ゴールデンカムイのレビュー・感想・評価
全119件中、1~20件目を表示
長期シリーズの導入部、見どころはアクションとキャスティングの妙
原作漫画は全31巻完結の作品だが、今回実写映画化されたのはそのうち概ね第4巻の中盤までだ(一部飛ばされたエピソードあり)。だから、設定とキャラ紹介という導入のみで終わったという印象はある。ただ、明らかにシリーズ化を前提にしたペースなので、本作のみをもってストーリー面での評価をするのは早計という気がする。
全体的に、制作陣の気合と原作へのリスペクトをひしひしと感じた。物語はほぼ原作通りに進み、原作でインパクトのあった場面は多少グロがあってもきちんと入れている(熊にやられて顔の皮が剥がれる場面や腸を盗む場面など。生々しさは抑え目)。
随所に散りばめられたアクションシーンは迫力とスピード感があってとてもよかった。冒頭の二百三高地での戦闘シーンは、この物語の開幕と杉元佐一という人物の紹介に相応しい殺気と混沌があって引き込まれた(さすがに原作の露スケという言葉はNGだった)。
ゴールデンカムイといえば、シリアスな闘争や命のやり取りと突き抜けたギャグ描写が代わる代わるめくるめくテンポで描かれ、感情のジェットコースターが味わえるのが大きな魅力。ただ、本作のギャグ描写はあまりぱっとしなかった。確かに原作でも、序盤ではコミカルなシーンは少なめなのだが、くすっと笑えるひとコマは点在する。そこも忠実に実写化されてはいたが、原作のテンポのよさは再現できていないように見えた。
一方、戦争が人の心に落とす影や差別の問題も原作の重要な要素だ。幼馴染寅次の戦場でのむごい姿は、原作ではもうちょっと先で描かれていたように思うが、ここで描写することで杉元の戦場での悲惨な経験をより印象付けた。
また、杉元が家族の病により差別を受けた経験と、彼のアイヌ民族やアシㇼパに対するフェアなスタンスは繋がっている。そのことを示す、故郷の回想や白石の差別発言のシーンも変なアレンジなしにきっちり描かれていてよかった。
キャスティングについて。
山﨑賢人は頑張っていた。最初に配役を聞いた時は、正直「また山崎賢人か……」とか「線が細すぎないか」と思ってしまった。予告映像で「あれっ意外とイケるかも?」と感じ、本編を見たら十分及第点の仕上がり。役作りで10kg増量したそうだ。入浴シーンでもほどよく筋肉のついた肩や二の腕が見えて、体格に不自然さはなかった。
(それにしても、山崎賢人は漫画原作実写化の仕事がただでさえ多いのに、本作の続編が続くようなら、実写版シリーズ継続中の「キングダム」と並行して、漫画実写化の長期シリーズを2本抱えることになる。独特な芸風というか、漫画実写化専門俳優みたいな立ち位置がいっそう固まりそうだ)
そしてやはり玉木宏の鶴見中尉、いいですねー。前宣伝のスチール写真を見た時、この手があったかと目から鱗だったが、動く姿も期待を裏切らなかった。命の蝋燭ボリボリの表情なんか最高。
それと舘ひろし、ほんといい役もらったなあ。眼光鋭く、洋装にマントとブーツで決め、いきりたつ馬に跨がって和泉守兼定を掲げるシーンなどは特に凛々しく、勇ましい。正直、舘ひろしの演技はそんなに上手いと思わないのだが(ごめんなさい)、今のところとってもいい感じ。
白石は、ぶっちゃけ顔に関してはもうちょっとイケメンだろと思っていたが、さすが矢本悠馬、上手い。動き出してすぐ、違和感が消えた。
山田杏奈のアシㇼパは、少し舌足らずに聞こえる時があり、一生懸命しゃべってる感が出たのが気になった。説明台詞が多いので仕方ないが。変顔を頑張っていたが、やはり実写の変顔で笑わせるのは難しい。
公開前に、衣装が綺麗すぎるという感想をSNSなどで散見したが、心配したほど気にならなかった。ただ、杉元の圧縮ウールにプリント柄みたいなマフラーは、当時ああいうユニクロで売ってそうな質感のマフラーあったんか?という違和感はあった(あったのかもしれないけど)。
