家パオロ・コニェッティの自伝的小説の映画化であり、脚本もいい意味で小説っぽさを残しています。語られていることは「人生」であって、言ってみれば日常(生活)の連続で特別なわけではありません。しかしながら雄大な山々を相手に躍動的に遊ぶピエトロ(ペリオ)とブルーノの少年時代。(ピエトロの)父の死を機に再会し、二人で建てる石壁の家。そして、それぞれの道へ進みつつも二人にとって重要な場所である山。更には山を通して亡き父を想うピエトロなど、その美しい風景を大きなスクリーンで観る意味は大きいです。ただ、映画が始まってすぐに気づいてやや意外に思えたのは、アスペクト比がスタンダードサイズと言われる横縦比1.33:1(4:3)を採用している部分でした。でも観始めると、焦点であるべきはやはり人であって、その背景に気を取られ過ぎずにしっかりと物語が入ってきます。そしてそのせいか、久しぶりに(まだ未読である)原作を読んでみたいと思える映画でした。そういった意味でも、家庭用のテレビではより小さめなサイズになってしまうことを考えると、劇場で観なければ作品の良さが伝わり切れない気がします。 お国柄関係なく、男性の方がどうも夢見がちなのかもしれませんが、そこに「山」なんてロマンティック要素たっぷりな背景が絡んでくると、ついつい拗らせたり惑ったり。自分は山なんて殆ど縁遠いにも関わらず「何か解るよ」と思ったり、或いは思いたかったり? 異国の風景を通して、いつしか自分を省みながら郷愁を覚える、そんな作品です。良作。
まっすぐな友情に父息子愛
山がとても大きな役割を持つ映画で知らないことが沢山あって新鮮だった。山の映像が本当に美しかった。画面が縦長のような感じで視野に全てが入り、太陽によって色を変えるモンテ・ローザが必ず背景、前景に登場人物という構図が気持ちよかった。人間が大きく見えるが実はどれだけ人間が小さいかも映る。湖の水の色が吸い込まれそうに美しい。完璧でずっと眺めていたい映像だった。 地図、等高線を読む、用意周到にそして無理をしない。父親が登ったところに線、更にピエトロの線、更にブルーノの線が、それぞれ色を違えて地図に引かれていく。途中からピエトロの線は増えない。父親への反抗心と反抗期。父親の死をきっかけに20年近くたって山に戻り、ブルーノと二度目の、今度は長い再会を果たす。自分の不在の間にブルーノを二人目の息子のように接し共に山に登っていた父。父親とブルーノの線を追いかけて、途中から増えなかった自分の線を確実に引くべく山に登る。そして父親が埋めたメッセージ(ケルンにこういうの埋めるの知らなかった)を読む。自分と初めて登山した時の父の喜び、ブルーノと父が一緒だったことがわかるメッセージ。 父の残した願い通りに山小屋を建てるブルーノとピエトロ。子どもの時に一緒に飛び込んで泳いだ湖はこんなに小さかったのか、ブルーノは職人マエストロだから着実に家を建てていく。「石」(= ピエトロ)の意味の方言「ベリオ!」とピエトロを大声で呼ぶブルーノには喜びが溢れていた。 ピエトロの母親のおかげで本を読めるようになったブルーノは全てが上手くいかなくなったとき、「言葉が貧しいと思考も貧しくなる」と述べる。ブルーノもよく本を手にする大人になっている。そのブルーノは自分にはない、ピエトロの言葉や思考の力やとらわれずに動く自由さに憧れる。一方でピエトロは、父親に向かって心の中で言う。「父さんの息子の一人、ブルーノは行くべき道をちゃんと見つけたよ。もう一人の息子、僕はまだ何も見つけていないけど」。都会の子のピエトロは高原病で氷河の合間を飛んで渡れなくて具合が悪くなってしまう。ブルーノは山の男の子、逞しくて自由でいいなとピエトロは憧れただろう。そのピエトロがネパールに行きヒマラヤを含めて色んな山を登る人になる。 上に書いたのは時系列もバラバラで同時に起きたことではない。でも友達との関係はこんな感じなんだと思う。友達に何かを感じたり気がつくのは同時でなく、相手より少し遅れたり早かったり。羨ましく思ったり憧れたり疎ましかったり側に居て欲しかったり。 舞台のヴァル・ダオスタ州は最北西、イタリアで一番小さい州。イタリアのお尻とか言われているらしい。でもそんなイタリアのはじっこに、モンテ・ローザをはじめとして美しく荘厳な山々が肩を並べている。イタリアの多様性は半端じゃない。そして鳥葬。 おまけ この映画で映った山々のほんの少しでも見たいと思いヴァル・ダオスタ州の街、アオスタに(ほんの数日のイタリア滞在中に)日帰りで行った。可愛らしい小さな街アオスタからどこを向いてもキリリとした山が見えてアルプスの雰囲気に浸れた。一方でこんな端っこの街にも劇場跡、延々と続く地下の石柱廊があり古代ローマの拡大願望と力に驚いた。(2023.9.)
