「想像の斜め上をいく展開で飽きさせません」NOPE ノープ バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
想像の斜め上をいく展開で飽きさせません
ラストはなんともな終わり方。若干「とほほ的肩透かし」な余韻はありつつも、悪くないです。「ジョーズ」の結末にも似た余韻かなぁ。
意外性のある展開の連続です。まさかー、それだとは思わなかったよー!って。2段3段で攻めてきます。でもって、結構な相手に少数精鋭対応の図がアルマゲドン的エンタメを感じます。かなりのDIYっぽい戦いがいい!とてもいい!
主人公たちの動機がなかなかヨコシマでよいです。不純な動機なのに命までかけるって、クール!
私はエンジェル推しだなぁ。日本の昭和のアニメにおける「博士君タイプ」がなかなか好印象です。でもって、お兄ちゃんがいい感じで突き抜けていないのがいいです。そうなんですよねー、アルマゲドン的って書きましたが、メインキャストが全員一般人でヨコシマってのがいいんですよ。その連中が、これまたヨコシマな気持ちの一体感(けど、そこにプロ根性が入ってくるからクールなんですけどね)と、かっこいい展開がぐいぐいとクライマックスに向けてお話を盛り上げてくれます。そもそも荒唐無稽な物語なんですが、映像がバッチリ決まっていて満足感を充足させてくれます。
なんで?なんて言っちゃだめです。
これは頭にクエスチョンマーク立てることなく勢いに乗っていきましょー。そしたらかなーり楽しい1本です。
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