犬も食わねどチャーリーは笑うのレビュー・感想・評価
全131件中、61~80件目を表示
予告の印象は無いです
前半部分はとても素晴らしい出来でした、丁寧に撮られてるのがヒシヒシと伝わってきます、予告のような旦那に復讐するブラックユーモアかと思いきや普通に夫婦の日常がどのように壊れて再生をするのかという流れで、ブラックユーモアとは違う気がしました。
言葉と体の動きで感情の説明をするじゃなく、目線で感情を描く芝居をしているのはとても良い。しかしながら後半から演出が雑になっていく、何が言いたいのかどんどんわからなくなっていく何というか勿体無い作品だった。
前半の丁寧に演出しているのにそれを壊すような演出はバランスとしては最悪で、後半は白けてしまった、話に入り込んでいたのに急に横道に逸れるし逸れたと思ったらそれを強引に引き戻す(引き戻しもしない時もある)。制作者が結婚とは何か明確な主張を意図的に避けてる感じで、全てが曖昧に感じてしまう。全体的に話がシンプルなだけにこういう曖昧さは映画としてぬるいと思う。
演者について、香取慎吾と岸井ゆきのという組み合わせは絶妙でした。香取慎吾のダメ夫は新鮮でいいし、岸井ゆきのの今勢いのある演技も良い。他の演者も良かった。それだけにもったいないなぁと感じます。
人との向き合い方
夫婦は他人なんだからやっぱり話さなきゃ
楽しめた
裏切られた、いい意味で!!
夫婦
チャーリーの鳴き声のタイミングもいい
この映画を香取慎吾さんと岸井ゆきのさんでなくてはならなかった理由が最後でより分かるw
それにしても、とても役がピッタリだった。
悪い人ではないけど、イラッとさせる旦那田村を見事に香取さんが演じてらっしゃった。
常に笑顔で家事をこなし、可愛らしく、仕事も真面目に取り組み、裏では旦那の悪口【旦那デスノート】を日々投稿を続ける日和役の岸井さん
殆どの夫婦がこうやって、ぶつかり合わないよう過ごしていてるんだなと
この2人だからだせた物語だったと思う。
浮気に踏み込まなかったり、出版について断るところなんだかんだ嫌いあってないのがよかった。
そしてチャーリーの存在
2人のことに関与せず、知らん顔でのあの鳴き声
いい感じに入ってくる。
撮影地も立川や多摩、まさに生活を感じられる場所を選ばれてたり。
井之脇海さんや中田青渚さんがでてくるのもすごくいい!
そして面白いのが、喫茶店に【ルアン】
これ、11月の稲垣さんの映画にも使われるんですよね。すごい偶然。
とにかくいろんな事に興奮した。
面白かったーー
極端につまらなかったり良かったりが半分ぐらいづつって感じですかね。...
本音を言い合える人は、大切な人である
うーん、、、
正直感動は無い。
夫婦のすれ違いにもそこまで共感できないし、一番の問題のところも当時のことが出てこないのでピンとこない。
みんな旦那が悪いというが、こんなことをネットに書き込む嫁も嫁。
そもそも寝相とイビキって悪気がありますか?それを言わずに勝手に不満に思ってネットに書き込むほうが陰湿。
口が臭いってのも相手の悪気ではないし。
最後の方はリアリティが全くなくなってコメディーになるし。
なんだかな。。
「なんで妻はそんなことで怒るんだろう」「なんで夫はそんなことをわかってくれないの」という
夫婦間あるあるの視点の違いを見事に掘り下げた作品。離婚フラグが立っている夫婦や同棲相手に三行半を突きつける手前のカップルだけでなく、ウチら仲良いから〜と思ってる方々もハッとさせられることが多い話かと思います。
なおサラリーマン川柳ならぬ主婦川柳(「北朝◯ 夫に向かって テポド◯を」だったと記憶していますが…思わず笑ってしまいました。いや、展開としては全然笑えないのですが)や、主人公がホムセンの支店長なので謎の便利グッズの知識が得られたりと、ストーリー以外のところでも楽しめました。
個人的に面白かったのは以下の点です↓
・空飛ぶゴミ袋(伏線)
・某人が休憩室で読んでいたのがBL漫画(伏線…だと思ってます、例の結婚式の場面についての)
・主人公の香取氏と岸井氏の体格差(ラストの場面でちゃんと意味があったんだなと感動してしまった)
・夫はファミレス、妻はおシャンティな居酒屋orカフェを日常遣いしている
・↑を踏まえてソファーの靴下の話を聞くと、どっちもどっちという言葉の意味もなんとなく理解出来る(家計面で)
・全般的に夫が良かれと思って話したことが、妻の心情を大いに逆撫でしているそして気付かない夫
・それを口に出して夫に訊かない妻、こじれるフラグ勃発
某所のドタバタ劇は賛否両論ありますが、私個人はみんなの本音を隠しながら生きてるんだよという視点で、結構好意的に捉えています。
結婚式のスピーチは良かった。あれは泣けた。
うちの夫婦はまだ大丈夫だから、と思っている人達ほど、もしかしたら観た方が良い作品なのかもしれません。
かなり序盤から気まずい
2022年劇場鑑賞221本目。
妻が夫の愚痴を匿名で書き込むブログを同僚から教えられて読んだら「これ絶対奥さん書いてんじゃん!」と確信してしまった夫の話。いや、陰口言ってるの知った後の相手に対する気まずさといったらありませんよ。
最近よくあるインターネット上のブログや書き込みを映画化したのかと思ったのですが、どうやらフィクションのようです。
そりゃそうだ、日本中の人が書き込むサイトから、本に載せたい書き込みしている人だけが「今から集まりませんか」で来られる距離にたまたま全員いるわけないですもん。
香取慎吾は役者としてジャニーズ抜けてから華はなくなった分どっしりとした演技をするようになったなと凪待ちの頃から感じていて、コメディながらも心に来ました。
『旦那デスノート』は妻の密かな愉しみ
もっとエグいバトルが繰り広げられるのかと思ったら、それほどでもなかったので安心して下さい。
えっ?ダンナの歯ブラシで排水溝を掃除!?
