「瀬戸内寂聴のイメージが元々悪い私には…」あちらにいる鬼 うにたん♪(人手不足の業種はつらい)さんの映画レビュー(感想・評価)
瀬戸内寂聴のイメージが元々悪い私には…
徳島県出身で何かしらで名前が出てくる瀬戸内寂聴。県の施設に専用の展示室まで出来ている。しかし彼女の辿ってきた生き方はどうにも好きになれなくて、映画化って何だよ!って認識で観たらまるで違った作品だった。
原作者井上荒野はモデルになった作家の娘がその様を書いたってだけで衝撃だ。
R15指定があるだけになまめかしい濡れ場が何度か登場し、不倫相手の作家白木(豊川悦司)のクズっぷりが酷い(笑)
よくもまぁ、あんな夫と一緒に居られたと思う。
結婚、出産、子育てとか渦中にあの様は今の時代ではあり得ない。
しかし時代が…そんな時代だったのか、こんな落とし処が赦されたのか?赦されるのか?
妻と浮気相手がクズ夫を中心に戦友みたいな感覚を共有する様な…。
昨今の若い人にはあまり受け入れられそうにない感覚を見せる展開を見ると、自身が参加した上映会で集まった観客は高齢女性が大半で男性は僅かだった。
様々な人生経験を経ておられる年齢の方々の思いは分からないけど、皆何かしら解った顔をされて帰っていた。
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トミーさんのコメント
2023年9月24日
もう大分前の鑑賞になるんですが・・ちょっとMぽい快感に囚われちゃったくさいですね、二人の女性。変に高名な男だっただけに、彼の肥やしに私はなる! みたいな。監督も男性なので、大分偏ってしまった気がしますが・・