「一服の清涼剤」君を想い、バスに乗る Golgo14さんの映画レビュー(感想・評価)
一服の清涼剤
殺伐としたニュースが多い今の時代、老人が1人でこんな長旅をしていたらみんな応援したくなる。そっと静かに見守りながら。
たいしたクライマックスがある訳でもなく、粛々とストーリーは進んで行く。
静かにエンディングを迎えるのもほっこりして良いです。
以下は蛇足です。
1.スコットランド・カレドニア地方から南部方面に行くのであれば、北海沿いにインバネス⇒アバディーン⇒エディンバラのルート設定の方が謎めいていて良かったのでは。
2.スコットランドでゲール語の会話や看板が見られなかったのは残念。
3.ロードムービーにありがちな名所・観光地のシーンが無くて良かった。ヒースの丘はあったけどロンドンなんか出てきたら全くのツヤ消し。
4.挿入歌に1曲くらいウェールズ出身のEnyaの曲を使って欲しかったな。バスの走行シーンにピッタリだったと思う。
5.道中でウクライナ人グループと仲良くなるけど、これはまったくの偶然?
この映画の製作はウクライナ侵攻以前だもんね。
6.邦題はいただけない。単純に「ラスト・バス」とか「最終バス」で良い。
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