「ここからは一人だ」ブラック・フォン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ここからは一人だ
1979年デンバーにて、子どもが行方不明になる事件が多発。マジシャンのフリをする男にさらわれてしまった少年フィニーだが、現実にリンクした夢をみるという妹が、この能力で兄を探そうとする物語。
仲良しのフィニーとグウェンの姿が微笑ましい序盤から一転、黒いバンと黒い風船の男が現れてからは一気に不穏な展開に。
謎の地下室にある、線が切れてつながらないハズの電話の存在感が不気味でグッド。
フィニーくんの頑張りは応援したくなるし、そんな彼の為にガチで闘うグウェンちゃんも可愛いですね。石はガチでビビったけどw
終始、ホラー要素を纏ったサスペンスであり、ミステリーな展開もあったりで、画的には代り映えしなくも飽きはこないし、次はどうなるのか気になって目が離せない。
欲を言えば、いじめられっ子で頼りない描写がある割には、誘拐後は思いの外フィニー君が冷静なので、絶望感がちょっと薄いのと、もうちょっとヤマダくんやロビンくんとの関りを見せて欲しかったかも。
あと、可愛いアホが真相を突き止めた内容を知りたかった(笑)ナイスキャラでしたね‼
その他、お父さんの気持ちがしっかり描かれていたのは良かった。
最近、体力的にホラー映画を敬遠してた節があるのですが(笑)、そこまでキツくはなかったし、子ども達との話や工夫を凝らした作戦等々、見応えのある掘り出し物だった。
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