犬も食わねどチャーリーは笑うのレビュー・感想・評価
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夫婦っていいなと思える映画
朝から映画を見ましたが、とてもいい映画で泣きました。
香取慎吾さん演じる田村裕次郎と妻で岸井ゆきのさん演じる田村日和。
裕次郎が働くホームセンターで初めて出会った二人はその後も偶然ファミリーレストランで出会って、そこから意気投合して。最初は仲良しな二人だったのがそれから次第にあることをきっかけに心が離れていってしまう。
夫婦といえども赤の他人で、言葉で伝えないとわからないこともある。そんなメッセージをとても丁寧にこの映画で描いていました。結婚式での裕次郎のスピーチや二人のやりとりやセリフがとてもよく、感動しました。また笑いの箇所もあったりとても面白かったです。
辛いことがあってそれから逃げていた裕次郎。「肉体改造や仕事に打ち込んで、頭空っぽにして逃げようとしてた」。そして日和の「不安で恥ずかしくて、ちゃんと言えなかった」。
夫婦っていいなと思える素晴らしい映画でした。主題がのnever young beachの「こころのままに」もとてもいい曲でした。
等身大の二人
とてもいい映画でした。
何度も笑って、泣きました。
コメディなんだけど、例えば出会いのシーンとか、何気ない日常の中に、キラキラしたシーンがたくさんあって、とても胸に残りました。
だけど、一筋縄ではいきません。
なにしろ、好きな人と上手くいかないなんて、一番つらいことだから。
だから、笑いの中でも色々なことを考えたし、気付けた映画でもありました。
いわゆるハリウッド映画のような、ヒーローもヒロインも出てきません。
どうにも上手くいかない日常を、ジタバタしながら生きている、等身大の二人が、スクリーンの中で生きていました。
人生って難しいから、辛い時も悲しい時も、お互いに支え合って乗り越えていけたらいいね。
何か問題があっても、これからどうしていきたいのか、自由にたくさん話し合えるといいのにな。
ぶつかることを怖がり過ぎて、流されるだけだと悲しいし、ずっと分かってもらえないかもしれない。
ケンカすると、後で失敗したと思うこともたくさんあるけど、わかり合うためのケンカならば必要だというのが、そもそも当たり前になればいいのにな。
空気を読んでとか、なんか最近重苦しいし、やり過ぎなんじゃないだろうか。
このレビューも何回も書き直して、それでもまだ完成した感じがなく、時間をかけて考えるいい機会が得られました(見たのは随分前だけど、こんなに時間がかかってしまった)。
日和ちゃんのSNSの投稿は、文字は怖いけれど、誰かに「いいよ、大丈夫だよ」って言って欲しいだけ。
その「誰か助けて」という、言葉にならない声に気付けたら、また違ったのかな。
傷ついて前に進めないときだってあるし、そういうときは上手く言葉にできないこともあるし。
だけど、日和ちゃんと裕次郎さんは、これからもきっと山あり谷ありだと思うけど、全部エネルギーに変えていけるんじゃないかと思うぐらいパワフルだった。
コメディで楽しく、美しいシーンもたくさんあるけど、一筋縄ではいかない。
とてもいい映画でした。
ぜひ、おすすめします。
旦那デスノートって本当にあるんですねー
試しに幾つか読んだら、映画に書いてあるような
ウィットに富んだコミカルな内容では無くて、
ダイレクトな表現で、読んでるだけで鬱になりそう。
DVを受けてたり不倫されたりと切迫した関係じゃなくても、小さな溜まった不満を書いてるんでしょうかね、、
私もパートナーが居ますが、文句は本人に直接言うかメッセージを送るので、SNSに書き込むとか理解困難、この映画には共感出来なかったなあ。
書くことによってスッキリするより、言霊じゃないけど、余計に不満が顕在化しそう、、
いやー映画はハッピーエンドでしたが、
実際あんな物を書いてる人がそうなるとは思えず。
