NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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評論子には刺さらなかったけど…
映画っていうのは、なんの映画でもそうなのですけれども。
いわゆる知的思考の生産物なのですから、映画というものは。
観客の側でも、その知的思考(価値観とか世界観とか)を作品に反映してしまうことは、やむを得ないことなのだと思います。評論子は。
そして、監督の知的思考と観客のそれとがビッタリと当てはまったときに、「この映画は面白かった」「あっという間のエンドロールだった」と、観客に「刺さる」のではないかと思います。
そういう点から言うと、残念ながら、評論子の場合は、本作のジョーダン・ピール監督の知的思考を、充分には咀嚼(そしゃく)できなかったのだろうと思います。
そんな、残念な評になってしまった今回のですけれども。
同監督の他作品を観て、また他の監督さんの手になるホラー映画というジャンルの(実は、評論子はあまり観ない分野の作品)を観ていくうちに、その醍醐味に気がつくようになるのかも知れません。
以上の次第で評論子には残念ながら「刺さらなかった」一本なのではありますけれども。
しかし、評論子の鑑賞能力にはまだまだ、まだまだ「伸びしろ」があることを教えてくれた一本として、良作の評価としておきたいと思います。
(いつの日にか、本作を秀作と評する日が来ることを期する意味で。)
(追記)
レビュアーたなかなかなかさんの「映画は未知のものを映し出すことにより、その真相を白日の元に晒す」という指摘には、言い得て妙というのか、「なるほど、そうだったんだ。」と、感心することしきりでした。
確かに、そのとおりだど思います。
映画は、ファンタジーを描いていた頃から、人々の願望や空想(理想)の中にあるものを描いて「白日の下に晒していた」わけですし、その後は社会の背後にある実相を隠すところなく描き出すことで「白日の下に晒してきた」とも言えると思います(いわゆるアメリカン・ニュー・シネマの潮流)。
(につかつロマンポルノが、世の男性諸氏が常日ごろ見たがっているものを「白日の下に晒す」から、下心ありありの野郎どもが大挙して、その系統の映画館に押しかけるという例を引くまでもなく。)
おかげさまで、これからも、その作品が「白日の下に晒す」真実や愛や哀しみや歓び、善や悪などを見つめながら、永く映画鑑賞を趣味としていけるとも、改めて実感しました。
本作についての的確なレビューて、そのことに思いを致してもらったことに、厚く感謝して、たなかなかなかさんのハンドルネームを記(しる)して、お礼に代えたいと思います。
ホラーということを忘れてたら大変なことになった件
待望の個人的・初ジョーダンピール監督作品の鑑賞。情報をシャットアウトしたフライヤーしか見たことなかったので、もう最初から最後まで惹かれっぱなし。ナニコレよ。そしてその清々しさ。映画の面白さをくすぐってくる、良いホラーだった。
だってほら、NOPE=無理!とか、いや!みたいなカジュアル英語って聞いていて。そこのリードに引っ張られすぎて、ホラーであることを割と忘れて観ていた。ただ、そんな怠惰な自分をすぐに殴ってくる。序盤からチンパンジーが荒らし、心をすり減らしてくる。話の輪郭を次第に映しつつ、コトの重大さを突き付けられたられた時にはもう…無理。
とはいえ、入口から想像もつかない出口にブワッと心が掴まれた。IMAXが出てくる意味や電動化における細やかな皮肉も感じる。ホラーのトーンをバイオレンスにもアンチテーゼにも触れるのは洋画ホラーの視点の上手さだなと思う。もはや、大人が追いかけている青春にさえ見えてくるのは、何なのか…。笑
情報を遮断することで出会える発見も多い。ジョーダンピール監督がホラーを撮ることをあまり意識していなかったからこその衝動もあったと思う。いやぁ、雨の日に観る『NOPE』駆られたなぁ…。
