「実写版 エヴァ+クレヨンしんちゃん」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
実写版 エヴァ+クレヨンしんちゃん
誰かと話したくなる映画だと批評があったので、友人と観に行った。
自分はエヴァの実写版だといい、友人はクレヨンしんちゃんの実写版だと言った。
エヴァの複数の世界線+クレしんの家族愛。それはカオスな映画になるわ。
けど、そのカオスな作品をひたすらこだわって作っている。
テンポの良い音楽
これでもかというくらいの多様なマルチバース表現
一つ一つおしゃれなファッション
親しみやすいキャスト(特に夫ウェイモンドのジャッキー・チェン感が最高)
平凡な登場人物のキレキレアクション
魅せてくるカメラワーク
突拍子もないユーモア(これは人による)
魅力を挙げればキリがない2時間半。
みたあと、今この時代のすべてが大丈夫に思えてくる。出会い、出来事があって、いまがある。
カオスなだけじゃない、笑って泣いて、カオスの先に終着する、なんとも深い作品だ。
極め付けに、友人と語って飲んでいると、店の有線で三木道三のLifetime Respectが流れる。
「一生、一緒にいてくれや」
この瞬間もまた、オールアットワンス。
コメントする