香取慎吾は適度に歳を取っていてコミカルながら真面目な役柄が良かった。
夫婦である以前に、人間対人間である
主演の香取慎吾さんを目当てに劇場に足を運んだであろうマダムが多くいたように見えました。香取慎吾さんの俳優としての一面を垣間見るとともに、岸井ゆきのさんの豊かな感情表現に改めて敬服しました。
お互いが望んで結婚をしたはずなのに、いつしか相手に対する不満が溜まりに溜まるも、それをぶつけ合うことができない。そんな妻がすがったのは、WEB上の「旦那デスノート」でした。夫に「(勝手に)死んでほしい」くらいに不満を持つ女性たちが不満を投稿し、同情し合っていました。ある日、ひょんなことで夫に「旦那デスノート」での投稿がバレてしまい、お互いに対する不信感は余計に高まっていくばかり…。いつからか、お互いに向き合うことがなくなっていたのです。
私は「夫婦」のことはよくわかりませんが、男女である以前に、人間対人間に立ち返り、名前のついた関係性へ一石を投じる作品でした。この頃は女性の自立をテーマにした作品も多いですが、この作品では、性別役割や名前のついた関係性にかかわらず、身近な人と向き合うことから逃げない誠実さを大切にすることを忘れないことの大切さを教えてくれています。
「世界で一つだけの花」だからこその
なんだかなぁ
結婚というシステム
ノリに乗っている岸井ゆきの。今回は香取慎吾と夫婦役。年の差だし、無理あるんじゃない?と思っていたけれど、息の根ピッタリで2人とも超いい演技。予告は駄作感がぷんぷんしていたけれど、蓋を開けてみればコメディとしても人間ドラマとしても良質な、とてもいい映画でした!
結婚前の2人、そして現在の2人と交互に見せる演出は、裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)というキャラクターの魅力を分かりやすく伝え、物語に深みを持たせている。笑いや悲しみも、交互演出によって倍に。香取慎吾と岸井ゆきのの絶妙な演技にグッと引き付けられ、予告とは裏腹に安っぽくなく、笑えて、心が温まる映画に仕上がっています。
2人だけが知っている思い出が過去を振り返っていくうちに明らかになっていき、それが上手いこと後半に生かされている。そういった、普通だったらサラッと流しそうな箇所も、あるあるや微笑ましいでは収まらないところがこの映画のいいところ。分かりやすすぎてしまい、単調になっているのは残念だけど、演技と演出がベストマッチしており、この夫婦を応援したい気持ちでいっぱいになる。
時間を感じさせないくらいテンポが良く、そしてくどさや胸糞悪さとかも一切なく、なんなら気持ちよく最後まで見ることが出来る。大袈裟でツッコミどころのあるシーンはあるものの、人間ドラマの掘り下げ方がお見事で、個人的には「喜劇 愛妻物語」より響くものがありました。
人を選びそうな作品ではあるけれど、感情や気持ちの変化が意外にも繊細に描かれていて、すごく後味のいい映画でした。「旦那デスノート」という映画にしずらそうなテーマを扱いながらも、ここまでのものを作り上げたことに拍手!個人的ベストアクターは、香取慎吾でも無く、岸井ゆきのでもなく、余貴美子かと笑 逆に、夫婦でご覧下さい!いい意味で!
岸井ゆきのさんがどんどん変わっていく
これはもう岸井さんに一本ですよ
どんどん彼女が変わっていくの
そして心情を丁寧に表現できる人で
初めてきちんと見たのでびっくりでした
設定は歳の差夫婦なのか
香取慎吾がとにかくデカい、、、
筋トレしてるからそういう設定なんだろうけど
ホームセンターに勤めてる主人公の田村と
そこで出会った岸井さん演じる日和(ひより)の夫婦のお話
ダンナデスノートにダンナさんの悪口を
シャレの効いてる表現で投稿する日和
あるきっかけからそのことを知る田村。。。
そこにもうすぐ結婚予定のある同僚の男性や
日和と同じデスノートに悪口を
書いていたホームセンターの同僚の女性などが絡んで
日和には夫婦として流せない心の傷があり...
