劇場公開日 2023年3月24日

ロストケアのレビュー・感想・評価

全408件中、401~408件目を表示

4.5時間調整のつもりで観始めたら…

2023年3月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

文句なしのいい作品。
途中 期待せずに舐めた気持ちで観始めた事を画面に向かって謝りました。
良い映画です。

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すったもんだだよ

4.0「見たくないもの」を突き付けられて、深く考えさせられる

2023年3月24日
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認知症の老人と、その介護で苦しむ家族を救うための殺人を、一方的に断罪するような映画ではないし、ましてや、それを全面的に肯定するような映画でもない。
裁く側と裁かれる側の主張は対等に描かれているし、被害者の家族にしても、「救われた」と言う者もいれば、「じいちゃんを返して」と泣き叫ぶ者もいて、一体何が正しいのかと深く考えさせられる。
中でも、長澤まさみ演じる検事と、松山ケンイチ演じる介護士が、お互いの正義を激突させる取り調べ室のシーンは、2人の演技のぶつかり合いと相まって、この映画の最大の見どころと言っていいだろう。
確かに殺人は許されないことではあるが、個人的には、「安全地帯で綺麗事を言っている人間には、穴の底て這いずり回っている人間の気持ちは分からない」という介護士の主張は心に響いたし、彼の考えを100パーセント否定できる者はいないのではないかと思ってしまった。
切っても切れない親と子の関係性が「絆」にもなり「呪縛」にもなるという双方の主張も納得できるし、介護の問題を親子の問題として帰結させたラストにも、共感することができた。
「ロストケア」の是非はともかく、父親を殺めてしまったことに対する罪悪感と後悔を自覚できた時、介護士の魂は初めて救われたのではないだろうか?

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tomato

4.0人の想い方。。。

2023年3月24日
Androidアプリから投稿

何が善で悪なのか。
間違ってはいるのかも知れないが救いがある。
胸につまり、考える。。。

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アキラ

2.5「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」

2023年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

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いぱねま

4.5政治家にこそ見てほしい

2023年3月24日
iPhoneアプリから投稿

尊厳の捉え方に正解は無いと思いますが、綺麗事を言ってなんでもありな現状に目を向けていかなければと思います

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ミッキー

5.0絶対に見るべき空恐ろしい映画でした

2023年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

高齢化社会に在宅介護に介護疲れ・・・。目をそむけたくなるハードな現実がスクリーンの向こうで繰り広げられ、何万語のセリフよりも真実を突き付けてくる松山ケンイチの眼にグイグイ引き込まれます。

近い将来、間違いなく自分にもやってくる事実だけれど、見事なエンタメ風味で物語の中に取り込まれてしまっていました。

もうこれは、絶対に見て損はない、空恐ろしい一本です。

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モノクローム

5.0これからの未来を

2023年3月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

幸せ

目を背けてはいけない未来が限りなくリアルに。フィクションでもこの作品を世に贈り出す意義。人生100年時代。健康、幸せな時間はその中に…。だからこそこれから、いや今から考えなければなことが溢れて。家族、親子で話し合う前にまずはロストケアを。その第一歩に相応しい想い114分。

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るいまーる

3.0松山ケンイチの目が語り掛けてくる

2023年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

自分がしたことは殺人ではなく「救い」だと主張する殺人犯・斯波(しば)。
検事・大友は対話を重ねるたびに介護の現実を突きつけられ、観る人とともに自身の正義を揺らがせていきます。

殺人犯・斯波(しば)を演じる松山ケンイチの目で語る演技がすばらしいです。
ある種の観念に到達してしまった斯波(しば)の激情が、彼の目で伝わってきます。
静かで動きが少なく盛り上げる演出もありませんが、実力ある俳優陣が作品を成立させています。

作中のところどころで余白があるように感じられましたが、「あなたに置き換えて考えてみて」と観る人に問いかけ考えさせる時間のようでした。
いっしょに鑑賞した福祉関連職の友人は、「よい教材になる作品」と言っていました。

知っているつもりで理解していなかった現実を突きつけてくる社会派の作品です。
本作は原作小説とは異なる構成になっているようなので、原作小説も読んでみたいと思います。

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moro