そういった配役などよりも実は一番心配していたのはCG熊やCGレタラの仕上がり具合だ。これはまあ……がっくりくるほどではなく、頑張っていたけどやっぱりCGだからこのくらいだよね……そんな感じ。熊の咆哮とかの音の迫力でいろいろ補われていた。
WOWOWが集英社とともに幹事会社として出資し、「キングダム」「沈黙の艦隊」などを手がけたCREDEUSが制作会社として携わった本作。続編がどのような形になるのか気になるところだ。映画.comの細野真宏氏のコラムによると、このうちAmazonスタジオが関わった「沈黙の艦隊」の方は、続編は劇場映画ではなくオリジナルドラマとして制作・配信されている。WOWOWはもともとオリジナルドラマを多く制作しているので、状況次第では(どういう要素に左右されるのかは詳しくわからないが)そういう展開もある……のだろうか。
どういう形であれ、次回作への期待も込めて星4つ。
意外と普通だった
評判が良い感じがしたので円盤で見たが、白ける部分があり…
土方役の舘さんがギャグみたいに見えて、イマイチだった。
アクション凄いは凄いと思うけど、キングダムと一緒の路線のいうか、真新しさが無かった。
続編は別にいいかな。
思っている以上のクオリティ
「ゴールデンカムイ」の実写映画化と聞いて、初めは誰がやるのかと思うと山崎賢人さん!
ちょっと、違うよなって思いながら見始めると、
あれっ?こんなにも激しいシーンも違和感なくこなしていて自分の飛んだ思い違いだったなと感じた。
アクションシーンもさることながらストーリーのテンポも良くてとても見やすい作品でした。
次の続編にも期待したいです!
漫画実写の映画としては普通にいい
明らかにコスプレのような衣装、カツラ、メイク...
これを従来の映画の延長として考えると、どう考えても不自然
これはどの漫画実写化にも言えることだが、どうしても気になってしまう
(それはもう仕方のないこととして)
雪山の映像や動物のCG、その中での演技
これはすごいいい
ゴジラマイナスワンでも思ったけどかなり邦画も進化している
コミカルなテンポの入れ方も良い塩梅
るろうに剣心を彷彿とさせる、ワイヤーを使っているであろうアクションも、人間離れしている感じがむしろ漫画らしくて良い
漫画の実写化は、普通の洋画を目指すのではなく、RRRなどのインド映画風を目指すのが意外に良いのかもしれない
衣装の不自然さもむしろ似合う。舞台の演技を見ているように、映画を見るのが良いのかもしれない
何よりストーリーが普通に面白い
あとアシリパさんはかなり良いキャスティング
オソマ映画♥だが『もののけ』と『カムイ伝』なり。
オソマ映画♥だが『もののけ』と『カムイ伝』をリスペクトしている。その点を評価するが、ファンタジー色をもう少し欲しい。『鬼滅◯刃』を見習ってもらいたい。やはり、この作品は戦いの好きな男目線な作品だ。
榎本武揚は出て来ないのだろうか??
昔、東ア◯ア反日武◯戦線と言うおぞましきオソマ集団があった。所謂、日本に於けるアナーキスト集団。つまり、テロ組織があった。この映画は、それとは全く関係ない様だけど、『蝦夷共和国』とか『アイヌの独立』とか『日露戦争』とか『日本に於ける富国強兵』とかの『大日本帝国の悪しき歴史』を語ろうとしている。その場合、このアナーキスト集団を無視する事が出来るのだろうか?
つまり、実際の歴史故に、避けては通れないイデオロギーが存在すると言う事だ。
リテラシーを持って読み進めてもらいたいものだ。映画であっても同様だ。ファンタジーな部分で楽しむのは良いと思うが、真実を知っておかないと、偏見や差別を生む事も忘れてはならない。そう言った意味でこの映画はオソマな映画だ。
ネタバレあり。
この映画の最後まで見て、
結末が
分かった。
ネタバレさせる。
オソマな長い映画ゆえ、時短の為にあえてネタバレさせる。
ネタバレが駄目な方は絶対に読まないでもらいたい。
さて、
ネタバレ
以下
『アチャは死んでない。
網走刑務所にいる
のっぺらぼうなる謎の人物が
この少女のアチャである。
そして、のっぺらぼうは最後に名前が出てくる人が配役♥』
さて、『アコギなロシア人の登場』は『カラマーゾフの兄弟』みたく、父殺しで終わるのか?
