「興奮、笑顔、また興奮、そして感動。言うまでもなく満点。」RRR アルさんの映画レビュー(感想・評価)
興奮、笑顔、また興奮、そして感動。言うまでもなく満点。
少年漫画の様な胸アツなストーリー、まるでMVの様な心踊る音楽、バトルアニメの様な演出、ハリウッドにも負けない映像、全てがこれでもかと詰め込まれた圧倒的なエンターテイメント。
もう【グレイテストショーマン】を超えるミュージカル的な映画は当分観れないだろうと思っていた。少し毛色は違うが、こんなにも身体の奥底に響く音楽とダンスを堪能したのも久しぶり。
『ナートゥ・ナートゥ』さすが、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされただけある。聴いていて、観ていて、あまりの心地良さに口元が緩んでしまった。
ストーリーもただのアクション映画に終わらせない脚本、180分という長尺を火と水、馬とバイク、腕と脚、上手く対照的に絡ませて楽しませてくれる演出、全てがとにかく素晴らしい。
インド映画は初めてだったが、驚く程にクオリティも完成度も高かった。もちろんワイヤーアクションもCGも粗はあり、ご都合主義的な展開もあるが、全く気にならないくらいに楽しかった。シータ役のアーリアー・バットの可愛さも満点。ラストもこんなに楽しいエンドロールは記憶に無い。大満足。
Gレーティングだが1920年頃のインド解放が舞台という事もあり、人が虐げられる描写や過激なシーンは多め。鑑賞の際はご注意を。
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