RRRのレビュー・感想・評価
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ずーっと観ていたいが、丁度良い3時間
最高でした。もう最高。ずーーーっと自分の感情の行き場をコントロール出来ないのに、ただただ気持ち良い。泣いたり笑ったり拳を握りしめたりしてました。
これは絶対に劇場です。家で観たらきっと100分のイチの熱量な気がする。それでも、そこら辺のアクション大作と言われてるもの(東西問わず)と比べると10倍は感情が沸騰するとは思いますが。
細かいことは気にしないで、抜群のエンターテイメントだから。
活力
元気が出る。
今回も長く、途中で「interval」のテロップが出た時にズッコケた。なのだが、コレもサービス精神の発露かと思うと微笑ましくもある。
物語の背景は重々しいのだけれど、話の筋は分かり易い。基本的に俺はこの手の話に滅法弱い。怒涛の後半戦で涙ぐむ始末だ。
冒頭から話の核を解説してくれる。
この魂で結ばれていたような2人がどうなっていくのか?そんな事がこの物語の核らしい。
そのナレーションを一切裏切らない内容だった。
野望を秘めて英国軍の犬として生きるラーマ
村の娘を取り返すべく英国軍に挑むビーム
驚くべきシュチュエーションの中で2人は出会う。
突っ込んまずにはいられない程の以心伝心っぷりなのだけど、その後の映像が、そんな些細な事を吹き飛ばしていく。この作品における決意表明みたいな感じでもあった。
お互いの身分が分かるまでは微笑ましい場面もあって楽しい。このビームってのが、案外お間抜けキャラでもあるのだけれど、なんの魔法か後半は超絶カッコいい。
ビームの方は男くさくヒーローらしき2枚目だ。
冒頭のアクションはこのラーマからなのだけど、非常に秀逸なアクションだった。
彼の信念が余す所なく伝えられる。1対何百って感じなのだけど、彼は揉みくちゃにされ続けるのだ。一見グズグズになりそうなもんなんだけど、そのグズグズさを彼の執念に転嫁させていた見事なアングルと編集だった。
その後も胸が熱くなるシーンは続き、ビームが囚われ鞭打たれるシーンなんかは寒気がする程だ。
彼は歌うのだ。
未来の自分の子孫に向けて。権力の前で膝をつくどころか、悲鳴を上げる事すらしないのだ、と。
彼の信仰と意思の強さが朗々と歌い上げられる。
インドの民の高潔な血統を感じさせる。
ホントに様々なシーンでやり過ぎてくれるインドアクションではあるものの、クセに成りつつある。
多用されるHSにクドさを感じつつも、べらぼうに絵が決まる。まるで絵画を見てるようだ。そしてヒロイックなアングルを支えるCGのクオリティー。ヒロイックにも絵画にも見えるのは彫りの深い濃い顔立ちがあればこそなのかと今回気付く。
やはり目に惹きつけられるのだ。
ホントにいい表情をする。覚悟と闘志を隠さない眼力はゾクリとする。
途中、中弛みを感じるも、後半は怒涛の展開でこっちも覚醒する。弓を携えて降臨するラーマの絵なんか笑っちゃう程カッコいい。
男はカッコよく、女は艶っぽく美しくという鉄則でもあるのだろうか。いやぁ、決まりに決まりまくるから恥ずかしさを通り越して気持ちいい。
そしてエンディングの踊り…。
受け入れてる俺がいる。どころか楽しいと思ってる。舞台で言うところのカーテンコールみたいに感じつつあるのだろうか。
ダンスのレベルとか振付の難易度とか良く分かってないし、インド舞踊の正解が何かも知らないのだけれど、とにかく楽しそうなのだ。
字幕とかもあるのだけれど、読んでない。
もう、ダンスに夢中なのだ。
むしろ、今までの物語を拭い去るって感まである。
コレが異文化なのであろう。
今後もインドアクション映画はビシバシ決めて欲しいし、ガンガン踊って欲しい。
すごいものを観たぞ…
熱量とストーリーの強さがすごい。
突っ込みどころも多数なんだけど最終的に圧倒され、エンディングでもうかなり楽しくなってしまった。
途中から、いや、ラーマとビームが川の上の少年を助けるあたりだから割と序盤か?だけど「ええ!?何それ!?(驚愕)」とストーリーの勢いと力強さ(力技?)に楽しくなってきてしまって終盤は謎の笑いと共に観ていた。
筋肉!歌!キレのあるダンス(ナートゥのシーン良い)!これでもかと派手で格好良いアクション(流れるように戦闘の中で武器を入手するのツボ)!
