「悲しい結末」劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト) プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい結末
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冴羽の育ての親に育てられた殺し屋・アンジー。
育ての親は悪の組織の元締めだった。
最強になるが廃人になる薬エンジェルダストの強化版を開発。
アンジーはそれは必要ないと、盗んで日本に来た。
追手が来たが、冴羽と手を組んで随時撃退。
でもアンジーの最大の目的は、冴羽を殺すことだった。
理由は単に、自分が「兄妹」の最強になりたかったから。
でも腕は冴羽の方が圧倒的に上で全く歯が立たず。
そこに育ての親が、強化版の薬をアンジーに打った。
アンジーはめちゃめちゃ強くなり、冴羽を防戦一方にする。
でも薬で勝っても意味はないとの理性は僅かに残ってた。
なので自殺しようとするが、薬の効果により阻まれた。
だから自分を殺してくれと冴羽に頼む。
それ以外に手はないと悟った冴羽は打ち殺す。
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このアンジーって人、格好いいし好きなんやけど、
でもなーんか動機に同調できんのよなあ・・・。
冴羽を倒して一番になりたいってのは分かるのやが、
その目的が「育ての親に一番愛されたい」やから。
あと強化版の薬を盗み出したのも、それが悪魔の薬だからでなく、
その薬よりも自分自身の方が有用やと育ての親に分からせるため。
育った環境とか色々あるんやろうけど、全般に承認欲求の塊過ぎて、
っていうかあまりにも愛情枯渇感が強いんよな・・・。
そこについてはあんまり同調できんかったな。