夫婦の本音と建前
弱さと強がりを描いた作品
終わり方に締まりがないと私は思っちゃったけれど
女性なら共感できる部分が日和の心の変化や動きにはあるし
男性は田村にどう思うのかはわからないけれどね
岸井さんはどんどん綺麗になっていって
同僚の結婚式のシーンではほんと透明感があってチャーミングでした
余さんの同僚女性や眞島さんの日和の上司など
面白いところもたくさんあった
前半と後半が違う人が作ったみたいな印象
そうだなー
みんなの助演に助けられて面白かったですが
香取さんお芝居頑張らないとね
もうSMAPのオーラというのか華がすごいから
今でも存在感がすごいんですけど
お芝居として唸らせて欲しい
どなたがやっても
こういう普通の役って難しいと思うのだけど
それでも一人一人に人生があったとして描かれているから
もっと掘り下げられるよ
もっと色んな感情や思いがそこにはあるよって
表現にブレーキかけてるみたいでもったいなくて
ちょっと無理な想像かもしれないけれど
この役を年齢設定を変えて役所さんにやってもらったとして
今回の倍ぐらい面白い作品になったと思う
あと
"箱入り息子の恋"の時も思ったけど
フワーっとしたラストっていうか
何かを追いかけるあの感じが
監督は好きなのかな
夫婦の再構築
夫婦の在り方。
結婚から始まる些細なすれ違いなどにより、徐々に貯まる旦那への不満の吐口をネットに求めたことにより起こる2人の関係性の変化。
それによるコメディかと思いきやそれほど笑えない。
コメディとして作ってるんじゃなくセカンド、ラブストーリーって感じです。個人的には予告が醸し出すコメディ要素をもっと盛り込んで欲しかったです。
あと最後の問答は奥さんの仕事場じゃなくても良かったんじゃないかと。
上司への不満を解消するきっかけを旦那が作り出すんだけど、その後2人の会話に映り込む人が居過ぎるのと、会話の間仕事(オペレーター)の電話が一切掛かって来ないのも観てる側としてとても気になった。
生涯ワースト
脚本がひどいし、演出もイマイチ。
話は常に唐突でチグハグ。
わかりやすい伏線を張って回収してるが、不要なエピソードや多く、テンポをさらに悪くしている。
予告で期待した展開が早々に終わるし、異名付きで派手に登場した7人もほとんど後に続かず、何を見せたいのかさっぱりわからない。
脇役も含めて行動原理の見えないキャラたちが繰り広げる脈絡のないストーリー。
何度「早く終わらないか」と思ったことか。
香取慎吾は老いた印象が強く、体型も筋トレキャラの割に不恰好。
好演が光る岸井ゆきのの無駄使い。
香取慎吾、太ったな
原作物だと思ってたのね。「でも、これ、映画化するほどの話?」って思って観てたの。面白い話だけど、ファミレスとかで聞いて「ふーん」ってなって終わるぐらいの話なんだよね。
そしたら原作ないんだね。オリジナル脚本で、これは、どうですか。最後のコールセンターのシーケンスとかひどすぎませんか。
色々と入り組んだ事情を結婚式のスピーチ一発で逆転するって良くある手だけど、それだとスピーチが超感動でないとだよね。そこまでだったかな。取ってつけたようなLGBTQネタの種明かしもどうなんだろう。
ラストもビニール袋取ってぱすっと終わりで良かったと思うけど、チャーリーのカットいるかな。
犬チャリ 旦那さんと観に行く
旦那さんに声かけたら、「行くよ」と軽い返事でストーリーも説明せず、一緒に観に行きました。
隣りでクスッと笑ってたりする様子を感じながら、一緒に楽しんで観ることができました。あとで、ちょっと気まずかったとも言ってました😊
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