MEMORY メモリーのレビュー・感想・評価
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お爺ちゃんにびっくり!
リーアムものは全部同じなので(それ自体は悪いことでは無いけど)最近ご無沙汰してたが、予告編を見て久々にトライ。
かなりお爺ちゃんになっててびっくりだが、あれってもちろん演技だよね。
内容は矛盾点がいくつかあって、気になったし、結局誰が悪いんだ?と思いつつも、意外な結末がちょっと好きでした。
アルツハイマーの殺し屋
リーアム兄さんって長身で華があるんだけど、不器用そうだし覇気が感じられないし動きが緩慢だしであまり好きな俳優さんではないのだが、アルツハイマーで老齢の引退したい殺し屋役と言うのはイメージにぴったりでハマり役。
忘れないように腕にメモを書くのは「メメント」で全身タトゥー版をやってた共演のガイ・ピアースが先輩であるw。
ラストは正直言って驚いたが、動機があまりにも弱すぎで説得力に欠ける。
モニカ・ベルッチもだいぶお年を召されて美しさよりラスボス感の方が増して貫禄が半端なかったが、屋敷のセキュリティは一体どうなってたんだろうか。
麻薬カルテルとかでよく見るメキシコの犯罪組織って、一回でも裏切ると世界中のどこに逃げてもいろんな追っ手が現れ必ず抹殺しようとする、そういう怖さをもっと出しても良かったのかなあと思った。
今回はちょっと強い
今回のリーアムは殺し屋役。ターゲットの子供を殺せない!から始まる、ある意味ベタベタなB級展開なのだが、異色な点は彼がアルツハイマーを患っている点。(病気で弱ってる)弱ってるけど、どこか迫力があるリーアムさん。
アルツハイマーという設定をうまく活かした展開もあるが、なんかモヤっとした終わり方だったなあ。刑事さん、今までの経験から何も学んでないの?
ガイ・ピアース久しぶりに観たので誰かわからんかったよ笑
孤狼
68本目。
孤狼、孤老、銀老、銀狼。
スクリーンで観る、リーアム・ニーソンのイメージ。
年老いても、アクション観られるのは嬉しい限り。
メモリーって、そう言う事かとは思ったけど、正直そこまで、印象に残る感じではないかな。
Mr.Forget
子供はターゲットにしないという信念を持つ殺し屋が、殺された少女の仇を討つ話。
認知症を発症し引退を決めるも、押し切られて最後の仕事をすることに決めたが、ターゲットの1人が少女であったことから仕事を降りて巻き起こって行くストーリー。
後々それが問題だったのね…とはなるけれど、序盤から30分ぐらい、何故少女や父親が狙われているのかや、依頼主との関係が判り難いし、まどろっこしい。
一応人身売買だとか少女売春とかそういうことで、FBIのおっちゃんとのやり取りはガチだったのね。
主人公の設定も認知症ということだけど、少し物忘れが酷いぐらいだし、都合よく忘れるしwという程度でそれを謳い文句みたいにするなのは都合が良過ぎる様な。
とはいえ、組織を裏切り信念に基づき突き進むアレックスは男前だし、格闘に銃撃に見応えあるし、そして悲哀もあるし。
そういえば他にも病気の設定が唐突に載っかって来たけど…それはご愛嬌。
ちょっとリアリティには欠ける物語だし、もうちょい導入部分でハッキリさせて欲しかったけれど、エンタメとしてとても面白かったからまあ良いかw
そういえば、弾丸を発射した銃を特定するのは弾道試験じゃなくて線条痕の鑑定ですね。
ニーソン無双
アルツハイマーによる記憶障害を抱えた殺し屋をリーアム・ニーソンが演じるアクションサスペンス。
メキシコとの国境の街エルパソを舞台に、少女殺しを依頼してきた人身売買組織にニーソン叔父貴の怒りが炸裂する。
もう70近いのに相変わらずのグッドシェイプで、華麗にアクションを繰り広げるニーソンはホントにスゴい。
スゴいといえば人身売買組織のラスボスを演じたモニカ・ベルッチも、60近くであの美貌をキープしてるのは化け物じみている。
アルツハイマーの設定が驚くほど活用されていない
何のためのアルツハイマーだったのか?
記憶を失うことや、記憶が混濁することによって生まれるはずのサスペンスが、まったく描かれていないのはどうしたことか?
どうせ、敵と対峙するような緊迫した場面で、「お前は誰だ?私は何をやっているんだ?」みたいな状況になって、ハラハラさせるんだろうなと思っていたのだが、そんなベタなシーンすら出てこない。
子供と一緒に写っている写真から、主人公が子供を失っているらしいことは分かるのだが、そのことについての説明がないため、冷徹な殺し屋が、ターゲットが子供であるという理由だけで組織を裏切り、依頼主まで殺してしまうという展開には不自然さを感じざるを得ない。
そもそも、交渉の道具としての価値を失ったUSBを、なぜもっと早く警察に渡さなかったのかという疑問が残るし、USBを小分けにした意味も分からない。
こうなった以上は、実は、観客が認識していたことと現実はまったく異なっていて、「少女を殺したのは主人公だった」みたいなドンデン返しが用意されているのかもしれないとも期待したが、それも完全な肩透かしだった。
ガイ・ピアーズが活躍している分、記憶を巡る優れたサスペンスだった「メメント」との違いが際立ってしまったのは、皮肉としか言いようがない。
若々しいし力強いアクション!
アクション映画と言えばド派手で最高!子供は殺さないし、腕に忘れないように書いておく辺りが、何だか憎めない殺し屋。リーアム ニーソン若々しいし力強いアクション!大変面白かったです。
記憶というよりUSB
アルツハイマーの設定がいまいち。
リアルなのかもしれないが、もう少しぶっ飛んだ忘れ方を期待していたので物足りなさを感じました。
忘れっぽさならウチの部下の方が勝ってます。
こういうラストは好きなので、プラス0.5。
リーアム強えぇ!
アルツハイマー型認知症の殺し屋の物語。マイケル・キートンの新作も待っているらしい。『手紙は憶えている』(2016年 アトム・エゴヤン監督)の秀逸な逆転劇に驚いた記憶がある。本作はちょいと『メメント』(2000年 クリストファー・ノーラン監督)的な展開かなと期待したが、ちょいと残念。しかし結末は、やや溜飲が下がった。
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