僕はそんな事は一切知らない。
全部この映画の最後で分かっちまったよ!
1カ月で作れそうな映画
原作知らんけど、脚本云々の話以前に演出は酷いし、カメラワークも面白味なし。チョイチョイ挟んでくる小ネタも雑過ぎてクスリともしない。明暗だけはバランスまあまあ。専門の担当がいてたのか、偶然か。
キャストは豪華なのかも知れんけど、映画の質には貢献しないって事がよく分かる映画でした。
初めから次作も予定に入れてたのか、急遽撮影を止めたのか、どっち??
おそらく、
プロデューサー: あっ、ちょ、うわぁ・・・。い、一旦止めて編集にまわそっか
編集担当: 了解っす!何とかエンディングをぶっ込むっす!!
一番の功労者は編集担当か???
何かつまらなかった!!
出だしは良さそうでしたが、ずっと同じ調子でつまらなかったです。北海道を舞台にしたインディ・ジョーンズ、スカイリムのようなオープンワールド、各都市を巡るロードムービー等の実写ならではのアレンジもあると思うのですが、特に面白味を感じませんでした。料理要素や白石も取って付けたような感じです。近年の情勢からロシアを悪く描きたいのでしょうが、アヘンの話をしているので、蝦夷クーデターの黒幕はイギリスですね。続きありでも観る気がしません。玉木宏は美声でした。
柱がしっかりとある作品で面白く観ました
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
※重要作品ながらレビューを書けていなかったので、今更ですが‥
今作の映画『ゴールデンカムイ』は映画の冒頭から壮大な戦闘アクションシーンで迫力があり、映画として説得力ある作品に仕上がっていたと思われます。
特にそれぞれの魅力あるキャラクター造形が見事だと思われました。
個人的には、コミカルな描写がやや好みとは違い、またヒグマやエゾオオカミ(レタㇻ)のCG描写がもっとリアルに出来なかったかのマイナス点はあったのですが、そこを超えれば充実した内容になっていたと思われ映画としての満足度も高かったです。
主人公・杉元佐一(山崎賢人さん)、アシㇼパ(山田杏奈さん)、白石由竹(矢本悠馬さん)の3人の関係性も良く、特に敵方の尾形百之助(眞栄田郷敦さん)のたたずまいが印象的でした。
鶴見篤四郎(玉木宏さん)のぶっ飛んだキャラクターも良かったです。
秀逸だと思われたのは、映画の最終盤(時系列的には一番初め)の、梅子(高畑充希さん)と寅次(泉澤祐希さん)と主人公・杉元佐一とのシーンで、寅次との戦闘でのシーン、そして高畑充希さんが演じる梅子との短くも見事なシーンによって、この作品にしっかりとした柱が通されたと思われました。
惜しむらくは、この後の続きも映画館で観たかったとは思われましたが、充実した内容の作品であったことは確かだろうと思われました。
色濃い…
キャラに負けずの豪華出演陣。眼力ある人ばかりで、キャラ立ちしてる。原作アニメは見ていないが、映画として純粋に楽しめた。アクションシーン、北海道を舞台とした風景共に美しく、自然とストーリーに入っていける。何となくのっぺらぼうの正体が感じる部分あるが、続編が楽しみ。
31回観た
この映画を31回観に行った実写アンチの私の感想です。
これまでの実写化って本当ゴミみたいなのが多くて期待度がマイナスからのスタートだったからこそこれはまあまあ観れる範囲の実写だなと。全体的なセットや世界観もちゃんと守ってくれてありがたい。
杉元のマフラーやアシリパさんの羽織ってるフェイクファーがちょっと安っぽくて残念だなと…
ライト層に媚びなくて良いのでありのままのちょっぴりお下品なゴールデンカムイをそのまま実写して欲しかったとは思うけど、これからのドラマに期待?
