「【"アサンティヤ家の崩壊・・。"禍々しき事限りなき、タイ山村で起きた事を描いたモキュメンタリーホラー映画。後半の展開の余りの禍々しさは、恐ろしさと共に、絶望感半端なき作品でもある。】」女神の継承 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"アサンティヤ家の崩壊・・。"禍々しき事限りなき、タイ山村で起きた事を描いたモキュメンタリーホラー映画。後半の展開の余りの禍々しさは、恐ろしさと共に、絶望感半端なき作品でもある。】
■タイ東北部の村で脈々と受け継がれてきた祈祷師一族が、何者等かに、祟られて行く過程をTVクルーが追って行く・・。
- 小さな村で暮らす若く美しい女性ミン(ナリルヤ・グルモンコルペチ)が、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように子供帰りをしたり、凶暴な言動を繰り返す。
途方に暮れた母親は、祈祷師である妹のニム(サワニー・ウトーンマ)に助けを求める。
もしやミンは代々、祈祷師を輩出して来た、アサンティヤ一族の、女神バヤンから新たなる後継者として選ばれて憑依され、その影響でもがき苦しんでいるのではないか・・、とニムは考える。
やがてニムはミンを救うために祈祷を行うが、彼女に取り憑いている何者かの正体は、ニムの想像をはるかに超えるほど強大で、禍々しきモノであった・・。
◆感想
・ホラー映画チキンの私にとっては、中盤からの禍々し過ぎる展開は、全身硬直状態で鑑賞したので、大変に憑かれた・・じゃなくて疲れたが、今作品は今までに鑑賞したホラー映画の中でも、鑑賞後の嫌な感じはダントツである。
特に序盤の比較的、土着要素を全面に出した"祈祷士とは・・"を淡々と話すニムの姿と、後半の禍々し過ぎる数々の描写のギャップが凄い。
・美しいミンを演じたナリルヤ・グルモンコルベチの何者等かに、憑依されて行く様はドン引きモノである。股間から血を流しながら、獣の様な表情になって行く過程・・。
・完全に憑依されたミンの、除霊迄の数日の夜間の家での行動を、隠しカメラで撮影した数々の禍々しくも、恐ろしきシーン。
- あのシーンのミンが、行った数々の事は・・。ちょっとコメント出来ません・・。-
・ニムが突然死した後に、強引に男性祈祷士が、除霊を行うも・・
- 物凄い絶望感に襲われる。-
・そして、流された死の前のニムが言った言葉。"女神バヤンの存在を感じられない・・"。
- 再び、深い絶望感に襲われる・・。-
<どれだけ、嫌な気分にさせてくれるんだ!ナ・ホンジン!😭(褒めてます。)
ヤサンティア家の先祖が行った悪逆非道な行為(一切、描かれない所が、怖い。)が、積もり積もって、子孫に祟る。
因果応報、土着ホラー映画。
深い深い積年の怨念は祈祷士の祓い等、吹き飛ばすのである。>
おはようございます🌸
今作、ドキュメンタリー?創作?と観てたので怖さよりも???でした。でも不気味さは充分。隠しカメラのところとか最後のグロとか。
コクソン、レビュー書いてないけれど、コクソンの方が怖かったかな。
初めまして。pipiさんと同じくホラー映画が苦手なNOBU様。「哭悲」はお薦めですよー。本作を見れたなら、かの作品も大丈夫です。
個人的には「哭悲」はただの薄っぺらいスプラッター映画とは違うものを感じました。
今日は❗️
本当に不思議ですよね。
あの映画では全一致、と思ってたら、え?この映画でその感想なの⁉️
ということがたまにあります。
だから、レビューを書くのも、読むのもやめられないんだと思います。
でも、こうやって多様性というものを実感できるのが、何より価値のあることなのだと思います。
引き続きよろしくお願いします‼️