エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレビュー・感想・評価
全710件中、341~360件目を表示
ノレなかった者の愚痴
本年のアカデミー作品賞の最有力候補作品というこで実は公開して早めに観に行ってたのですが、体調が悪かったのか眠くて眠くて(所々寝オチてしまい)かなりボヤケタ感覚での鑑賞になってしまいました。
なので、感想を言う資格はありませんので話題に挙げるのを我慢していたのですが、そうこうしているうちに本作がアカデミー各賞を席巻していました。
日本での一般評価も賛否分かれている様ですし、予告編までの感想位は許してください。
で、予告編ではまたマルチバースで、また中国人メインのポリコレアピール作品かよ、ってちょっと嫌な予感がしてあまり観たいという気持ちにはならなかったのだけど、しかし本作の場合マルチバースと言っても当然MCUの様な作品ではないだろうしA24制作だし、アカデミー作品賞最有力候補としてのアメリカでの高評価からすると当然それなりの通(若しくはインテリ)好みの捻った作品なんだろうと少しは期待してもいたのですが、残念ながら冒頭からノレませんでした。
最初から物語の芯は、よくある家族の再生と、こんな筈ではなかった自分の人生の見つめ直しという予想通りの展開に、いつの間にか瞼が落ちていたという結果でした。
しかし、やはり私にはアカデミー賞の判定基準や傾向は読めませんわ(苦笑)
まあ、なんにしても頭がクリアな状態での鑑賞では無かったので何を言っても無意味なのは分かっていますが、昔からアメリカ映画には人種差別・PTSD・LGBT・ポリコレ等々の社会問題を含んでいなければ評価しない様な権威が見え隠れしていて、それが映画の本質的な部分なのか、枠組みや意匠なのかが曖昧であざとさまで感じられる時が多々あります。
本来そういうものは(社会問題)、アカデミー賞に選ばれるような作品にではなく、大衆向けの例えばMCUとかDC作品の様な純粋娯楽作品の中にメッセージとして隠されていた方が好感が持てますし、大衆にはもっと効果的に浸透すると私は思うのですけどね。
権威のある賞であればあるほど、あからさまな社会性ではなく、人間の本質に深く切り込んだ作品選びをして欲しいと一映画ファンとしては願ってしまいます。
なので、配信などで放映されればもう一度再チャレンジするとは思いますが、作品の質は別にして恐らくちゃんと観たとしてもそれほどノレない様な気はします(爆)
マトリックスが好きなの分かるよな。目まぐるしいエンタメ。
働きづめで家族に優しくない(愛してるんだけれど)主人公が、なんか事件きっかけに、
思うようにならなくなって、半強制的に自分と家族を見直すことになる、みたいな
テーマってあるよな。家族の愛を逃しそうになるギリギリで気づくみたいな。
そういうのって男性主人公の多いから、これは女性が主人公なのも新しい感じかも。
移民や同性愛、アジア系、といった、日本では受け入れたくない人もいるような要素含んでるし、
下品と言われるような場面も、欧米では珍しくないネタなんだが、考えてみたら日本の映画ではそういうの一般的には使わないかも。だから海外に比べて日本でのうけ悪いのかもしれない。
しかし、ビジュアル的にすごく動きあり、カラフル、賑やか、でもって、サイバーな感じやファッショナブルなところもあり、カンフーは思ったより出てこないが・・・・まあ視覚的にすごく盛りだくさん。
俳優の演技がうまいのと、作り手の気持ちと息が合ってこそできた感じの映画。
監督の好きなもの思いっきり詰め込んだ作品。よくまとまったなw
自分の好みとは違うけれど、これはこれで凄いエンタメ映画だなーと感心した。
2回目も理解不能。。
米アカデミー賞でも作品賞をはじめ、各部門を総なめしたので、いろいろ確認のため2回目の観賞です。なんでもアリになりがちなマルチバースものは大の苦手なのだけど、この作品は異次元世界が今までになく無数に絡まり合ってもうぐちゃぐちゃ(笑)やっぱり理解不能でした。。
無限カオスな世界をビジュアライズした演出は確かに見事だけど、ストーリーは説明不足でラストはやっぱり愛で締めるのねという雑さ。長すぎる尺を難解な展開が続き、寝ちゃってる人もチラホラ。
イマジネーションが溢れているのと、クリエイティブな挑戦を感じるのと、人種やLGBTや生活苦などのテーマが、ツウ好みなアカデミーにウケたのかな。個人的に作品賞はエルヴィスやバビロン(ノミネートされなかったけど)の方が熱量を感じましたけどね。
とはいえ主演女優賞のミシェール・ヨーと助演男優賞のジョナサン・キー・クァンの受賞スピーチには感動しました。アジア系で役に恵まれなかったジョナサンは、インディジョーンズから見事に復活できて良かったね!
