「原作改変し、凡作に」ロストケア なみかぜ書店さんの映画レビュー(感想・評価)
原作改変し、凡作に
原作は介護保険制度、福祉への痛烈な批判を込めた作品だったが、さすがに映画化するにあたり、そのあたりはややぼかしてしまったのは仕方のないことかもしれない。上映時間の枠に収めようとして、結果的にうわべだけの社会派作品になってしまった。特にラストシーンには呆れてしまった。小説家は漫画家ほどは自分の作品への執着はないのかもしれない。映像は別物と割り切ってしまえばいいのかもしれないが、原作がここまで手を加えられてしまったことには驚いているかも。
コメントする