劇場公開日 2022年7月1日

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「シリアスなソマリア紛争をハリウッド的作品╋韓国風で味付け」モガディシュ 脱出までの14日間 AKF-RHOOさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0シリアスなソマリア紛争をハリウッド的作品╋韓国風で味付け

2022年8月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

新感線以来の韓国映画館でした(netでは見てます)。ソマリア紛争はニュースなどで当時知っていましたがこの事件は報道されたのかどうか知りませんでした。この作品は従来からの韓国お得意の北朝鮮との狭間に起きた事件事故に、人間ドラマを加えた展開に、ソマリア紛争(時事)を入れたハリウッド映画のようなワールドワイドなスペクタル作品になりました。見所は、双方の大使館員内部の家族と外部との連絡不通時の行動(大使館員内の情報員との対処方の違い、国の方針と双方国の不信感、双方の家族の人間ドラマ)╋ソマリア紛争激化でのゲリラ戦場内からの生存をかけた刻々と迫りくる限られた時間に、現地体制側反体制側、信頼できない現地警察、各国大使館の閉鎖状況での内での脱出・・・。つい最近日本でも報道があった日本人のアフガニスタンの脱出遅れ。日本政府も自衛隊も、時すでに遅しで、自衛隊機に一人の日本人しか救出できなかった事件、思い起こしました。
韓国映画、物量(エキストラ、弾薬、装甲車、)などの制作資金がCG(人、爆発)の多くなったハリウッド映画と違い、かなりのものです。
このジャンルでは、素晴らしい作品創りますね。

★Digital5.1観賞
★音圧 ◎
★重低音 ◎
★分離度 ◎
★移動音 ◎
★サラウンド ◎

エンドロールによると、Dolby-atoms、IMAX、記載。
韓国映画は音声分野は日本映画より最新の物を取り入れたり、4DX,SCREEN-Xなど開発している会社として発展が、残念ながら日本国内ではそれらで公開されていないようです。この作品Digital5.1chながら、ハリウッド互角の音作り表現に、ドラマ部門も仕上がっていました。

AKF-RHOO