わたしの幸せな結婚のレビュー・感想・評価
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完成度が高い
タイトルにあるように「完成度が高い」。この一言に尽きます
やはり実写化、しかもジャニーズが主演というだけで私自身躊躇してしまう部分がありますがこの映画はその概念をとっぱらってくれました。
私は原作を読んでいたため、実写化されるとしってから嫌だなと思う事がありつつ、興味本位であまり期待せずに映画館に足を運びました。
やや漫画とは違う部分がありますが、なんと言ってもどのカットも美しかったです。それは役者さん自体がというのもありますが、そもそもの映像や演出が素敵でした。綺麗、、と息を飲んでしまう時もありました。
スローにしたり、あまりみない角度からの撮影であったり、細かい部分まで凝って創られていて想像以上のものでした。
そして主演の目黒蓮さん。
あの役を演じるのは難しさもありつつ、ビジュアル面でも大変な部分があったと思いますが、振り返って初めてその顔を見た時、久堂清霞は目黒さんにしか出来ないと確信しました。
清霞のなかには優しさもありつつ、瞳の奥から哀を感じることもある。それをどのシーンでも感じることが出来て凄くキャストにも大満足でした。
ただ今田さん演じる美世は孤独で暗闇の中にいますがもう少し強さのある女性像がよかったなと個人的には思います。
最後に必ず流れる主題歌。タペストリー。
とても儚く、この映画にぴったりの曲でした。
無論、主題歌も良く本編も凄く良くて想像以上のものでした。実写化で観てよかったと、満足感のあるものは久しぶりでした。ほんとによかった。余韻がじわじわと来るのでまた時間を見つけてみにいこうとおもいます。
スルーしちゃいけない作品でした
とても面白かったです
気負わずに実写
原作ファンなので、想像以上に気さくな清霞様と元気っ子な美世ちゃんにびっくり。
この驚きはディズニーのシンデレラを観たときに似ている。
あのときも元気っ子のシンデレラに楽しませていただき、新しいものを観せていただいた気がしました。
ストーリーも少し違うのと、主役二人の魅力が絶妙に相まって、別のわたしの幸せな結婚として楽しめた。異能という世界観をさすがの映像で、演技力高い若手俳優陣起用で気負うことなく表現できていて、年齢や男女問わず映画を楽しめると思いました。原作未読の方が多く観ることをわかっていてストーリーをかえたり主役イメージをを作ったことが複雑な部分を程よく省くことに成功して、観るひとを映画にはいらせていると思う。
ただし、ストーリーのこの違いは、今回の映画の中では成功しているけれど、現行6巻続き面白くなっている原作に添わせていくには難しそうかなーと思いました。最初は小さな違いでも後々大きく響いて来るので、制作側さんはこれから苦労するかもしれません。
それでも、本作は面白かったので、続編に期待します。
観たいと感じたら
儚げな今田美桜の「魅力」。
普通でない男女の純愛が心に染みる。一言でいえば美男美女のラブストーリーに過ぎないのだが、設定が尋常でない。男は冷酷無情で何人もの婚約希望者が数日で逃げ出すような最悪の性格だ。女は名家の令嬢でありながら実家で使用人以下の扱いを耐え忍んでいる。両家の政略結婚で一緒に暮らし始めるのだが、この両者マイナスからのスタートが実にいい。もうどこまでも上がるしかないと思わせる。冷酷無情だと思われている清霞が、本当は心優しく孤独な心を持っていることを美世は知る。自分の家柄や美貌目当ての女にうんざりしていた清霞は、美世の中に私心のなさと優しい心遣いを見出す。色々なエピソードを経ながら二人の結びつきはどんどん深まっていく。二人の幸せを自然に応援してしまうが、立ちふさがる障害の大きさにハラハラさせられる。異能者が権力を握るという独特のファンタジー世界の中で、権力争いに巻き込まれて危機に陥ってしまう。異能者の世界というのは、映画ではなかなか伝わりにくいものがあるが、二人の仲を邪魔するものと考えれば、これはこれでとても効果的だと言えよう。
いつも元気いっぱいのイメージの今田美桜が薄幸で儚げな女性を演じるギャップもいいが、美世が嫁ぐ前の不幸と清霞に受け入れられた後の幸せのギャップもいい。色々な意味で美しいものを見たという満足感に浸れる作品でした。
主演の2人
とにかく素晴らしかった。
目黒蓮は最近の注目株No.1なのでさもありなんという感じだが、今田美桜には正直驚いた。