キーマカレーの肉が冷凍マウスのミンチ!?
あーら、本当にやるわけないじゃないの。やったつもりよ、つ・も・り・・・・・・・ふふっ・・・・
実際やらないと思いますよ。だって、その歯ブラシをまた洗ったり、マウスを調理したくないもんね。
という訳で、妻も結構歪んでいますが、夫もただの無神経では済まされません。職場でいくら信頼されていても、共働きの妻に給仕させて自分だけ食事している時点でモラハラ度レベル2!
こんな自己チュー無自覚夫を作らないように教育しましょう。
とはいえ、コメディタッチなので面白く、部下の結婚式は爆笑からのジーンと来るシーンでした。
”システム”というワードが何度も出てきますが、「結婚というシステムに乗っかった方が楽なはず」という考え方は今の若い人の主流じゃないと思うし、しっくり来ませんでした。
レジ袋の件はちょっと退屈です。
姑が秘密を知っていた事にキレて、「一度や二度の失敗くらい・・・」という無神経な言葉に、「一度とか二度とかの問題じゃないんです」と言い返していましたが、私だったら、「失敗」という言い方に怒りますが。
フクロウの甘える声がすごく可愛いのに驚き、餌の生々しさにまたビックリでした。
勘弁してください
そこそこ面白そうだなーと思い鑑賞。日曜のレイトショーなのでガラガラでした。
いやーもうこんな邦画作るのやめませんか…と言いたくなるくらいにキツかったです。自分が苦手な要素がふんだんに詰め込まれていました。
とにかく気になったところを上げていきます。
・集団の前での羞恥
とにかく多くの人の前で2人が言い合いになったり、イチャついたりして、その度に周りの人間がこそこそしゃべったり凝視したりで気持ち悪かったです。邦画でよく見られる手法なんですが、本当にこれが苦手で、結婚式での肘を舐めると緊張がほぐれる伏線回収、ひよりの会社での舌戦を傍観する社員たち(この人たちの弁論もただただ愚痴を言っているだけで煩かったです)、ビニール袋を掴もうとする下りを眺める野次たち、マジでキツいです。このシーンの多さに呆れてしまいました。
・一つ一つのシーンの長さ
117分と平均的な映画の尺なんですが、何回時計を見たんだろうというくらいには長く感じました。結婚式のシーンでもう終盤かなぁと思ったらまさかの30分以上残っているという衝撃さ。そこからは本当に長かったです。旦那デスノートの本を出さないかという編集がむっちゃブチギレて家の近くに凸ってくる急展開、裕次郎の母親が流産に対しての非人道的発言、ひよりの会社へ突撃、ビニール袋を掴むくだり、この30分強は本当に無駄でした。結婚式のシーンからのエピローグで終わってれば中々良かったんですが、この30分が全てを無駄にしていました。
・各々の沸点
今作、ほぼ全員のキレるポイントが少しズレていました。裕次郎は自分が悪い事に気づいている割には改善する様子もありませんし、自己肯定しながらキレているのはちょっとタチが悪いです。ひよりは友人の言いなりになってると勝手に解釈してキレたり、裕次郎の母親の発言にキレるのではなく、それを報告した裕次郎にキレたりとかなり謎いです。編集の人も知らんがなって理由でキレますし、キレるとは違いますが同僚の人もふんぞり返ってますし、まともな人物がかなり少ないです。
・唐突なLGBT要素
もう無理くり入れたなと思う要素でした。色仕掛けをしていたバイトの子が色仕掛けした理由が、付き合っている子と仲良さげに見えた裕次郎から引き離そうとするというなんともはた迷惑さです。結婚を何にも咎められずに出来ることは幸せという事を伝えたかったんだと思うんですが、だからといって女性同士の恋愛を持ってこなくてもいいのになと思いました。あとひよりの返しも何にも解決になってなくて流れたのもオイオイと思いました。
兎にも角にも酷い作品でした。チャーリーが可愛かったのが唯一の救いです。演技も良いのに役者が良く見えない撮り方に演出、寒いお笑い、オーバーリアクション、邦画の醜悪さが密集していました。今年のワースト候補にまさかの名乗り出やがりました。
鑑賞日 9/25
鑑賞時間 20:10〜22:20
座席 L-10
フクロウが可愛い
チャーリーは笑えど僕は笑えず
全131件中、61~80件目を表示