「つらかった」戦争と女の顔 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
つらかった
つらく暗かった。
原案となったインタビュー集(ならびにそれを原作にした漫画)とは異なり、戦中の話はまったく出てきませんでした。
戦後のPTSDや傷ついた肉体でどう生きるかというだけでもしんどいのに、そこにLGBTや貧富・身分差別の問題まで絡むという、ある種の生き地獄をもがき苦しむ二人の女性を描いた作品で。
原作の素晴らしさと、ロシア人の戦争に関する考え方などがわかるかなという思いで観に行きましたが、いやこれまったくそんな部分はなく。
ただただ、つらい。
戦中描写があれば、説得力が増したかもしれません。
作中の「緑色」が印象的でした。
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