ある日、ローマの別れ
解説
「イタリア映画祭2022」(2022年4月29日~5月4日=東京・ユーロライブ/5月14、15日=大阪・ABCホール/5月中旬~=オンライン配信)上映作品。
2021年製作/116分/イタリア・スペイン合作
原題または英題:Lasciarsi un giorno a Roma
「イタリア映画祭2022」(2022年4月29日~5月4日=東京・ユーロライブ/5月14、15日=大阪・ABCホール/5月中旬~=オンライン配信)上映作品。
2021年製作/116分/イタリア・スペイン合作
原題または英題:Lasciarsi un giorno a Roma
ローマの街の美しさを初めて知った。一度しか行ったことないけれど、人がたくさんいてゴチャゴチャしてる感じでいい印象なかった。でも美しい街なんだ。コロナのおかげで人がほとんど居なくて綺麗で清潔なローマで撮影ができた。ローマっ子のエドアルドもローマを再発見したようだった。
トンマーゾは確かにいい年して20代の格好。いつも「どっちでもいいよ」。これは女が一番頭に来る男のセリフなのでゾエが相談する前から気になってました。やはり!
優秀なキャリアウーマンのゾエ、お洒落も抜かりなく完璧な服に靴。靴は紐系とミニブーツ系ですごくかっこよかった。ミニスカートも彼女が欧米系の尖り膝で真っ直ぐ脚なのでよく似合ってました。クレヨンタイプの💄使っていてシスレーのだなあ、と思ったらやっぱりそうで、エンドクレジットにあがってた。
スマホがとても重要な役割である一方で、トンマーゾは小説家、親友の娘の作文、ゾエが子どもの時の父親への手紙など、手紙や手で書くというのがいいスパイスになっていてとても良かった。インベーダー・ゲームがイタリアでも大流行してたとは知らなかった!
トンマーゾの親友の妻がローマ市長であるとか、ゾエが昇進してロンドンへ転勤するなど、とても「今」でした。女が男より稼ぎがいいとか社会的ステータスが高いはこれからもっと普通のことになる。それでパートナーの男性の意味が低くなることは全くない!男性はまだ慣れていないと思うけれど、男性中心主義や有害な男らしさが男性にとっても大きな問題であることはそろそろ気がついていると思う、日本のおじさん除けば。
言葉の上のジェンダー意識がバリバリの女の子は頼もしく、ゲイカップルに多国籍カップル。エドアルド、いい視点!こういうラブ・ストーリーが今、求められている。エドアルドはそれに応えて素晴らしい映画を作りました。ありがとう💕
おまけ
終演後のリモートによるエドアルドとの質疑応答は充実していてとても良かった。質問書いて送信したら司会者の方が取り上げてくれたこと、そしてエドアルドの答えの内容にとても満足して嬉しかった。