受賞作だからとハードル上げるとキツイけど、米アカデミー賞の潮流を探るには興味深い作品です😊
めちゃくちゃを楽しむ映画
しかしまぁ凄い作品が
アカデミー作品賞 +6冠を獲ったもんだな。
もちろんミシェル・ヨーに関しては
心からおめでとう!と言いたい\(´ω`)/
「グリーン・デスティニー」とか痺れたもんなー!
壮大なめちゃくちゃを楽しめるかどうかで賛否両論。
片付けてない部屋を
「汚い」と感じるか
「散らかってる」と感じるか。
“とんでもない映画”これがこの映画の答え。
個人的には、そこまでハマらなかった。
「衣装部、メイク部、大変そー」とか思って観てた(^_^;)
もちろんダメな映画ではない。私にハマらなかっただけ。
しかし最初に戻るけど
オスカーとは本当にその時代の象徴ですよね。
アジアの波だなー。
まーそれも映画ビジネスの面白さですね!
映像表現の力
不寛容な世界へぶち込む愛の爆弾
朝のワイドショーを見ていたら、アカデミー作品賞は見事『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が獲ったというニュース。それを見ながら「そんなたいそうな映画じゃないんだけどなあ」などと感じつつも、ぼくはなんだか嬉しかった。なぜちょっとばかしの違和感を感じたかというと、やっぱりオスカーは「まっすぐなエンタメ」が獲るという勝手なイメージがあって、この映画はその真逆を行く「ねじ曲がったエンタメ」であるし、もっと言うと素朴で小さな「家族についての映画」だと思ったからだ。
この作品が作品賞を始めアカデミー賞をほぼ総ナメした大きな理由の一つは、ここ数年ハリウッドが抱える(世界中が抱えるとも言える)リベラリズムの問題を抜きにしては考えられないだろう。だけど、そのへんは置いておいて。今日は忘れないうちに、この素晴らしい映画を観て想ったことを書き留めておこう。
例によって、なんの前知識もなく映画館へ。主人公エヴリンの夫ウェイモンドがあの『グーニーズ』の少年だということも後で聞いて「あ〜!!」と驚いたくらい。
予告編を見て、マルチバースを行き来しつつカンフーで戦うんだろうなと認識はしていたし、ストーリーはそこから遠くに逸れはしないが、ぼくは大きな勘違いをしていたようだ。
この映画は、マルチバース/カンフー/アメリカにおけるマイノリティの問題、この三つを大きな主題として持つ。
そもそもの製作開始の発露はどこだったんだろう?と想像してみる。中国人移民が主人公の映画を撮ろうと考えたのだろうか。アジア系アメリカ人であるダニエル・クワン監督の胸にはアジア人差別問題への意識も少なからずあるはず。それともマルチバースの映画を作ろうとしたのか?製作陣はアベンジャーズの監督でもあるし。はたまた、現代アメリカにおける最新のZ世代カンフー映画に挑戦したのかも。と、いろんなことを考えながら観た。ひょっとしたら、どれも間違っていないのかもしれない。しかし、ぼくが納得できた結論は、これは家族の映画だということだった。妻と夫、親と子。母親と娘。
SF的な説得力や、本格的カンフーのアクション性に欠ける(恐らくそれは意図的に?)本作だけど、そこがなんとなく空想の世界を進んでいるような、観客を夢見ごごちにさせる何かを持っている。この映画の真のリアリティは、娘が母親を見据える眼差し。あの、非難と哀れみと諦めが混ざり合ったような、あの眼差しだけではないだろうか。それはとりもなおさず、新しい世代が古い世代へいつも向けてきた眼差しでもある。
自分の子どもたちと日々を過ごしていると、長い年月のうちに大きなギャップができていることに、ふと気づく。自分が若かった頃、親の世代に押し付けられそうになったありとあらゆる古い価値観。そんなものと闘いながら成長したはずだったのに、ある日気づくと、自分も同じようなモノを子供たちにお仕着せしようとしている。
ある日、主人公エヴリンの娘ジョイはガールフレンドを伴って祖父(エヴリンの父)と会う。エヴリンは気を遣ったつもりで、高齢の父親に「ジョイの友人だ」とガールフレンドを紹介する。しかし、親のご都合主義は、娘の生き方の否定以外の何ものでもない。
その時ジョイが母に向ける目つき。ぼくは自分の子供たちが似たような色合いの目つきをぼくに向けたことを憶えている。ザラザラと苦い気持ちが心の底にじわっと広がる。彼らとぼくの間に明らかに横たわる、不寛容のマルチバース。
そんなときに親ができることは、実はそう多くはないのだろう。凝り固まった自分をぐちゃぐちゃに壊して、そして最後は愛のカンフーで闘うこと。そんなことくらいしかないのかも。この果てしのない距離を、少しでも埋められるのなら。
真っ直ぐに生きてきたつもりの世代の価値観が行き詰まりを見せ、そこから発生するネガティヴィティが世界をすっぽり覆い尽くそうとしている。それに対する究極のオルタナティヴな一手、愛のつまった爆弾が本作だと思った。
単館系SFアクション作品に親子愛をひとつまみ
これ、レイティングGなの?大丈夫?