須弥山と8つの山と
「ネパールの人々の世界は8つの山と8つの海に囲まれている。そして彼らの世界の中心には須弥山というとても高い山がある。そこで質問だ。8つの山を巡る者と須弥山を登る者、多くを学ぶのはどちらだろう?」 イタリアの小さな村。ここで生命が生まれ、恋が芽生え、始まりも終わりも大地に包まれてきた。よく笑い、よく食べ、よく遊ぶ...私たちが忘れてしまった素敵な物語。人生のすべてがそこにある...と言いたかったが... 終始静かに話が進む中で、最後にあまりにも重い何かを突きつけてきた。 元来、人間の生はこの作品の中で描かれているようなものだったのだろう。しかし時が経ち、人々は元々繋がっていた世界を切り分けてしまった。 何の脈絡もなく気持ち早めに物語が展開するように映るが、これは全て布石。最後に全部回収する。 原題はLE OTTO MONTAGNEであり、邦題はやや本作のテーマを曇らせてしまっている感が否めないが、当たらずとも遠からずというところだろう。 別に本作を観たから、「現代人は間違っている、文明ではなく自然に戻ろう」などと叫ぶつもりはないし、都会から離れてスローライフを…ということもないです。あまりにも時が経ち過ぎたのです。もう元には戻れません。私たちにとっては、元来の人類の営みこそが「帰れない山」なのです。
山は裏切らない
「俺は山に裏切られたことはない」
言葉にすると意味不明な言葉だが、最後にその意味ははっきりする
鳥葬を選び最後まで山の男として生きたブルーノ
父の意思、友人の意志を残された者の中心に据えた生き方は、永久にその回りを浮遊していくしかないのか?
悲しいがそのことが、人生の理である以上仕方がないのだ。久しぶりにストーリーに引き込まれる映画でした。
イタリア山岳地帯の壮大な自然。父親への確執と2人の少年の生き様❗️ただ寝てしまう😪率も高いから要注意
大人の映画です。 都会の少年ピエトロ 山に連れて行くエンジニアの父、現地の朴訥な少年ブルーノ この3人の人間模様、反抗期、逆に親に見放され教育機会もない青年 と北イタリア 一部ヒマラヤの壮大な自然が全て 素晴らしい景観、ストーリーもこなれてる のだが いかんせん 芸術派 でないワシには 展開が遅く 断続的に眠ってしまったズラ😪 でも自然は素晴らしいヨ、山岳地帯 キレットというか氷河というか雪山の亀裂 実の息子ピエトロ都会派 越えられず 野生児ブルーノ楽々超える それがのちの都会派親子の確執になる。反抗期 31歳で父親死ぬまで その代わり、家族から見放されている現地人の野生児ブルーノにアレコレ便宜を図ってた 31歳で宙ぶらりんの都会派ピエトロ、やっと父の思いを知り、山小屋建設2人で・・・ という感じ。ネタバレというより、この程度の情報は事前に入れといた方が楽しめる。 とにかく山岳地帯の大自然⛰️と父子、友達の生き様 の骨太だが静かな作品 細かいストーリーはどうでもよろしの壮大な作品。 道を切り開く青年と 不器用土着故に・・ ということで商業ベースで言うと、昔ながらの酪農、製法も少なくなってると有料パンフの受け売り。 有料パンフの中の袋付きの手紙✉️入ってた 東京MERの豪快ポスター挿入版よりも味がありました。 ただ、😪眠ることだけは用心!ある程度予習ネタバレもよし。展開の作品 ではなく リアルタイムで感じる作品だから。
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