NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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面白かったすごく快感
大きい映画館で見るべき映画でしたが、タブレット視聴で勿体なかったかも。
話の筋も全体的な雰囲気もやり過ぎないグロさもちょうど楽に見られるものでした。
みんな何かしら突き抜けたい気持ちや何者かになりたい気持ちを抱えていて、空の化け物と出会ったことで変化していくんだけど、遊園地の元子役さんも、カメラマンのおじいさんも、主人公もその妹も、わたしにはその気持ちがなんとなくわかり、オプラに会おう!!それで良い!!と思ったし、お父さんの死を主人公が、こうやって乗り越えて行くのも理解できたし、元子役のギリギリ自分が助かるようなあの体験への興奮を求めてしまうのもわかるし、何よりもカメラマンのおじいさんのもっと欲しい!!!がわかりすぎるし、馬鹿すぎて、人間って結局なんなんだろうって思ったけど、何者かになろうとちゃんと向き合ってもがく人は報われてくれて、最後にスッキリした。前の作品でも思ったけど、サスペンスホラー的な作品なのに鑑賞後の気分が悪くないので、この監督さん好きだなと思いました!
現代ホラー映画の騎手‼️
アリ・アスターの作品は優れているとは思うけど肌に合わない私にとって、ジョーダンピールこそ現代ホラー映画のマスター‼️ホラー映画のみならず21世紀を代表する傑作「ゲットアウト」、第2作「アス」、そして今作とハズレ無しの秀作群を届けてくれて嬉しくなります。特に今作はホラーというよりは、西部劇を思わせるアメリカの片田舎を舞台にしたSFサスペンス・スペクタクル・スリラー版 "未知との遭遇"といった趣きの作品で、より万人向けの作品になっていると思います。
風刺を抜きにしても楽しめる怪作
観終わった後で「この作品は風刺を利かせてるんだよ」というレビューを散見して「なるほど、そういう観点はなかったなぁ」と唸らされた。
とはいえ、カリフォルニアの広い空とそこに現れるUAP(と最近は呼ぶとかなんとか)、荒野を疾走する馬やバイクの映像美だけでも観る価値あり。
ただ、これもあちこちで言及されてるとおり、この映像を心から堪能するならばやはりIMAXでの観賞は必須でしょう。
後日に円盤でも観て、それでも楽しめたけど、あの飲み込まれるような、まるでその場にいるような臨場感はとても敵わない。
年に1回くらい短期間でいいのでリバイバル上映してくれないものか。>グラシネさん
中盤以降、盛り上がる映画でした
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時には鑑賞を逃してしまいましたが、最近、動画配信が始まったので、鑑賞してみることにしました。
【率直な感想】
<原題の意味>
原題の「NOPE」は、「NO」のスラング的な表現で、強い否定を表わすとされています。
本作品での使い方はというと、「こんなのイヤだ、あり得ない」といったところでしょうか。
<本当に、イヤなものでした>
牧場経営の主人公たちの住む田舎町の上空に浮かぶ雲の中に、未確認飛行物体UFOと思われる何かがあることが分かります。
どうやら、飼っていた馬を攫っていったらしい。
主人公たちは動画撮影を通してその正体に迫ろうとするが…。
物語の前半は、正直なところ、平板な感じでした。
面白くなるのは、中盤以降、牧場に隣接するテーマパークで、大事件が発生してから。
ここからは、このUFOらしき物体の正体は何かという点で、物語に引き込まれていきました。
その正体は、本当に、「こんなのイヤだ、あり得ない」だったところが、大変に面白く感じています。
<映画へのオマージュ>
作中、世界初の映画は、数分間の「疾走する馬」だったことが語られます。
主人公たちは牧場経営しており、何頭かの馬が登場します。
そして、主人公たちが馬に騎乗し、疾走するシーンもある。
つまり、本作品は、全体を通して、映画そのものへのオマージュを捧げていると言えるかもしれません。
【全体評価】
内容としての新鮮味はあまりないけれど、これまで観たことのないSF作品であることは間違いなく、一見の価値ありの作品であったと思います。
面白かった!…けど
本作は面白い映画でした。
…けど思ってた映画と違う!
予告ではミステリやサスペンスっぽい感じで紹介されてたので
そんな感じの映画なのかな?と思っていました。
全然違いました。
でも面白かったです。
面白い。けど前半はちょっと辛抱。
面白かった。
けど前半はゆっくりすぎるかなーという話の進み方。妹のキャラも前半はあまり好きになれなかった。
後半、未確認物体が正体を現してきたところで、「逃げよう!」でも「やっつけよう!」でもなく「撮影しよう!」になるのがナナメで面白い。
こういう映画は最近は生存キャラが主人公オンリーになることが減ってきているので、今回は誰が生き残るかと思ったらナルホドって感じである意味納得。
ちょっと残念なのは、物語に込められた深い意図を考えながら観ないとチンパンジーのエピソードとの繋がりが見えなくなる点かな。
地味に良かったのは、4人が夕食をほとんど平らげていたっぽい点。映画やドラマでほとんど食べていないのにご馳走様言うのが意味わからんと思うタチなので。
新説か!?
