逆転のトライアングルのレビュー・感想・評価
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Part1のところがちょうど今SNSで少し話題の男が奢るべきか論争...
期待していたのと違ってた
セレブいじりとか富裕層への一撃や皮肉だったら「ザ・メニュー」の方がセンス良くて好みで共感できた。この映画は初っ端から、金とブランドと外見至上主義が身も蓋もなくてガクッときた。カールはイケメンには私には見えなかったし、島の「キャプテン」も同じ穴のむじなだし。
おまけ
ちょっと調べたら、この映画の中の繰り返し台詞、”In den Wolken" (= in the clouds)は、この豪華客船に乗ってるほぼ全ての人間は現実から遠く離れた地に足のついてない輩だ、という監督の考えだとあった。真っ当過ぎるなあ。ドイツ人に言わせてるからドイツに対する皮肉かと私は思ってた(夢見がちな理想主義者とか)。でなければ車椅子のこの彼女はコンピュータのクラウドで大儲けした人の関係者?「クラウド・コンピューティング」を提唱したのはGoogleのCEOだったエリック・シュミットというドイツ系アメリカ人(全く知らない分野なので調べた。合ってるのかな?)だった。
男女の間の常識や階級社会を揶揄する快作
社会そのものを描く
モチーフはデジャヴだが、故にいま必要。
ちょい長だけど、楽しめる。
逆転劇というより、皮肉ブラックジョークたっぷり濃厚❗️そこそこセリフも面白い。
お金があれば、有料パンフ購入をおすすめする作品。評論家さんのご指摘で一発理解なのだ❗️
コレ、見る前は、トイレ掃除員の人が一発形成逆転、痛快劇❗️かと思ったが
中身は意外に要素が複雑濃厚。
しかし娯楽作として見ると普通の単純作品としてまぁまあ・・・
有料パンフの中の町山さんの指摘【受け売り】
船長のハンバーガー
牡蠣やキャビア、トリュフも結局は・・
武器商人の結末 肥料ビジネスも・・・【以上町山さんの指摘。】有料パンフ購入してください。
なかなか雑誌風で洒落ているパンフですので・・グラビア風とも言う・
これ以上はかけません。
若さと外見第一の皮肉、男女間モデル収入格差の皮肉
そして、・・・最後は、最後はサバイバル能力に優れたトイレ清掃係の中年というより高年に見える方
が【ホントに全てを制圧するの】だ。
ただ流れ的に、スムーズな流れで、それに至る過程が長いから
掃除係員の女性の逆転劇は流れの一部に過ぎない。
色々な皮肉な要素が混じりあって
船が転覆寸前での、船長と、酔っ払いのオッサンジジイが
船内放送で流す会話が実はキモ。今時ロンやす❤️のレーガン大統領と共産主義の関係の話はウィツト
に富んでいる。
なんだかなぁ、クルーズ船に乗る金持ちどもの奇妙な上から目線・・
深く考えても、単純に流しても、テンポはそこそこ良いので楽しめます
ただ面白いのですが🤣当初の求めてたものと違ったので、上記の星です、あくまで独断と偏見です。
スェーデンの監督作品。主役のモデル女性 チャールビ・ディーンさんが、水着姿も健康そのものなのに
2022年8月に早逝なのは気の毒、享年32歳【この部分有料パンフ受け売り】なぜ亡くなったのかは知りません。
遺作とのこと。 イャあ皮肉が効いた好作品。ただ前半半分以上は掃除員の女性出てこないから、そこはツボ。
金持ちをあざ笑いたいだけなのか?
