劇場公開日 2022年6月3日

  • 予告編を見る

「アメイジング・グレイスに拍手!!」君を想い、バスに乗る keytonさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アメイジング・グレイスに拍手!!

2022年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ティモシー・スポールといえば『ハリー・ポッター』に出てくるピーター・ペテグリューを思い出し、悪い役のイメージを持っていました。しかし、今作で一気にイメージが変わりました。ティモシー演じるトムは最愛の妻を亡くし、自身も癌に侵されながらも「イギリス1350キロ縦断」を決意する。90歳のトムはバスを通じて様々な人たちと触れ合って自身の人生を振り返る。
 設定上トムは90歳という年齢だがティモシー・スポールは60歳で30歳年を取った「演技」はなかなか見れない映画でした。この映画は現代のイギリスを舞台に撮影されていて、トムが乗るバスにいる乗客のほとんどがボランティアで構成されていて、演技なのか本音なのかわからない演出をしていたので新鮮な状態で観賞出来ました。
 物語中盤のティモシーが歌う「アメイジング・グレイス」には心打たれました。歌詞と今作のテーマにピッタリで、すこし鳥肌が立ちました。

keyton