各キャラの感想
竹千代→マキタスポーツさん天才?話し方や演技が「あ、この映画大丈夫かも」て思わせてくれた。ほんとに凄い、リアルな後藤竹千代をありがとう。
杉元→冒頭のシーンの杉元だけしっかり杉元で、あとはただの山崎賢人だった。「俺は不死身の杉元だぁあああああ!!」てキャッチフレーズを叫ぶ時以外もちゃんと杉元をやってくれよ…美味しそうに食事をしたり、アシリパさんに話す時の優しい喋り方とか表現して欲しかった。あんな棒読みロボットじゃないでしょ杉元って。優しい杉元とブッ殺モード杉元のギャップが杉元の魅力なのに、セリフのカットが多かったせいもあるのかブッ殺モード杉元しか気合いが入ってない。もっとお茶目で表情豊かなユーモラス杉ちゃんはどこへ…
アシリパ→最初はデッッッッッッカ!と思ったけどだんだん目が慣れてくる。長くなりそうなシリーズで子役を起用するのはやっぱり難しかったのだろうか?
小樽に行くまでのアシリパさんがめちゃくちゃ滑舌悪いのと、声がコロッコロ変わるのが気になった。「ヨクシテイタナ」って言った時、4回目観るまでアイヌ語だと思った。「よく知っていたな」て言ってたんだね。
メイクもコロッコロ変わるのはなぜ?途中でマスカラしてるのもなぜ?
あと変顔にちょっと恥じらいを感じる…もっと全力で変顔してくれ。
白石→顔全然似てないのがやっぱりどうしても気になってしまう…原作の白石イケメンだから…でも原作にないセリフや仕草で白石感を出しててすごいなと。時々アメリカのコメディアンみたいな動きで面白かったし、すごく自然。
二階堂→めっちゃ良い。クリーチャーみたいな動きや仕草がリアル二階堂でテンション上がった。
谷垣→超谷垣。話し方や声もアニメに寄せた?てくらい再現度が高い。樺太編でどうなるのか楽しみ。もうちょっと太らないとね。
尾形→一気に若返って杉ちゃんの弟キャラみたいな見た目にw原作知らない人が見たらただの崖から落ちた人なんだろうなw
軍曹→これもまたデッッッッッッカ!て思ったけど、セリフがほとんど「はい」しかないので違和感なく見れた。顔は原作よりイケメン。
鶴ちゅ→ぶっちゃけ一番不安だった…日本の俳優が演じるサイコパスキャラって痛々しいの多いから、でも表情とか話し方とかめっちゃ鶴ちゅで安心した!「蝋燭ボリボリしちゃおうかな?(カチカチカチ)」のシーンだけめちゃくちゃ歯が汚いのと、ピアスの穴を隠す為の耳のシール?的なのが気になったかな。
ひっじ→作中で一番再現度高くてかっこいい。ハリウッド映画のクオリティ。登場シーンでウィッグのレース思いっきり浮いてるのが残念、誰も気づかなかったの?あんなドアップなのに?
でもめっちゃかっこいいので今後も楽しみ。
牛山→作中1番期待ハズレだったかも。演技も体づくりも自分的には全部アウト。原作の牛山はもっとセクシーでかっこいいのよ。原作見て。
でも原作のようにエグいセッ久シーンをカットしてキス音だけにしてくれたのはありがたい。監督ありがとう。
ウイルク→いやいやいやいやいや!どう見てもただの和人なんですけど?!ポーランド人じゃなくても芸能界に白人ミックスの人たくさんいたよね?アットゥシ着てる姿はまだ見逃せるけど、これ後半から黒スーツで出てきたらただのサラリーマンなのでは?黒人のアリエルに目くじら立ててキレてた人たちどこ行ったの?和人化されたウイルクにも一言言ってくれよ!
笠原→似すぎだろwwwこんなモブみたいなキャラでもちゃんとそっくりな人を見つけてくれてファンとしてはありがたい。
たまご→めっちゃたまごだった。顔もたまご。原作からそのまま飛び出してきたようなたまご。実写オブ ザ イヤーはたまごにあげたい。
野間→全然似てない。野間はもっと骨格ががっしりしてて線が太いの。野間の人気舐めないで欲しい。
ふみお→まあまあ似てる。たまごには負けるけど。
ガムシン→めっちゃ可愛いおじいちゃん。あれ、ガムシンてこんなに可愛かったけ?