本気のインド映画、凄い…!!
(しかし割と普通に殺しや暴力シーンも多くて血生臭い…。)
そして本当に紆余曲折あったけどラーマとビームの関係は熱かった。終盤、覚醒したラーマとビームの2人での無双シーンはアクションもすごく胸熱…。
(完全覚醒したラーマの「お前誰だよ」状態はめちゃくちゃ格好良くもあり、かつ面白くもあった)
あと本作は例えるならアメリカにとっての「インデペンデンス・デイ」のインドバージョンなのだと理解した。インドのアイデンティティと誇りのようなものが根幹にある作品なのね。
そして植民地時代の歴史があるのは事実とはいえ、そして観客のメインターゲットはインド国民であるとはいえ、こんなにあからさまに英国をヒールにしてしまって良いのか?とちょっとびっくり。
特に英国の将軍の奥さんの清々しいまでのヒールっぷりと暴力的言動の数々は強烈だったよね(あのトゲトゲ鞭ヤバい)…。
あとエンディング、全然知らないインドの人たちの顔が出てきて「この人たち誰だよ!?」となったのも良い思い出(後から確認したところによるとインド独立運動で活躍した人たちらしい)。
トップガンと同じくらいの面白さ
これぞ映画
大興奮必至なエンターテインメント!
インドの大ヒット娯楽作「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督の新作ということで期待して観たが、ドラマチックな展開、ケレンミ溢れる映像演出に今回も興奮させられっぱなしだった。インド映画史上最高の製作費ということらしいが、それも納得のド派手さである。
物語はイギリス軍を徹底的に悪役に仕立てた勧善懲悪で進む。植民地時代の物語ということなので、かなり図式化されてしまっているが、エンタメ優先に振り切った潔さはいかにもインド映画らしい。その中で育まれるビームとラーマの友情は胸アツな展開で、やがて判明する互いの素性、そこからの友情崩壊というドラマも定石通りとはいえ自然と感情が揺さぶられた。
映画は中盤にインターミッションを挟み、前半部がビーム、後半部がラーマの視点で展開される。この構成も中々に上手い。一見するとビームの使命に理があるかと思いきや、実はラーマにも凄惨な過去があったということが分かり、権力に支配される者たちの苦しみと悲しみがダイレクトに伝わってきた。
約3時間という長丁場ながら、まったくダレることなく最後までスピーディーな演出で見せ切ったラージャマウリ監督の手腕に脱帽である。
見所は何と言っても各所のケレンミ溢れるアクションシーンとなろう。全編に渡って観客を楽しませようというサービス精神に溢れていてエンターテインメントかくあるべし!と言いたくなるようなアイディアと興奮に満ちている。
例えば、”水”のイメージを背負ったビームと”火”のイメージを背負ったラーマ、好対照な二人の登場を示したアバンタイトルからして新鮮なアクションシーンの連続で興奮を覚える。すでにこの時点で通常のアクション映画の半分くらいのカロリーを消費した気分になるのだが、更にここからタイトル画面へとつながる二人の邂逅のシーンが描かれる。夫々にバイクと馬を使いながらアクロバティックなアクションを披露し、度肝を抜かされた。
また、二人の友情が決定的に崩壊する中盤の英国人屋敷を舞台にした戦闘、クライマックスとなる森の中の戦闘は、いずれもダイナミズム溢れるアクションで楽しめた。
更に、インド映画と言えば歌とダンスである。いわゆる旧来のマサラ・ムービーと比べるとそれほど多くはないものの、こちらも十分に見せ場が用意されている。パーティー会場でビームとラーマがナートゥーダンスを披露するシーンは、力強い躍動感に溢れていて興奮させられた。
本作で唯一引っかかりを覚えたのは、ラーマのドラマの締めくくり方であろうか。征服者に抵抗する手段として武器を持つというのは確かに有効かもしれないが、それですべて解決ということにもならないように思う。この結末を見る限り、製作サイドはそのあたりのことをどう考えていたのか気になる。ビームのドラマがスッキリとしたハッピーエンドを迎えたので、余計にこちらの結末にある種の訝しさを覚えた。
日本の政治家も見るべき映画‼️
偉い方々の汚職問題や政治と宗教の問題など毎日のように嫌なニュースが飛び交う昨今。
偉い方たちこの映画を是非見て欲しい!
