「女性の目から見た戦争」戦争と女の顔 eimeiさんの映画レビュー(感想・評価)
女性の目から見た戦争
第二次世界大戦で、ソ連のスターリンの指示で女性も兵士として徴集され、戦地へ送られた。また、戦時下、レニングラードはドイツ軍に包囲され、餓死者が続出した。
映画は、終戦直後のレニングラードが舞台です。女性兵士として従軍したイーヤとマーシャの2人を中心に、戦傷病院から映画は展開していく。途中、負傷兵たちが小さな子供に犬の真似をさせようとした場面で、負傷兵から『犬はいないから知らないか』というセリフがあった。戦時下、犬は人間に食べられてしまった。更に、人肉まで手を出したらしい。戦後も極端な食糧不足であったので、映画の中では、食料確保の話が多く出てくる。日本の戦後と同じです。
戦争で英雄と称えられた負傷兵の安楽死の場面が一番記憶に残っている。
この映画は、ウクライナ戦争の前に作られているが、人間はいつまでこんなことを続けるのだろうか。
コメントする