社会派SFホラーコメディ
逆走する発想
おもしろいけど…
奴が見えたらおしまい決して空を見ないでくださいになりますね。真面目に本気で
短い話になりますが空を見上げずに謎の円盤が来たらあなたはどうやって生き延びますかになりますね
わたくしからしたらその円盤がどこからきてどこに現れたのかそれを探してしまいたいぐらいに
不思議といろいろな力が衝動減に発しておりました。
やつが空にいるならそれが人間を襲いに来たらどうやって対処するべきか
そこで立ち止まっているのか
はたまたそいつを退治するのか
やつを追い返すか
どの手段で生き延びるかを描いた作品でもありましたね
奴が空でずっと見ていておんなじ日でも雲から変わりがないってことで
その正体が円盤でもあるかどうかわからないぐらいに
気になってしまう場所かそれとも円盤でもありましたね
物語が進んでゆくうちに
その正体を突き止めて
再び円盤を退治することができるのかも気になるシーンでもあります
主人公とヒロインともう一人の主人公の役にも注目するべき場所でもありますし
演技とストーリーの展開にも
かなり重要性があり
ものすごく興奮しながら見ている自分でもありましたね
ただ若干コメディーもあり
そんなに怖いというわけでもありませんが
映画館で見てると
怖かったです
何が怖いかといいますと
音ですかね
音とか
その怖さが増えてしまうように
ビビりが止まりませんでした
とにかくやばさ反面
怖さが極限
ビビりがマックス
という形で
怖いとビビりが増えてましたね
でも面白さがマックスなため
凸凹チームが
どのようにして
円盤を倒すのかが見どころでもあります
人々はノープと呼びます
その意味は
皆様のご想像で
お任せします。
そして続編があるかどうかについてですが
今のところあるかもしれないと
監督が話しておりました
ですがいつかですので
まだ未定かも知れません
まだ見てない方は是非とも見てください!
これから見る方にも
是非とも見てください!
最後までよろしくお願いします!
この作品を
B級一歩手前かな
難
理解するのが難しい。
少しよくわからなかった
藤原ヒロシさんと星野源さんが観たと言っていたのでSFもホラーも好みではないけど興味本位で鑑賞
アマプラ視聴のため1度目は寝落ち。
翌日最初から再視聴。2回目の最初は後ででてくるエピソードを知っている分、よく理解できたが、物語全体にどういう影響をもたらしているのかよくわからなかったり、でも、ドキドキハラハラしたりがあって楽しめた。
あのお二人もオススメでもなく面白かったでもなく『観た』というコメントだったような印象だったのがよく分かる。藤原さんは後でアレってアノことかな?とか話したくなると言っていたのもわかる。けど、誰かに勧めたいほどの驚きや感動はないかな…
メッセージを理解できる人ならいいと思う
UFOみたいなものが現れたので
それを撮影して一儲けしようとする兄妹の話。
前作に引き続き、作品に込められてる
メッセージを理解しきれずこの評価になりました。
とりあえず自分の得ばかり考えたらダメなんだな
ってことはよく伝わりました。
聖書や実際にあった時間との関係性もあるらしく、
ネタバレや解説を読むと
「なるほど、そういうことか!」と納得できますが
これらを初見で理解するには知識不足でした。
理解できなくてもSFとして楽しむことはできます。
UFOみたいなものとのスリリングな駆け引き、
それをひきたてる音楽と俳優陣の演技は
間違いなくよかったです。
猿の映像や元子役の登場など、
先が読めない展開もよかったです。
やっぱりダニエルさんの顔芸はすごいですね。
魂抜けたような顔大好きです(ほめてます)。
海外にいたので英語音声、英語字幕で観たので
理解間違ってるところがあるかもしれないです。
人間関係等におけるブラックカルチャーのノリに好き嫌いが分かれる作品では?