PG-12かR-15では?短い間隔のストロボ明滅とかコンマ秒での画面スイッチングは具合悪くなったりしないのか心配。
好みがパキッと分かれそうで、好きな人は猛烈に好きだろうけど、苦手な人も多そうな作品。
作品中に伝えたいメッセージ?の愛とか多様性とかは分かるけど、表現方法として素直には飲み込みにくかった。
単館系作品にありそうなサブカルな要素てんこ盛りで下品なシーンもたっぷりのインディーズ感の香りが強すぎる
照明やカメラアングルなどが他ではあまり見ないような独創な感じがあったので、オリジナリティあるなとは感じた。
ただこれが今年のアカデミー賞作品賞と脚本賞なの?マイノリティが破天荒なことをしたら、何にでもありなのか疑問
これがアカデミー賞への挑戦状
映画の選択肢として
よく分からなかった。
予告編を見て暴力シーンが多いので遠慮していたが、アカデミー賞7部門で最優秀。早速映画館に行ってみた。
突然に始まる異次元の世界へ。この展開からしてよく分からず。そして過去と現在が行き来し、その相手とどうして殺し合いになるまで戦うのか。深い意味があるのかないのか。高齢の私にはヒットしなかった。感情移入もできず、どうも楽しめなかった。
結末もこれで終わりとあっけなかった気がした。
ビックリする映画
国税庁に書類を提出に行くだけで、こんな世界にいきなりなるという設定には驚きました!
監査官が遅いかかってきて、エヴリンが殴りかかりで、そこから流れが変わりカンフーしているウェイモンドがジャッキーチェンに見えてしまうし、エヴリンが真矢さんになぜか思えてしまうぐらい七変化のうまさを感じてみえました
税金はしっかり申告して払いましょうみたいな映画かと思いきや娘が、男性のシンボルを武器にしたりと絶対に映倫GではありませんW
笑ってしまったのが、ラカクーニの代わりになって上に乗るくだりが何度かあって笑ってしまいました。
カンフーとかコメディーやマトリックスが入った内容とLGBTサイコパスが合わさった感じでした 手がソーセージになるのが、何の表現をしたかったのかがわかりませんでした?
解説付きでもわからないと思います。感動したと言う方には申し訳ないないのですか、感動より理解したいけど、無理矢理理解しなくちゃなならない映画だと感じました
また観たいかと言われればと言われるとお腹いっぱいです。
最後のオチが観にきた客が退室して数える程度にしかいなかったのもビックリでした
ありがとうございました!
ドラゴンボールの戦闘シーンを延々と見せつけられてるような気がしました
この映画が面白いのかつまらないのか分かりません
とてつもない名画を観てしまったと思えるような時もあれば、ダラダラと同じようなシーンを繰り返しみ観ているようにも感じました
自分は途中二回仮眠しました、、、、
この映画を手放しで絶賛出来る方って凄いですね
自分はもう一回観ないと評価できないように感じました
そう思わせてしまうのもこの映画の魅力なのかもしれません
はちゃめちゃすぎてちょっと取り残された感アリ
アカデミー賞は「貧困と家族」から「混沌と家族」へ
「貧困と家族」を扱った作品がしばらく続いたアカデミー賞、今年は「混沌と家族」を扱った今作が受賞。
コロナ、戦争、世界の分断など。実生活でも混沌が身近な世の中ですね。
混沌の中でも隣の人に親切でいれる自分でありたいですね。
かしこ
カント的映画
デート映画には避けるべきと思う
物凄い勢いで話が進むので、出来れば吹き替え版で見たかった
内容は、シリアスな現実とぶっ飛んだマルチバース世界が表裏一体になった映画なのだけど、正直好きにはなれなかった。
彼女を取り囲む現実の大変さも伝わってこない(確定申告の締め切り近くの封切りは、狙っているなら面白いけど)し、
マルチバースのぶっ飛び方も、下品な方向(絶対にデート映画には向いていない)に偏っている気がするし、
日本のマンガやマトリクスに比べるとそこまでぶっ飛んでおらず、
カンフー映画としても、香港映画を、見て育った世代としては、も一つな感じで、
要するに色々詰め込んだけど、みんな中途半端に思えて、友だちには薦められない。
なぜアカデミー賞を取ったのだろうか?
話についていけん
全710件中、341~360件目を表示