「余韻の残る映画 鬼は何かを考察してみた」あちらにいる鬼 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
余韻の残る映画 鬼は何かを考察してみた
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主人公で作家のみはる(寺島しのぶ)が篤郎に出会い、不適切な関係を描いていく物語です。
中盤までは、不倫の肉体関係の描写が多く微妙でしたが、終盤に盛り返した印象が残りました。
結局、「鬼」は「みはるの篤郎に対する恋心」と感じました。出家しても忘れることが出来ない不適切な関係の恋心。
別視点から考えると、「篤郎のみはるに対する恋心」ともとれます。最後の方の篤郎がウナギを食べている時に顔をくしゃくしゃにした涙。
また、笙子にとっても心の中では、みはるが鬼のような存在ともとれますね。
タクシーに乗った時のみはるの涙に心を動かされ、余韻が残りました。
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