哭悲 THE SADNESSのレビュー・感想・評価
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ホラーというよりスプラッター
あるウイルスにより、人々が理性を失い狂人と化し、台湾の街が国が地獄絵図となり…
って話ですが、ホラーというよりスプラッターです。
血が派手に吹き出して、あたり一面、身体中、血まみれになったり、
メッタ刺し、目に物が刺さる、指が切断される、頭が爆発、頭を潰す、
卑猥で汚い性的表現、レ○プ、などなど…
書いててイヤになりますが、まあーエグイエグイ。
かなり残虐表現が強いです。
ホラー好きなので、耐性ある方ですが、顔しかめながら観てました。
たぶん、みんな、そうだと思います。
始まって30分ぐらいで帰った方も、いました(笑)
付き合いたてのカップルで観に行く事は、オススメしません(笑)
エンドロール突入直後の音楽もあり、悪趣味なB級C級映画かと思いきや、
エンドロール途中で音楽が変わったタイミングで、実はメッセージ性あるのかな?と思いました。
ロメロも、そうですからね…
正直、よくシネコンで上映できたなと思います(笑)
ミニシアター向けの内容でしょ(笑)
ちなみに、劇場は9割埋まってパンパンでした(笑)
面白かったけど、映画館を出る時の感想は、
「面白かったー」じゃなく「エグかったー」です(笑)
解放された感が、すごかったです(笑)
観る方は気を付けて(笑)
ゾンビ映画の変異種として楽しめるが、人間の「業」が浮かび上がってこない
恐怖の対象を「人肉を喰らう生きる屍」から「凶暴性や残虐性のリミットがはずれた人間」に置き換えた新手のゾンビ映画だが、よくありがちな「殺されるのを待っている」みたいなイラッとさせるシーンもあるものの、基本的には、「生き残り」をかけた戦いと、そこから生まれるスリルとサスペンスを楽しむことができる。
ただし、ゾンビ映画の醍醐味の一つである群像劇としての面白さが今一つなのは物足りない。ヒロインと一緒に逃げることとなる女性や、地下鉄のシャッターを閉めた男性などは、もっと「キャラ立ち」させることができたのではないかと惜しまれる。優れたゾンビ映画というのは、そうした群像劇の中から、人間の本性とか「業」とかいったものを浮かび上がらせるものだからである。
確かに、ウィルスに感染していなくても人間は十分に残虐であるといったメッセージや、政治によって感染が拡大したといった社会批判も感じ取ることはできるのだが、もっと、「本当は、普通の人間が一番恐ろしい」ということが強調されても良かったのではないだろうか?
この映画の見せ場が、目を覆いたくなるような残酷描写だけというのでは、せっかくの新機軸がもったいなさ過ぎる。
超グロいので注意だが蒸し暑いこの季節のホラー映画としては本命。
今年189本目(合計465本目/今月(2022年7月度)1本目)。
ということで、前々から「R18なので覚悟して見に来てください」と公式が「煽って」いたわけですが、そりゃそうですよね~。R18はもちろんのこと(大半は残酷な表現でひっかかったと思います)、一部大人の営み(むしろ、「無理やりな行為」という類型。言葉をぼかしています)でもひっかかったと思います。
他の方も書かれている通り、台湾(便宜上、中国を含まない国扱いするものとします)を舞台に謎のウィルスがまん延としてどうこう、というお話。
…といっても、この「謎のウィルス」の話は結構よく出る割に、この類の映画はいかにホラーを楽しむかという趣旨になるし、R18のホラー映画の中では表現がとにかくドきついので(映倫のこうしたレーティング指定は年齢で決まりますが、「それだけ」でいえばR30くらいつきそう…)、ちょっと何というか、直視して全部見る(換言すれば、ストーリーを正確に全部追う)のはよほどホラー映画に耐性がない方以外、ちょっときついんじゃないかな…と思えます(私は眼鏡を使っているので、あまりに残酷なシーンは眼鏡をはずしたりして対応しました。なお、映画自体のこうした残酷な表現にモザイクはかかっていません)。
まぁストーリーが追いにくい(追いにくい理由が、単にわかりにくいというのではなく、R18をはるかに超えるホラー映画という事情から、直視して見切れる人が少ない?)ところはあるとしても、結局ホラー映画って展開がどうであろうが結局ホラーで勝負してなんぼだし、最初の10分くらいは穏やかな展開で「台湾で謎のウィルスが流行し…」という話は「ちゃんと」読めますので、何が何だかわからない、ということはないです。
なお、現在ではシネマートなど限られた映画館が大半ですが、間違っても一般の映画館などコンセッション(売店)がしっかりしているところで、ポテトだチキンだ買って入るような映画ではないので(激しく後悔します)、要注意です。
採点対象としては下記が気になったところです。
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(減点0.1) (架空のお話とはいえ)台湾がムチャクチャな状況になり放送(テレビ)もまともな状況にならなくなり、何とか国営放送(?)だけは生きているという状況ですがテレビに「国家警告」という文字が表示されて「むやみに外に出ないようにしましょう」といったものは何度か流れます。
ただここの字幕がなぜか「緊急速報」なんですよね…。日本では「国家警告」という単語はありませんが、単語としては類推できるし、「国家警告」と「緊急速報」だとより重要性が高いのはどう考えても前者です。別に「緊急速報」と翻訳したからといってどうこうというわけではないですが(この「国家警告」以外の異なる警告はほかに出ない)、「いかにそれが重要なものなのか」という点の理解では「緊急速報」だとわかりにくいかな…というところです。
(減点0.1) 台湾映画という事情もあり、日本での放映を考慮したとき、ある程度推測がつくような看板などは翻訳されていません(「消火器」など。消火器で殴り合いをするシーンがある)。まぁ、そりゃ「消火器」っていえば消火器なんでしょうが…。
エンディングロールもやはり「行政」という単語が…。この単語、積極的な定義がないんですよね…(日本では、「三権分立から、司法と立法を除いた全てのもの」という消極的な引き算形式での理解が普通)。まぁ「行政」が何であろうが関係はないんですが…。
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終わらない地獄
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