「スカッとニヤッとが欲しかった」哭悲 THE SADNESS BAMBiさんの映画レビュー(感想・評価)
スカッとニヤッとが欲しかった
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前評判に妄想が膨らみに膨らんで
相当覚悟したけど
案外ポップでさっくり見られました
(個人的には今年見た「死刑にいたる病」の方が痛々しさはあったし、レイプ描写に関しては「怒り」の方がツラかった。。。)
話としてはコロナ禍の影響を受けて作られた内容で
感染した人間は記憶などはそのまま
罪悪感に苦しみながらも暴力衝動に抗えなくなるというもの
となると
もーすこーし……
導入というか
動機と葛藤を見せて欲しかったような
電車に乗り合わせたおじさんは多少あったけど
その後に入ってきたサングラスの男なんかは
何で暴れたか分からず
例えば
散々いじめられていた奴が感染して
されてきた事を凌駕するくらい残虐なやり方で
いじめっ子にやり返すとか
嫌味なコメンテーターに
いつもはニコニコしながら意見を聞いていたアナウンサーが襲い掛かるとか
理不尽な要求してくる客に店員がブチ切れるとか
スカッとしたり、ニヤッとする場面が欲しかったなーと
ほか、恋人同士のラストのくだりも
個人的にはもう少しホロっとくるような展開が欲しかったなとか……
せっかくある設定を活かせてないのは
非常に勿体ないなぁ……と思ってしまう。
とは言え、このムシムシした夏に
尺もタイトだし
お化け屋敷に入るような感覚で
見るのに良いんで無いかと
そんな感じです
※追記※
惨劇の始まりの飲食店でのシーン
フライドポテトを揚げているフライヤーの音が
湯が沸騰しているような音でアレっと思ったの私だけでしょうか?
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