君を想い、バスに乗るのレビュー・感想・評価
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有名な謎の老人
妻を亡くした老夫がグレートブリテン島北東端のジョン・オ・グローツから南西端のランズエンドを目指し路線バスで1350㎞の旅をする話。
出会った人に助けられ、時に出会った人を助け、そして交流しながら妻との想い出を振り返りながら我が道を進む主人公。
大切な鞄や旅の理由は何かあるのだろうな…と当然最初から勘繰る訳で、そこに向かって徐々にみせて行くのも想定内。
その為、大きな感動と呼べる程の衝撃は受けなかったけれど、ちょっとガンコなジェントルマンや周辺人物がちょっと惚けていたり、必死だったりと泣き笑いのロードムービーで、優しく温かく面白かった。
エンドロール中も愉しませてくれるのでちゃんと観ましょうね!
これはかなりの強行だけれど
スコットランドの端から、ランズエンドまで。
随分と前に、夜行バスでグラスゴーからペンザンスまで30時間?くらいかけて移動した事がある。
でもローカルバスって…。本当に行けるのかな?
これはきっとランズエンドからスコットランドにやってきた時に奥さんと辿った道、なんだ。
旅ってこうだよな、と思うシーンが多くてジーンときた。色々な人がいるけれど、99%の人は良い人だ。そして旅ですれ違う人、事は全て一期一会だ。当たり前だけれど。
でもその一期一会に、どれだけ自分が生かされてきたか。
ロードムービーの名作は多々観てきたけれど
サントラになるような音楽も心震えるシーンやセリフもないけれど 静かに強く人が持つ良心を鷲掴み。 質素に暮らし他者に親切に生きようと己に誓う極上の一本。 良い時間を過ごせました。
前評程ではないが、ほっこりできます
個人的には、路線バス🚌で日本一周をしたくなった。
日本も○歳以上はバス🚌が無料になれば、高齢者の車運転事故は少なくなるかも。
田舎では、車がないと生活(買い物)できないので、90以上でも車運転している人知っている。
自分も余命いくばくなのに、先立った配偶者との約束を守る為に、数々の困難にも立ち向かっていく姿に、感動と覚悟が伝わってくる。
最後はなんとなく予想できる展開で、もうひと味欲しかったが、満足です!
思い出の場所で妻と娘を思い出すシーンが切なくも羨ましくもある。 静...
思い出の場所で妻と娘を思い出すシーンが切なくも羨ましくもある。
静かで深いつながりを感じる若くて美しい2人が、訳あり風に遠くに移り住む感じもロマンティックで良い。
しかし、道中に出会う人々とのエピソードに無理矢理感を感じて、雰囲気にのまれなかったなー。
今会える人はいずれ会えなくなる人。
個人的に腹を抱えて笑うシーンや啜り泣くほどのシーンはなかったが、人の温かみや冷たさ、大切にしている思い出を追いかける難しさ、もう会えない人との向き合い方、などたくさん考えさせられ感情があっちこっち忙しかった。大切な人と会えるうちに会っておこうと思わされた、そんな作品だった。
“バスの英雄”想いを貫く
じんわりと心が温まる優しさに溢れたヒューマンドラマ。
最愛の妻に先立たれた90歳のトム・ハーパーは、妻との約束を果たすため、ローカルバスのフリーパスを利用したイギリス縦断の旅に出る。
出発点の50年暮らした家のあるスコットランド最北端の村ジョン・オ・グローツから目的地のイギリス最南端の岬ランズ・エンドを目指して…。
90歳の老人が鞄一つでバスを乗り継ぎ、何千キロを横断するということさえ大変なのに、彼は体に“ある問題”も抱えているというからどれほど無茶なことか。
目的地に辿り着くまでには、数々のトラブルが待ち受けている。ただ、そんな中でも必ず手を差し伸べてくれる人がいる。出会っては別れての繰り返し…旅とは人生そのものなんだと。
愛する妻のために揺るがぬ信念を貫く勇敢なポールに喝采を送りたい。
ストーリーの最後の方で、ポールの悲しい過去が明らかになるが(これは見ていて非常に心が痛む)、だけどきっと幸せな人生だったんだよね!
それにしても本作の脚本が秀逸。脚本を手がけたジョー・エインズワースが、彼の父と義父の「高齢者向けの無料バス乗車券を使ってどこに旅をするか」という会話から着想を得て作られたとのこと(ちょっと実話であって欲しかったw)。
年齢より30歳近くの老人役に扮したティモシー・スポールの演技のうまさも光っていた(特殊メイクなしってことにも驚愕)!
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