とまあ、ざっくり評価してこんな感じですかね。原作ファンとしてははっきり言って物足りない部分はたくさんあるけど、今後のグッズ展開やコラボ企画にも繋がるのでこれからも応援したいと思います。
映画comのレビューの高さは嘘じゃないかな。。
原作は読んだことはないけど、
なんか話に無理がある気がする
幼馴染を医者に見せたいなら
そんな確率の低い財宝探すより
ちゃんと働きなさいよ。。
失明がどんな病気かわからないけど
明治にそれを治す技術があるのか。
第7師団に狙われてるとか言ってるのに
呑気に蕎麦食って捕まるし。
最後の馬車の戦闘シーンも馬車から飛び降りて逃げたほう
がいいし、どんだけ長い直線やとか。
24人にあんな大掛かりな入れ墨いれるのもいまいちだし、
移送しなくても一人ひとり取り調べればよかった話。
あと小樽は危険だから毎回雪山に避難してるのかな。
山崎賢人のアクションが凄い!
原作は読んでいなくて、アニメも観ていません。
実写キングダムがとても好きで、山崎賢人主演と聞いて
観にいきたいと思っていました。
公開前の前評判がとても良く、かなり期待して観に行きました。
観に行ってみると期待を上回る出来でした。ストーリーもアクションも凄すぎます。
脱獄囚に刻まれた刺青から、金塊を見つけ出そうとするといろんなキャラクターが現れてそれぞれの野望が交差していくというストーリーですごく面白いです!
アクションシーンもとても良くできていました。
ソリで引きずられるシーンは山崎賢人実際に引きづられていたと思うととても凄かったです!山の動物達は本物かと思うぐらいリアルでした!
早く続きが観たいです!
金塊を巡る争奪戦スタート!
※原作未読
⚪︎不死身の杉本
死なない男
山崎賢人の熱演
⚪︎金塊を巡る争奪戦
囚人の刺青など伏線多数
のっぺらぼうの正体とは
⚪︎北海道の大自然
美しい雪景色
熊との戦闘シーンは大迫力
⚪︎土方歳三
もし生存していたらのストーリー
⚪︎アイヌの文化
⚪︎飯テロ(オソマ)
△まだ序盤
続編次第?
かと思ったらwowwowドラマかよ…
構成の妙
原作未読で、原作の基本的な設定しか知らずに鑑賞。優しそうな顔立ちの山崎賢人さんが兵隊上がりの乱暴者に扮して大丈夫か?と思ったが、冒頭の戦闘シーンのおかげで、怖い人物に見えた。また、杉元が財宝を求める理由を、後半の回想シーンで明かすことにより、アクションシーンを純粋に楽しむことができた。もし、病気の知人を助けるため、という設定を早々と知ってしまっていたら、さっさと諦めればいいのに、という気持ちが先に立ち、あまり杉元という人を応援できなかっただろう。
人物が入れ代わり立ち代わり登場するが、癖のある人物ばかりで、皆印象に残る。そんな中で、落ち着いた感じのアイヌ老人たちが、平凡な生活を送る多くの観客にとって深く共感できるキャラとして重要だと思った。
アイヌ文化を学ぶことができるし、子供の好きそうなウンコ系のギャグもあるしで、一本調子にならない点も、構成として優れている。
惜しかった点は、架空の人物ばかり(長生きした土方歳三も含めて)の中で、公務員の鑑みたいな永倉新八さんを悪の一員として登場させてしまったこと。それと、白いオオカミが
美しすぎて、とても野山で暮らしているようには見えなかったことかな。
期待値ゼロで観にいきました
私はゴールデンカムイの原作を読んでファンになった勢です、アニメも素晴らしい作品だったので 正直 実写化はとんでもない駄作になってしまうのでは無いかと恐れ、観るつもりはありませんでした。
ただ今回 U-NEXT会員で切れそうになるポイントを消費するにあたって、ゴールデンカムイのファンだし一応観ておくか…と重い腰を上げた次第です。
