「心の壊れたふたり」戦争と女の顔 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
心の壊れたふたり
第2次世界大戦にソ連軍の女性兵士として従軍したイーヤは、退役後はPTSDで苦しみながら、レニングラードの病院で看護師として働いていた。ある日、PTSDの発作で戦友のマーシャから預かってた子どもを死なせてしまった。母親のマーシャが戦地から帰還したが、彼女も心に傷を抱えていた。子どもの死を知ってから、マーシャはイーヤに子どもを産めと言い、イーヤはセックスするが妊娠できず、2人はどうなる、という話。
心の壊れた2人がどっちも自分勝手な行動をしてるように感じだが、イーヤはパシューカを死なせた罪滅ぼしをしようとしてる健気さが有った。
マーシュは夫の敵討ちと言ってたが、従軍慰安婦のような回答をしてたし、どっちが本当だったのだろう?
戦争で体も心もボロボロになるという事なんだろうけど、これがロシア映画だというのが皮肉に感じる。
プーチンは自国民も苦しめてるんだとあらためて思った。
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