雄獅少年 ライオン少年

劇場公開日:2023年5月26日

雄獅少年 ライオン少年

解説・あらすじ

中国の伝統芸能である獅子舞の演者を夢見る少年たちの姿を描いた長編アニメーション。

2世紀ごろ魏晋南北朝時代の中国大陸が発祥とされる獅子舞。現代中国の獅子舞は、前足を担当する1人と、背中と後ろ足を担当するもう1人が獅子となり、そこに楽団も加わって、旧正月や店舗の開店祝いの場などで「招福駆邪」として演じられる。広東の田舎で暮らす少年チュンは家が貧しく、両親は長年にわたり都会の広州に出稼ぎしていた。ある時、自分と同じ名をもつ獅子舞の演者の女の子と知り合ったことをきっかけに、チュンは獅子舞の世界にあこがれを抱くようになる。かわいい女の子を目当てにチュンに誘われ参加したマオ、そしてマオの知り合いのゴウとともに獅子舞チームを結成したチュンは、若いころは町一番の獅子舞の踊り手だったという干物屋の店主チャンに師事し、獅子舞の演者として成長していく。

日本では2022年に「雄獅少年 少年とそらに舞う獅子」の邦題で字幕版が公開されて好評を博したことから、2023年5月、新たに日本語吹き替え版が制作され全国公開される。

2021年製作/104分/G/中国
原題または英題:雄獅少年 I Am What I Am
配給:ギャガ、泰閣映畫、面白映画、Open Culture Entertainment
劇場公開日:2023年5月26日

その他の公開日:2022年4月29日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

5.0 キャラデザがいい。

2023年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いまどき珍しいほどに真っすぐな少年の成長ものが成立するのが本当に羨ましい。この映画には、中国の事情は知らなくてもいろいろな点で懐かしさのようなものを覚える。落ちこぼれの少年たちが獅子舞大会に出場する夢を見て、かつての名人で今はしがない中年男に教えを乞う。貧しい田舎に暮らす主人公は、両親が都会に出稼ぎに出ており、経済成長の恩恵を受けた土地とそうでない土地がわかりやすく対比される。この映画に描かれている時代は、かつて日本が辿った道でもある。素直な上昇志向がこの映画にはあるのだ。
アニメーション的にも見どころたくさんだ。キャラクターデザインが良い。日本のアニメでもなければ、アメリカ的な3DCGとも異なるデザインを成立させているし、獅子舞のシーンの動きは躍動感たっぷりで何度でも観ていられる。題材が伝統芸能であるということも大きいが、物語にせよ、絵柄にせよ感性が借り物ではない。色使いもアメリカや日本とは異なる感性がある。ストレートなスポ根ものとしても面白いし、大きな魅力が詰まった一本。

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共感した! 3件)
杉本穂高

1.5 60点

2025年9月27日
PCから投稿

それほど感動しない

ストーリーが単純

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共感した! 0件)
ま

5.0 全年齢におススメできる傑作

2025年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観たかったものの、上映時には鑑賞できなかった作品。映像の緻密さと美しさに驚いた。観られて大満足!

獅子舞というチョイスがとにかく絶妙。
ストーリーは王道中の王道だが、中国の少年の成長物語のモチーフとしては、これ以上のものはないのではないかと思ったし、ある意味、インド映画のような熱さも感じられた。

それもこれも、やっぱり技術の高さに裏付けられた、映画的な演出が生きていたということだろう。
出稼ぎに出なくてはいけなくなった主人公の表情にかぶる、窓ガラスを流れる水滴とか、ビルの上で主人公が眺める朝日とか、もう唸るしかない。

もちろん、真骨頂は演舞のシーンだけれども、主人公視点と客観的視点とのスムーズな切り替えなどの描き方や、最終的な着地点もお見事で、鳥肌ものだった。

全年齢におススメできる、間違いのない傑作。

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共感した! 6件)
sow_miya

2.0 舞と言うより武闘

2025年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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odeonza