リーダーってこう言う人だ!この人について行こうって心から思える人格と行動力。
歌で民衆をも魅了してしまう凄さ。
強い信念、優しい心。見習って欲しい🥰
今の日本に欠けてる物だらけ。
韓流の綺麗な美しい俳優を見慣れていたけど今回土の匂いがするマッチョな強いインド俳優が見たこともない新種のようにカッコ良くて頼りになって素敵に見えて仕方ない👏💕
これからはインドの時代なんだと思えて仕方ない。
最後の〆まで心に刻まれた。
何が欲しいかと聞かれてお金や名誉ではない所も心を動かされた。忘れられない映画になった。
面白いは面白いのだが・・・
一部のマニアの間では大変盛り上がっている作品。かと言ってマニアックかと言うとそんなことはない。徹頭徹尾楽しめる作品。最初から最後までエンターテーメント映画の歴史が映し出されていると言って良い。ただ正直一般的な映画のコンテキストからはまだまだ解き明かすのは難しく一部の人にとっては文脈の理解に入り込めない人は多いのかもしれない。その最たるものは何故いつもインド映画は踊るのか?プロレスにおける「何故人は敢えてロープに飛んで相手の技を自ら進んで受けるのか?」と言う根源的な問いに対する解を持たないとプロレスを心底楽しめないのに似ている。インド映画はこのまま言語的解釈を拒んだまま面白ければ、楽しければそれでいい的な一部のマニア的解釈から抜け出るための分岐点に来ているのかもしれない。
圧倒的な迫力でとことんやりきった清々しさ
皆さんの評価は高いのだが、私はなぜかそんなに面白いと思わなかったん...
エンタメ度超高めな映画! 本年度ベスト!!
加えて今まで観たインド映画の中でもベスト級!!
観賞後3時間位してレビューを書いてるけど、未だ興奮冷めやらずって感じ(笑)
タイトルのRRRの意味。
調べたら
Rise:蜂起(大勢が一斉に立ち上がる)
Roar:咆哮(雄叫び)
Revolt:反乱
の3Rだそう。
鑑賞中、別の意味を匂わす感じだったけど、こっちの方がやっぱりお似合い。
ある少女を救おうとするビーム。
ある目的を持ってイギリスの警察官になったラーマ。
この二人を軸とした胸熱なストーリー。
本作は第1~3幕で構成されていた感じ。
第1幕
アクションシーンとボリウッドダンスがメイン。
ビームとラーマがある事故から子供を救うシーンに圧倒。
どうやって子供を救うのか全く解らず(笑)
何で旗を持ったの?
瞬時に計算された救い方だった(笑)
ビームとラーマの立場が真逆なんだけど、大親友な感じが観ていて辛い。
ボリウッドダンスがキレキレでカッコ良い!!
第2幕
本作はここから本番と言った感じ。
ビームとラーマが戦うシーンが観ていて辛い。
あれ程仲の良かった2人なのに。
辛すぎて泣ける。
第3幕
お互いの目的を知った2人。
アクションシーンの連続に圧倒。
肩車しながら2丁のライフルで戦うシーンがカッコ良い!
リロードする方法が暗黙の了解みたいで2人の息の合う感じが最高!
大満足の作品なのでもう一度劇場鑑賞する可能性大です。
自分的に本年度の流行語大賞。
未だに脳内ループしているセリフ。
「reload(装填)、aim(狙え)、shoot(撃て)」
で決定です( ´∀`)
レビュー読む時間があれば是非劇場へ
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