「出来はいいけど妥協が必要」ゴールデンカムイ リドリーさんの映画レビュー(感想・評価)
出来はいいけど妥協が必要
原作漫画読破済、アニメは限定版付属のもの以外視聴済。元々実写化には否定的な方。(邦画は嫌いじゃない。)
自分が気になったところは...
・微グロ
・声の方での魅力不足
・設定との違いによる違和感
かなと思います。
本作では原作ほどではありませんが、グロはちゃんとあります。団子の串も原作で苦手だったのでちょっとキツかったです。耐性ない方は視聴注意です..原作より少なめですが、実写な分NGな場合もあるのかも。
声に関して、杉元の「俺は不死身の~」はアニメに合わせた言い回しをしてくれていたので素晴らしいと思いました。それ以外の方は演技自体は素敵ですが、まだ聞き慣れていないせいか声に良い印象はないです。ナレーションもアニメではお馴染みの立木さんでないので、その決断は自分と趣味が合わないとしか...何らかの意図の可能性も考えられますが、現時点では無さそうなので悪印象です。
アシリパ役も原作の年齢的見た目は満たせていないので、子供扱いされている事に違和感がありました。小樽での囚人探しの時にお姉さんより背が高めだったし、幼さを感じる風ではないので...
キャラの見た目、演技、演出など、撮影にはこだわって作られている事はしっかり伝わってきます。内容の改変がありますが、続編込で全編作るためのものかもしれませんのでまだ評価しにくいです。
実写だから100%理想のものは作れない、それが前提にされている感じです。理解している方は満足できるし、できない方は不満に思うかと。
実写映画作る上でゴールデンカムイに白羽の矢が立ったのだと思いますが...アニメ映画が良かった...
原作のグッズ展開やキャンペーンが盛り上がるという点に関してはありがたいです。
2回目の視聴は原作柄入場特典次第です。