3章構成の物語だが、使い古されたモチーフではあるものの、漂着者たちの上下関係の逆転を描く第3章が一番面白い。
逆に、食事代を払う、払わないでもめるモデルのカップルを描く第1章は、はたして必要だったのかと思うほどつまらない。
いずれにしても、若いカップルだけでなく、ロシアの富豪を始めとする客船の乗客にも、高額のチップだけが目当ての乗員にも、飲んだくれの船長にも、漂着後に権力を握るトイレ係にも、とにかく、登場人物の誰にも共感も、感情移入もできず、ひたすら居心地の悪さを感じてしまう。
ラストのオチも、あっと驚くようなものではなく、尻切れトンボ感が強くて、取り残された気分になる。
明らかにやり過ぎの嘔吐のシーンが延々と続く第2章を観るにつけ、これは、単に金持ちをあざ笑いたいだけの映画だったのかと思ってしまった。
平等な社会、対等な関係と言いながら結局は
退屈&極上のブラックコメディ
かったるい第1章でどうなることかと思ったが、2章目から徐々にブラックな切れ味を見せてくれる。
人種平等の下に隠れるルッキズム、自由主義経済でセレブという名の貴族生活を謳歌する富裕層、似非セレブのインフルエンサーの化けの皮を剥いでいく。
さらには、アメリカ帝国主義とデストピアを実現したソ連型社会主義を酒のつまみに貶めて、まあ面白い。
第1章は、とにかく我慢の時間。レストランの代金を男女のどちらが払うかの口論がウンザリするくらい続く。3章への伏線となるんだけどたまんないね。早くもトイレタイムにする人がちらほら。
第2章は富裕層向けの豪華クルーズ船が舞台。ここからブラックな笑いが楽しめる。富裕層に媚びるクルーを手始めとして、徐々に矛先は富裕層に。汚物まみれでのたうち回るリッチピープルを見て笑わずにいられない。笑っても大丈夫、いけすかない連中ですから。
掃除婦のオバサンがキャプテンとして君臨するのは第3章。ここまで長かった。ただの逆転劇に終わらないのがこの物語。革命政権の独裁者ってこんなふうに誕生していくんだ。なんてことも風刺してます。
長〜い退屈と極上のブラックコメディな作品でございます。
別記
SDGsなイメージでグローバル展開するファッションブランド。彼らはさまざまな人種をモデルにして平等を謳っているが、美醜に関してはハッキリしている。美しいモデルしか採用しない。言われて見ると、立派な差別主義。
なんかオールド(21年)に似てる
○○映画
そういえば、スクエアを見たときも、期待値がかなり高かったけどなぁ・・・という思いが、観賞後に思い起こされた。
オシャレでウォットある出だしから、なかなか刺激的な中盤・後半と、長い割りにはかなりの吸引力と集中力を持って観賞できたが、内容や描写はかなり辛いものがあります。
刺激的なものこそが芸術というものだ─何かでそういった言葉を幾度となく聞いてきたけれど、そういった意味ではこの映画はまさに芸術と呼ぶにふさわしい。
色々と考えさせられるところも多いし、笑いどころも豊富なのに、なんか嫌なんです。とにかく知的で、ものすごい創造性豊かだと思うのですが、なんか・・・イヤなんです。
訳分からんし、とにかくどんな感情でもいいから刺激してやろうというこの作品は、敢えて言います、クソ映画です。
ウッディ・ハレルソンは今回も本気でふざけてます。
大きく3つのシチュエーションで構成される物語は、いずれも共通して「上下関係」、そして「サバイブ」です。日常から非日常、そして非常へと展開する物語ですが、そこはやはりリューベン・オストルンド作品ですので、当然一筋縄ではいきません。そして一見意外に思えるのは、バランス感覚はシチュエーションと比例しません。
中でも、ことごとく共感できるのは「非常」シチュエーション。勿論しっかりおかしみはあるものの、その状況下での言動としては切実です。勢力図が完全に書き換わっても、バランスさえ取れてしまえばこれほどの「非常」も案外笑っていられ、いつしか「新しい日常」かと感じてしまうほど。それでも、その状況に不満をもって展開を模索する一人の行動があれば、シチュエーションは変わり、そしてまた上下関係も変わるのです。
そしリューベンらしいのが、「日常」における「理解はできるけど、ついつい度を越え気味」の議論に発展するカールとヤヤ。周りの人にとっては迷惑なレベルで、まずレストランでの一揉め(第1ラウンド)、そして移動のタクシーでも収まらず言い合い(第2ラウンド)、それを聞いていたドライバーにけしかけられてさらに、エレベーターで第3ラウンド。いよいよ絶交状態かと思えばそこは結局「男女関係」。こんな風に書くと「勝手にやってろ」と思ってしまいそうですが、ヤヤのしたたかさに結局やり込められるカールのただただ興奮するところは、観ていてついつい笑ってしまいます。
で、この作品の最大の見どころであり、リューベンの真骨頂と言える「非日常」シチュエーション。一番多くのキャラクターが表れてさらに一癖も二癖もあり、そして立場上はっきりとしたヒエラルキーを巧く利用して笑いにしています。そこから、それぞれのキャラクターが解ってからの宴「キャプテンズディナー」からのカオスはもう笑いが止まりません。多くを語れませんが、滅茶苦茶下品で酷い。いや、最高です。で、このシチュエーションの締めとなるあの夫妻に起こることに痛烈な皮肉が込められ爆笑です。
それにしてもヤヤを演じたチャールビ・ディーン、彼女の出演作品は初めての鑑賞でしたが、最後のシーンも印象的ですが、(昨年)亡くなってしまったことが残念でなりません。更なる活躍を見たかったな。。
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