「ゆうたが愛おしい」ぜんぶ、ボクのせい しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
ゆうたが愛おしい
施設で暮らすゆうた
どんな母親でも子供にとっては
…大好きな存在
会いたくなって母を訪ねる…が
そこは一緒に住める所ではなかった
母と別れておっちゃん(オダギリジョー)
と出会う
このオダギリジョーが
最近見たアジアの天使の様な
ちゃらけた自由人
オダギリジョーにしか出せない
ゆる~いキャラがオモシロ味を放つ
ゆうたは無口だけど
おっちゃんとは心を許して
気軽に話すことができる
"オレとゆうたは似てる
がんばり屋だし
母親がクソ野郎だろ”
どんな母親でも憎めない
だから苦しみが残るのかも
ふたりとも同じ境遇で
母親に対する想いが共有できる
そこに女子高生のしおりが
母親の死に疑問をもっていた
しおりも
おっちゃんとゆうたの内に入って
三人の関係が楽しいものになってくる
いい感じでラストを迎える
かと思ったが…
人生そんなに甘くない
自由に暮らせるところは…
ラストは…
ゆうたが言い放った顔つきが
…印象的です
常に波の音が聞こえ
ゆうたが描いた
絵も何気なくいい
自然で細やかな所まで
行き届いた作品です
ゆうた役の白鳥晴都くんの
"落ち着いた"演技がよかった
これからが楽しみ
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