オカルトの森へようこそ THE MOVIEのレビュー・感想・評価
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白石晃士ワールドの中間決算的な要素がてんこ盛り。
白石晃士監督ファンにはたまらない、「コワすぎ」だったり「オカルト」だったり「カルト」だったりの引用、参照、オマージュがテンコ盛りの白石マルチバース的な快作。特に白石作品に数多く登場する、「本人が正しいと信じることのために、まったくもって論理的でも倫理的でもないとんでもないことをしでかす」狂気ゾーンに入ったキャラしか出てこなくて、振り落とされる観客もいるんじゃないかと思うのだが、あえて振り落としにかかっているような突っ走るパワーこそが本作の真髄だと言える。
ワンカメ取材のフェイクドキュメンタリーというおなじみの体裁ゆえに目がクラクラして酔いそうになるので、人によってはツラいと感じるだろう。しかし白石監督くらいポジティブにムチャとデタラメをやり通せる映画作家はほかにいないのではないだろうか。
あと伊能昌幸が出演していて、宇野祥平とタイマン勝負をすることで白石バースと阪元裕吾バースが接触事故を起こしてる感じも、フェイクドキュメンタリー界の新旧コラボ的な良いサービスでした。
往年のPS1のゲームをプレイするような感覚になった!!
主観映像は観づらい部類だと思います。最初は面白くないですが、バスの中、宗教団体とそれなりに没入できる感じでした。往年のPS1のマイナーゲームをプレイするような、つまらなくも面白くもない感覚でした。ラストシーンが印象的でした。
感想メモ
コワ過ぎ!シリーズから白石監督を知った者としては、満足
助監督の名前が同じく市川なのは関係あるのか?
儀式の時に工藤さんの俳優さんが出てくる、変な動きしてる
クソ強いチャラ除霊師?!
違う作品でギャルっぽい強除霊師みたいな人も出てきてたし、そういうキャラ設定が好きなんかな
霊体ミミズ
なんか深海生物っぽい、オオグチボヤとかその辺の
最初の女の人へのインタビューシーンが1番ドキドキした、ちょっとした発言が地雷になりそうで怖い
この江野さんという人は他の作品にもちょくちょく登場するらしい、コワ過ぎ!でも出てきてたし
時空を超える正義の味方なのだろうか
ラスト首切って自害する所びっくりしちゃった、女の子が怖がらないように、1人にしないようにかな
白石監督振られちゃった
B級感満載で良き良きでした
コレはなんだったんだろう?
ホラー映画監督の黒石(白石晃士)は不思議な動画を送ってきた女性のドキュメンタリー映画を撮影しようと、助監督の市川(堀田真由)を連れて山奥の彼女の家を訪れた。そこには、黒石が10年前に公開した映画の内容と全く同じ体験をしたと言う三好マリア(筧美和子)がいた。やがて黒石のカメラには奇妙な現象が映り、2人の恐怖体験が始まった。クラゲのような浮遊物や巨大ミミズのような不思議な現象に遭遇し、黒石はその恐ろしい出来事を撮影していった。さてどうなる、という話。
まず、昼だから怖さがあまり無いのと、全体的に何が起きてるのかがよくわからなかった。
最初の脚本を持ってきた男とあの脚本はなんだったんだろう?
回収されないままだったような気がする。
筧美和子と堀田真由は良かったし、ナナシ役の飯島寛騎と宇野祥平もそれなりに良かったが、脚本が???なので。
もしかしたらミッドサマーのような作品にしたかったのかな?
それともバイオレンスコメディだったのかな?
ハンドカメラはブレブレで見にくく酔いそうだった。
とにかく????な作品でした。
Welcome to occult
先輩にオススメされたので鑑賞。ドラマ版は見ていません。
中々にオカルトしてました。映画としては不完全かもしれませんが、それでも心くすぐられるものがありました。
良かった点
・キャラクターの個性が強い
白石監督が自ら演じる黒石監督の頼りなさが抜群に出ており、監督と撮影を兼任しながらの出演するという大変な事をやってのけた監督には頭が上がりません。
助監督の市川はとにかく前へ進んでくれるので、物語が停滞しそうな時もガツガツ進んでくれますし、ポルターガイストも流していきますし、監督を置き去りにもしちゃいますし、人を殺す事も条件付きではありますがやってのけますし、とても良いキャラをしていました。
江野さんはとにかく頼もしい。銃で怪物たちを蹴散らしていきますし、お手製の武器を投げまくったり、常に最前線で戦いまくるなど、いつもの宇野さんの役柄とは全然違う感じで面白かったです。普通の作品なら後半で寝返ったりするんですが、今作では頼もしさが最後まで残っているマジで良い人でした。というか後半急に気を使えるようになって怪物を鎮めるという謎能力が開花してて笑いました。
ナナシは文句なしの最強。チート級のパワーで祓いまくったり、バリア張ったり、自ら死を選んで復活への手掛かりにしたりと、この人だけパワーが突き抜けていました。ノリが軽いのも好きです。飯島さんのカッコ良さが際立っていました。
他にもカルト集団の方々の狂いっぷりはとても良かったですし、伊能さんが出られていたのも嬉しかったです。回し蹴りがお上手。
・殺傷の仕方が良い
POV形式なのでブレブレではありますが、臨場感のある絵が撮れていました。ナイフが飛んでくるシーンが個人的ハイライトです。銃でぶっ放すのも良し、祓いまくるのも良し、グサッと刺すのも良し、予算節約のために血が出ないというのも設定と噛み合っててかなり良い味を出していました。ギリギリPG12にかかるかなーという感じでした。
微妙だった点
・どうしても後半はダレる
前半はテンポ良く進んでいくんですが、カルト集団の巣窟に入ってからは少し間延びした感がありました。同じ絵面が続くというのもありますが、ドラマでのパート分けも影響してスローになっていきました。もう15分くらいは縮めれたかなと思いました。
・「訪問者」が謎
監督のスタジオに不審な男が現れるという話でしたが、別にこれはなくても良かったなぁと思いました。怪物がスフィンクスだったり、何かに取り憑かれたような白石監督のファンが狂いまくったりというエピソードですが、世にも奇妙な〜でやるのがちょうど良い感じのボリュームだったなと思いました。
とにかく白石監督の色が全開な作品でした。好き嫌いは強く分かれる作品だと思いますが、個人的にはかなり好きな作品でした。
鑑賞日 9/9
鑑賞時間 18:25〜20:40
座席 K-3
個人的に好きが止まらない白石ワールド!
大好き!
鬼才・白石晃士監督に
ハートを掴まれ続ける至福の123分。
もはや理屈や説明は不要。
監督が産み出す唯一無二の世界に
身を委ねついて行くのみ。
最近多くの作品に出演している
堀田真由ちゃんですが
本作がダントツで好きです。
物怖じしない強気の助監督役良かった。
そしてジャンプヒーローにも匹敵する
飯島寛騎演じる最強霊能者ナナシの活躍に大興奮。
何処までも頼もしいスーパーボランティア役の
宇野翔平のハマり具合も凄い。
「ある優しき殺人者の記録」でも
白石監督の才能に激しく興奮しましたが
本作も匹敵する興奮を頂きました。
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