メイクの関係ももちろんあるのだろうが、蛹が蝶に羽化するような見事な変貌ぶりだった。
ストーリーやキャラ設定は今時のネット漫画にありがちで(原作がそうかは知らない)平凡な中、
こんなに心がざわつき何度も涙してしまったのは主演の2人の演技によるところ大だ。
続編もあるらしい。
今作は場合によってはプロローグに過ぎないのかもしれない。
もっと脚本を頑張ってもらって龍頭蛇尾にならないことを期待したい。
因みに観客は9割以上が女性だった。
何らかのバイアスで男性が行かないのだとしたらもったいない。
原作を読んでる人の方が楽しく見れるかも…
まっさきに出てきた言葉は「2時間程度でここまで話を進めるとは思わなかった」というのが1つである。
私自身、この作品は漫画版を追いかけて、実写ではあっても映像化するならと思い今回見に行った。
2時間程度で、と書いたのは内容を端折ってはいるがだいたい漫画5冊分程度の内容を詰め込んだ点にある。
現在、漫画版は4巻までしか発売されていない。故に知らない部分が少し含まれていた今作。実質的にはネタバラシを受けた結果だが不快感のないほど作品として完成されており、最後まで楽しく見れた。
しかし、最初にも述べた様に2時間程度で漫画5冊分の内容を消化するのである。純粋に進みが早い。漫画で追っている身だからキャラクターそれぞれに愛着を持っているし、どのような思いで行動していたのか何となくではあっても理解している。それ故に短時間でも感情移入できたし、感動も大きかった。
ただ、内容もキャラクターも全く知らない状態で誰かの付き添いできた人は悲惨だったことは想像にかたくない。実際彼女さんに連れてこられたであろう彼氏さんは「敵味方がよく分からない」と終わってから漏らしていた。
戦闘描写は派手で見応えがあった。
音響も静かな部分と派手な部分で聴きごたえがあった。
映像もCG部分が目につかないほど綺麗なものだった。
しかし、肝心なストーリーの恋愛描写については正直内容をある程度知っていないとなかなか理解に苦しむ部分が出てきてしまうように感じた。
結論として是非とも興味があって見に行こうか迷っている人は原作や漫画版を先読みしてから行くことをおすすめする。
キャラクターの印象が違ったりするかもしれないが、心理描写を少しでも分かりやすく見てもらいたいほど良作なのでぜひ一考していただきたい。
美男美女の恋愛物語と侮る勿れ
懐かしさを感じた
すごくよく出来ている。
イケメンと美少女の、『帝都物語』風味な大正浪漫風味の超能力バトルもの。
なんだか懐かしくすらあり。
昔の角川ノベルスやスニーカー文庫、ソノラマ文庫、コバルト文庫なんかでよく見かけたなぁ。
私、この手の話についての経験値が高すぎて、だいたい開始15分でオチまで読めたのがちょっと悔しい。
この出来の良さなら、VFXと純愛ストーリーに関して、素直に感動したかった。
スレたおっさんになってしまった身には、「ひとまわりした」みたいな感慨と、そこにハマった目黒蓮の美形汎用性、そしてが全てになってしまった。
ところで、目黒蓮くんがいい男すぎて、これまでの「嫁候補を追い出した」ような怖い男としての凄みはなく、たんに素直じゃないツンデレ系な優しいイケメンにしか見えないのはもったいなかった。
あと、ヒロインを虐めぬく自分勝手な義妹・香耶を、『ベイビーわるきゅーれ』の高石あかりが演じていて、これがまたハマり役でよかった。
真面目に演じれば演じるほど、ちさとがバイトやってるギャグに見えるのが難だったけど。
いい意味で予想を裏切る純愛物語
大正時代のシンデレラストーリー
異能を持たない美世は異母妹と義母から使用人として扱われていた。
そんなある日久堂家に嫁ぐことになるところから物語は始まっていく。(ある人物が成仏しきれなかった魂を解放するところが実際的には最初)
女性には誰にも心を開かないような清霞が段々と美世に心を開いていくのはラブストーリーあるあるであるが、同じような境遇を持った2人が色々な壁を乗り越え結ばれていくストーリーは誰もが心を虜にされたのではないかと思う。
それぞれの登場人物同士がゆき交わす感情は複雑かつ見事に描かれていたと思う。
映画が短く感じるほどのめり込める内容だったが、かなり難しい内容だったため1回映画を観ただけでは正直内容を語りきれないのである程度内容を確認してから観た方が楽しめるかもしれない。
内容が完全に分かっていれば評価は満点です!
