「そこまで言うほどひどくはないけど、でも人は選ぶ感じ。90分でさくっとみる分には。」炎の少女チャーリー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
そこまで言うほどひどくはないけど、でも人は選ぶ感じ。90分でさくっとみる分には。
今年178本目(合計454本目/今月(2022年6月度)25本目)。
※ 「6か月で200本」というのはなかなか厳しい目標ですねぇ…(1日1本のペースでは無理…)
さてこちらの作品。
決して組織票ではないと思うのですが、「それほど」ひどくはないかなぁ…という印象です。今週はそもそも「plan 75」が(個人的に)怒り枠なので(この映画のごとく、炎が出そう…)、それに比べればまぁどれも相対的に評価は上がるのは仕方がないところです。
詳細は他の方が大半書かれている上に90分と短く、しかも原作小説もあるということなので(かつ、ストーリーも比較的一本道で何を書こうがネタバレになってしまう…)、他の方のを見てください。
個人的には、まぁそこそこの低予算で作られたのだろうな、という印象は受けました。そりゃ、文化庁のなんとか補助金枠とか(plan 75にさらに怒りがわく…)、他国の同じような制度にそったものでもなければ、まして有名どころの作品の続編でもない、というものなので、そこは仕方がないところです。とはいっても、B級映画というほどではなく、どうみてもA-扱いくらいかなぁ…というところです。
また、なぜかしら妙な言い回しの日本語字幕が多いです(日本語としては間違っていないが、字幕としてみる分には、一定の国語力を要求される)。またこの2021~2022の作品ですのでITの話などもちらちら登場するので、パソコンのパの字も嫌い、だとちょっときついかな、というところです(一部のセリフの意味がわからなくなる)。
とはいっても、90分でさくっとみる分には十分だし、英語の聞き取りも易しいほうなので迷ったら対抗以上かな…という気がします(少なくとも、「大怪獣~」のような平均評価のレベルとは到底思えない)。
採点は下記を参考にしています。
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(減点0.3) ストーリー自体はわかりやすいし、ここの特集・予告などからすっと入っていける展開でもあり、またかつ90分という長さなので、そうそうひねりもなく、すかっと見ることができますが、それは逆にいえば「単調過ぎる」ことも意味します。
また、この映画の一つのテーマは「炎」ですが(あるいは、火炎放射、自然発火、などともいえうる)、この「火・炎の描写」が、どうしてもチープに感じられた(ちょっと技術としては古い?)のは残念でした。
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(▼おまけ/字幕にあらわれる英文法のお話)
・ 「ちょっと静かにしててね」の部分は Be quiet. です。
あまり意識しませんが、命令文で、Be+形容詞の形をとる場合、それが「実現可能」でなければならない、という英文法上のルールがあります。ですから、Be tall「(身長を)高くしなさい」のように理論的に実現不可能なような命令文は作れません。
案外こういったところ、見逃しがちです(このご時世、英検もTOEICも抽選制だったりするので、映画で英語力を維持・発展させるのって大切なのですよね)。