「これぞボリウッド映画?!」RRR talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞボリウッド映画?!
イギリスによる圧政の歴史までエンタメ作品の素材にしてしまうほどの幅の広さというのか、奥行きの深さというのか…そういうことは特筆すべき一本だったと思います。評論子は。
同じ素材に基づいた映画といえば、評論子に思い浮かぶのは『コットン・メリー』(イスマイル・マーチャント監督/1999年/フランス・イギリス・アメリカ)なのですが、同じようにイギリスによる植民地支配の非人間性を描くにしても、『コットン…』のように湿っぽく(失礼!)描かれるよりも、もっと訴えかけられるものがあったとも思います。
これぞボリウッドの真骨頂と言うべきなのだろうと思います。
(追記)
3時間の長尺映画であることを、少しも感じさせない一本でもありました。
同じような体験は『沈まぬ太陽』(若松節朗監督/2009年/日本)以来でした。
『沈まぬ…』のときはストーリーの展開に没入しているときに、いきなり「インターミッション」の画面が出て思わずのけぞりましたが、本作の場合にも「えええ~、ここで中断かよ」と意外に思うほどでした。(当劇場では幸いにも中断なく映写続行!)
間断なく作品を楽しめたのも幸いでした。
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