「介護と家族という切れない絆について考えさせられる」ロストケア おしぼりさんの映画レビュー(感想・評価)
介護と家族という切れない絆について考えさせられる
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介護で苦しんでいる人がいる。
その現状は分かっている。
いや、分かっているつもりでいる。
介護する当事者でもない。
その苦しみから脱却する方法は果たしてあるのだろうか…
国からの制度に断られ、頼る人も居ない時にどうすれば良いのだろうか…
当事者になった時、極限状態で冷静な判断は出来るのだろうか…
家族という絆は切りたくても切れない。
無理矢理切れるのかもしれないが、絆という綺麗事のような言葉が邪魔をする。
切ればそれは逃げになるのだろうか…
主人公の行った行為で救われた人も居るだろう…
でも、家族の確認が無い行為は身勝手と思われても仕方ない。
主人公が過去の自分を重ねた主観的考えは家族と違うのかもしれない。
一人でも身勝手と思われた時点で主人公の正義は家族にとっては悪になる。
介護の現状について調べてみようと思える作品でした。
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