クライマックスシーンの挿入歌が良いの
2人とも幸せになってね…………
漫画原作既読。鑑賞後かなりの満足感。
映画化されると知ってから、楽しみにしていた作品。
時代背景的が明治か大正くらいで、ちょうど大正ロマンを感じさせて個人的に好きな雰囲気だった。また、軍服がめちゃめちゃ好み。
継母にいじめられるシーンや美桜ちゃんがトラウマを感じて過呼吸になるシーンは見ていて辛かった………
作品鑑賞中気になったのは
・誘拐された美桜ちゃんを助ける目黒くんが斎森の門を燃やして助けに行くシーン
個人的には門を飛び越えるのかなぁと思っていたら、火の能力を使って一瞬にして家の門を焼き尽くしてて「いや、放火犯!!!」と思ったけど、火の能力だけでなく水の能力もお持ちだったようで、自ら消火活動してて「いや消せるんかーい」って思った。
・時々目黒くんが素っぽい演技になっていた?
初期「お前が作った朝ごはんなんて食べられない(低音ボイス)」って言ってたのに最後はデレててそれも良き……ってなった。
・思ったより若いゆり江
・もう少し目黒くんに愛されて変わった今田美桜ちゃんを見たかったなぁという願望
自分が好きなドラマを担当している脚本家・演出家だったので、とても良かったです。やっぱり脚本家・演出家大事!!!!
とにかく美しい!
塚原監督に期待しながらも、ラノベ原作ジャニーズ主演ということで、10代女子向けの薄い内容だったらどうしよう…という一抹の不安を抱えて鑑賞しましたが、全くの杞憂でした。
まず、ちゃんとお金と時間を掛けた衣装と撮影ロケーションが大正ロマン風の設定に違和感なく溶け込んで高級感も漂っていました。
CGも演技もアイドル映画的な過剰さはなく、監督のセンスの良さと引き算の上手さを感じます。
そして主演の二人が和服も似合うし、儚くて美しい!観た後はウットリとするような余韻が帰宅後も長く続き、十分な満足感がありました。
一つ大きな欠点を挙げると、設定が難解なのに説明がほとんどされない。少し盛り込みすぎたのか、ストーリーが走り気味なのが気になりました。
「異能」「異形」「蟲」など、SF漫画によく出て来そうな設定も、慣れない者には理解しづらく、出演者の特殊能力も風、火、式神など、大きなジャンルの括りしか誰も教えてくれない。細かい説明は皆無で、想像で補うしかありませんでした。
ただ、登場人物の心情や人物描写はわかり易く感情移入しやすいので、細かい事を気にしなければ老若男女楽しめる作品だと思います。
私はネタバレが好きではなく、いつも原作は読まずにいくのですが、この映画は原作を読んでからのほうが楽しめるのではないかと思います。
タイトルからは想像できないが良い
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