解説に「『ゲット・アウト』『アス』で高い評価を受けるジョーダン・ピールの長編監督第3作」とあり、これが3作目かと驚いた。どれも大きな話題となった佳作ばかりではないか。
1、2作と同様、本作もストーリーが念入りに作られており、意外性があるのに決して奇をてらっていないのがいい。
ストーリーとしては、①自分の飼育する馬をTVドラマで売り出し成功を狙う主人公ヘイウッド兄妹のチョンボの連続によるあえない沈没、②子役時代にショービジネス界で成功しながら今はつまらない西部劇パークの経営者に収まっているリッキーの数奇な運命、③UFOらしきものの撮影によりぼろ儲けを企む人々のドタバタ劇――の3つをサブストーリーに、後半から④UFOならぬUMAの襲撃と、その撮影と撃退に挑む人々のアドベンチャーがメインストーリーとして浮上する重層性に特徴がある。
また、登場人物のキャラクターは主人公たちだけでなく、脇役の造形もしっかりしている。
主人公のヘイウッド兄妹の性格、言動のアンバランスさ、過去の栄光を売物にしつつ、大きなPTSDを抱えているリッキー、儲け話に抜け目なく手を突っ込む男エンジェル、芸術家肌のカメラマン・ホルスト…これらの人物像が個性的な魅力を持って丹念に描かれている。
ピール作品の特徴はまた、全編を貫く黒人要素にある。1、2作では黒人差別に対し必死に抵抗して、勝利を収める黒人の姿が描かれていた。
本作では黒人差別の色彩は薄らいだものの、キャラクターや人間関係のノリにおけるブラックカルチャーが色濃く打ち出されており、それに慣れていなかったり、好きになれない観客には、特に前半部分でなかなか映像にのめり込めない原因になっている。
実は小生もこの手のノリに違和感があり、主人公兄妹に感情移入できず、退屈のあまり途中で眠り込んでしまった。特に妹エムの鬱陶しすぎる自己アピールや軽薄さにウンザリさせられたのである。これではイカンと再度見直してから、本作の面白みが分かってきたのだった。他のレビューを見ても、似た感想を持った人も少なくないようだ。
この辺は慣れの問題なのか、もっと奥深い価値観に根差しているのか、残念ながら今はまだ分からない。
ピール監督にいつか”和製ホラー(日本が舞台)”を作ってほしい…(ネトフリとか活用して)
タイトル見て「なに馬鹿言ってんの!?」⇒振り返ってみる。
前半の神がかり的なじっとりめの想像力を掻き立てる演出と間の取り方を、そしてゲットアウトとは違う後半のアクションを。
前半★★★★★☆
後半★☆
=評価★★★☆
わかりやすさは前半★2。後半★3。
皮肉。演出。メタファー。
ゲットアウトのときも多少は感じたが、「正体見たり○○」みたいな直球過ぎる後半のネタバレ&アクションはあまり好きになれなかった。前半だけなら、印象に残るシーンや心の深層を逆なでするような演出だけでご飯三十杯。
もう正体わかった後なんて数分で映画終わらせてもいいんよ……。「わかるまで」に重きを置く意味不明の連鎖+この監督の演出+和製ホラーって相性いいと思うんだけどなあ……。遠くでなんか動いてたり、画面の隅に情報隠したりとか、パニくる陽のホラーじゃなくてじっとりした陰のホラーの意味で。
暗がりに溶け込む黒人の肌と、目と歯のコントラストほんとう上手いよね。
あと他レビューでも語られる社会派スパイスは健在。
おさるのジョージは何者やったんや?!
「ツイスター」と「サイン」と「ゴジラ対オルガ」をごった煮したような作品。
ゲットアウトもアスもギリギリ意外性を保っていたので
この監督は見続けようと思うのですがうーん、てなところ。
山場にたどり着くまでが摩訶不思議な雰囲気だけで抑えようとしていたので
ちょっとキツかったですねえ。最終決戦も腹下しだけが攻略法なのに
これだけ持たすのは大したもんかもしれないが。
あーそれと監督の志向なのかもしれませんが主役が黒人である必要は
全くありません。それと洋画でアジア系は見たくないなあ。
60点
3
TOHOシネマズ日本橋 20220915
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