不気味でした。地球外にいそうです。人ではなく、動物だったのが幸いだったのかもしれません。
ウォーキングデッド以来のスティーヴン・ユァンでした。元気そうで何よりです。
最近では地球外生命体関連の映画が減り、イメージしつくされた感があります。こういった新たな視点の映画が増えることを願っています。
風刺はいいが、それなら正面から勝負してほしかった
風刺や、細かい作り込みについては、「丁寧に作ってあるなあ」と確かに感心します。
技術的なところでも、アマプラで観たので貧弱な視聴環境でしたが、それでも音響や、だだっ広い土地や空の描写など、すごいなあと素直に感心しました。
ただ、それらの細部や仕掛けが映画の面白さや感動につながっているかというと、うーん・・という気がします。
よく解説されている、見る/見られる関係についての風刺的な描写はそうなのでしょうが、それがホラー映画として怖さのプラスになっている訳では無い気がします。
怖いといえば、かえって補助的なエピソードであるチンパンジーの暴走シーンの方が怖かったかも・・。
「風刺が効いている」で終わるのではなく、それを正面から恐怖として描いてほしかったと個人的には思いました。
後半は完全に単なるバケモノ退治で、全然怖くなかったので。
エヴァやAKIRAへのオマージュもありますが、個人的には、そういう小ネタより本体で楽しみたい!派なので、あまり響きませんでした。
でも雑な部分は全く無い映画で、この監督の他の映画も観てみたいと思いました。
多少のネタバレを受けてても楽しめた
牧場を経営する父の死後、OJは牧場を引き継ぐが維持もままならないほど経営は傾いていき…。
ジョーダン・ピール監督作。多少のネタバレを知ってしまった状態で鑑賞したものの、想像の斜め上の展開だったため中盤付近は引き込まれた。終盤はスッキリとしないためやや不満でした。
前作2作とはテイストが違う
「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール監督の作品
この2作とは違ったテイストでした。
でも根底にあるテーマはやっぱり人種差別です。
映画史における黒人の役割を考えさせられました。
また観る側と観られる側の立場による違いや
馬を効果的に使ってストーリー展開していくことなど
ジョーダン・ピールは難しくひねりを効かせていました。
監督が伝えたいことについての理解が評価を分ける
この作品を鑑賞している最中、「この演出には意味があるんだろうけど意図がはっきりわからない」と感じるシーンが何箇所もあり、「わかる人には楽しめる作品なんだろう」と感じながら鑑賞していた。私は鑑賞後に批評サイトでそれらの演出の意図がようやく分かったが、鑑賞中にそうした意図・構造が読み取れた人にとってはとても評価の高い作品になるのだろうし、そうでない人にはいまいちピンと来ないまま、単に大規模なSFホラー作品として楽しむだけになってしまうのだろう。
これは面白い
プライム・ビデオ鑑賞
ジョーダン・ピールのパニックホラームービー。
これは面白い。彼らしくそのワンアイディアが秀逸です。
地球外生命体を扱い、ここまでリアルを感じる作品があったろうかと思うくらい。
それと演出がうまいですね。緊張感がずっと継続しており、各章刻みにしているのもうまい。
冒頭からキーワードとしているラッキーの使い方もうまいと思います。
終盤第二形態になったのはよくわからなかったのですが、使徒っぽくて良かったですね。というかモロ使徒です。
あと「AKIRA」 金田のスライドブレーキも出てきて、ここら辺もオマージュがみられます。
最後には兄弟の絆と勇気により、一気に全ての勝利を掴み取る。
「ゲットアウト」もそうでしたが、最後の落とし方が少し荒い気がしましたねw
それでも全体的に倒しめましたし、これはスクリーンで観たかった作品です。
訳が分からなかったほうが幸せな映画だが、訳が分かるようになりたい
非常に良くできた映画で、社会批判と現代消費社会への警鐘をしつつエンタメSFに仕上げている。しかし問題なのは普通に視聴するだけだと訳が分からないUFO映画に映ってしまうところ。だがそれこそがこの映画のすごいところなので、そこを評価しろと言ってもそれは無理なので星3くらいの評価に落ち着くのは妥当といえば妥当かもしれない。
今の世の中、様々なものが話題になっては消費されて消えていく。この消費者は視聴者たる我々なのだが、それは無意識に他人を食い物にしていることにほかならず、それはまさにこの映画の「謎の飛行生命体」そのものなのだ。それに挑むのは、名のない、なんなら意図的に食いつぶされてきた有色人種の人々であり、アウトローなカメラマンだ。
言ってしまえば、この映画は「消費する側が暗喩された謎の生命体が、消費社会で食い潰される人々を食い荒らす様を、消費者である視聴者が眺める映画」なのであり大変に気色が悪い。趣味が悪いと言ってもいいかもしれない。この、映画を見ている観客そのものを皮肉る手法は「ジョーカー」でも使われており、少なからず影響があるのかもしれない。
ただの訳分からん映画としか感じなかったのならば、そのほうがきっと幸せなのだが、それに対して無関心でいたいとも思わず、気色の悪さを噛み締めながら、今の社会を生きていかなければならないのだろう。
やっぱりこの監督は合わないのかな。
前二作品に比べたら分かりやすい気がしました。
この監督が評価を受けるのはなんとなくですが分かりますし納得です。
でもなんかどの映画も難しい解釈にとられるようなリードを出しすぎて、しんどい感じになっちゃいます。
雰囲気感じたのはこの作品は前作ファンで賛否両論なんだろうなということです。
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