「悪魔であり天使、カリスマ」ロストケア だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔であり天使、カリスマ
松山ケンイチは凄いね。犯罪者だけど魅力とカリスマが凄い。応援というか、支持したい。
ロストケアが、善なのか悪なのかは見る人次第ですね。
意見の押しつけは無いので、どちらにも取れそうで良い。
いちばん辛いのは、大切な家族が嫌いになることですよね。嫌われるのも嫌いになるのも辛い。
映画として、引き込まれるし、大切なシーンは無音長回しされて、とても好き。
ストーリーは家族愛の話ですね。
全員、事情があって感情移入してしまう。
介護とか老後とか、テーマとしては「プラン75」と同じかな。ストーリーや視点は真逆だけど。
個人的にはどちらも良いけど、「プラン75」の方がシステムとしてはいいな。
考えさせられる。
介護される世代
介護する世代
まだ考えてもいない世代
どの世代の目線もあって良い。
3人の涙は凄い。韓国ドラマや映画も好きだけど、泣きのシーンは日本の方が凄いね。
ただ、予告で見せ過ぎだね、いいシーンだけど。
まだあいつが泣いてないな、、、って気になってしまった。
コメントありがとうございます。
私も同じことを考えていました。
どちらが正解、正義なのか曖昧な所がいいですね。
事件が発覚しなければ、自己嫌悪に陥らなくて良かったのでしょうが、、
戸田菜穂は、松山ケンイチのことを聞いたときはいい介護士だった的なことを言ってましたから、裁判所での罵声には驚きました。
邪推かもしれませんが、父親に早く逝ってもらいたいと心の奥で思っていた自分自身を否定したかったのか…とも思いました。
予告で見せすぎだから「まだあいつが泣いてないな」って、よく解ります。
そういう予告編と本編の映画ってありますね。
たまに、本編ではカットされていて「あれ?あのシーンがない…」なんてのもあったりして(笑)
私も鑑賞しながら、PLAN75について思い出し、あのときのレビューから、気持ちが少し変化したような。。。
松山さんの見据える目の強さに表れる深刻さが胸をつきました。
コメントありがとうございます。
松山ケンイチが悪魔に見えたり、天使に見えたりしました。表裏一体で、見る方法によって違ってくるというか、、、面白い映画でした。