結論から言うと、私は満足できる映像作品だと感じました。
1番良い意味で裏切られたのは、杉本役の山﨑賢人。杉元佐一のコスプレしている山﨑賢人ではなく、しっかりと杉本の感情を役に秘めている そんな熱量を感じました。
対して期待してたのにあんまりだったのは、ビジュアルが1番近かった鶴見役の玉木宏。あんなに鶴見中尉が似合う人間がこの世に居るのか?と思うほど鶴見中尉だったのに 明らかに狂気不足、玉木宏は常識人役多いから仕方ないのだろうか。鶴見中尉がどうしてあの考えに至ったのか、妻子を亡くした等 原作を読み込めば あの常識人ぶりは発揮しないと感じた。
あとは牛山が土方より背が低いとか、月島が鶴見中尉とほぼ並ぶくらいの背丈だとか 色々気になる所はあったが人間同士の戦闘(戦争)シーンは目を見張るものがあった。
鑑賞後は 映画館でパンフレットとゴールデンカムイ×月寒あんぱんコラボが買えて満足。観に行って良かった。
なんと清らかな
アシリパの清冽な美しさに打たれた。白い陶器のような肌に、夜空のように黒黒とした目。人が踏み入ることができない、山深い場所で咲く、百合の花のごとき気高さ。素晴らしい、山田杏奈ちゃん!
不死身の杉元、傷だらけ。山崎賢人のきれいなお顔がもったいない。特に、だんごの串は悲鳴もの。やめて!顔は命なんだから(泣)!! それはともかく、しょっぱなの二百三高地から飛ばし、アクションはガンガンやる。もう完全にアクション俳優ですな。キングダムやって、陰陽師やって、ゴールデンカムイ。忙しいねぇ。
上映1時間過ぎに、あまりのスローペースに、続編ありきだと悟った。大きな話だから、巻きで進めるのももったいないし、丁寧に作られるのはいいと思う。アイヌの習俗もきちんと入れて、誠実な描き方だし。杉元がアシリパをさん付けで呼ぶとこも好き。チタタプ、チタタプ…オソマのおいしさが伝わって良かった。
液だれ鶴見中尉、関節自在の白石、そしてまさかの土方歳三と、キャラクターも見応え十分。最近気になる眞栄田郷敦演じる、尾形百之助は続編で活躍しそう。そして、大谷翔平、じゃない、大谷亮平(1字違い)演じる谷垣源次郎も、これからが本番な感じ。アシリパのアチャ、井浦新のアイヌ衣装も萌える。あと、「アイヌモシリ」に出ていた、秋辺デボさん発見!やっぱ本物がいないと締まらないもんね。ちょびっとの出演でも、いいスパイスになってた!
生皮の地図ってねぇ、恐ろしい発想だねぇ。今作で物語の何割なのかわからないけど、これは続けて観たくなってしまった。というか、原作を読まずにいられないかも…。調べたら31巻で完結かぁ、無料で読めるところまでは読んで、あとは買うかな。今のうちに予習しておかねば!
2024.3.4追記
映画の続きがWOWOWでドラマ、というニュースに愕然。
そりゃないよ。
泣くよ。
期待してなかったが……小樽市民は観に行くべき!
セットではあるが現存していて、しかも有名な観光施設が出てきます。
小樽市民、手稲区民は絶対観に行くべき!
聖地巡礼したくなります!
全く期待していませんでしたが、とても面白かったです!
特にアイヌ民族へのリスペクトが素晴らしい。
私はルーツは和人ですが、同じ北海道に住む者として学習はしてましたので、大変興味深かったです。
役者さんもみなさん素晴らしい演技でした。
バイプレーヤーでは白石、悪役では二階堂が不気味で良かったですね。
ある意味で面白く楽しいが
原作未読です
山崎賢人さん格好良いですが、衣装が全部おろしたて新品アイロンパリパリ
スケールの大きなテーマながら、冬山もアイヌ古村も小樽市街(全てが長屋横丁一筋で完結)もセット内でこじんまりと展開してて徒歩30分圏内の話?なのかと
全119件中、1~20件目を表示