「奇々怪々」鍵 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
奇々怪々
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今作品の企画から俳優の選出、配給への流れそのものが正に不思議な雰囲気を醸し出す内容である
正体が掴めず、常に酒を浴びるように、そして薬を盛られるように展開が進んでいく
多分これ程”飲酒”シーンそのものが主役な映画はないんだろうか。昨今の様々な事件など”屁のカッパ”のような粗筋に、もはや酔わされるのは振り切った作劇のなせる技であろう
呑ませれば女はヤれるなんていう時代錯誤の昭和的ノリをこの令和に引きづる官能映画を、本来ならば”ピンク映画”としてしか作らせて貰えない筈の企画がこうして15Rとはいえ一般映画として上映できることのタイミングの良さに感謝すべきかどうか・・・ この多様性こそが令和なのかもしれないな・・・
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