ブッチャー・ボーイのレビュー・感想・評価
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悪タレ小僧
まるで「時計じかけのオレンジ」のアレックス少年期を描いているような、クソガキの悪戯から徐々に悪化する悪態を極めながらも、憎めない悪タレ小僧に愛嬌すら芽生えてくる。
子供が背負うには過酷すぎる様々な経験をしながら根は明るいもんだから終始、楽しく観れてしまう、殺人描写がありながらも。
友情の亀裂から脱線してしまう気持ちの揺れが異常に思える逆恨みを、何の躊躇もなしに思い付いたら即実行な愚かさと残虐性。
暗くて重い雰囲気をブッ壊しながらブラックに進む方向性とコメディ要素、青春映画として楽しめながらの不謹慎さ、日本での劇場未公開の理由から当時の深刻さが。
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