「拙いモキュメンタリー映画」女神の継承 さっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
拙いモキュメンタリー映画
名作コクソンのナ・ホンジンが関わってると知り鑑賞。結論としては粗のあるストーリー、モキュメンタリー形式に製作陣側の大人の事情が透けて見え始終乗れず凡作としかいいようがない出来で残念でした。
食人族に通じる土着信仰をメインとした最高のホラー要素を題材として取り扱っており、主要キャストがいい味を出していた分ほんとに勿体ない。
大まかな話の流れとしてある土着信仰をTV?の撮影陣が追って次第に怪異に巻き込まれていくのだけれど、肝心の撮影陣がストーリーの都合でしか動かない、例えば人が殺害されようとしてるのに無言で撮影を続ける?助けを求めてるのに冷静に撮影を続ける?...そういう細かい部分がノイズになって積み重なり逆にリアリティを削ぎ落とし、ストーリーが破綻してしまう。監督の腕の所為だろうが...
常々、モキュメンタリー映画には疑問を持っているのですがこれが予算の都合、監督の未熟さを埋める為の手法ならば映画業界から早くなくなってほしいとさえ思ってしまいました。
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