「twin株式会社のエナジー、本気度を感じる作品!」RRR 立花真由美さんの映画レビュー(感想・評価)
twin株式会社のエナジー、本気度を感じる作品!
どんな映画を配給するかって、とてもセンスが試される仕事だと思うんですよね。
マーケティングの側面から選択することもあれば、そういうの関係なく、これを観てほしいんだ!っていう個々の株式会社のエナジー、熱意で推す作品もあるわけで。
その点において、本作は配給会社であるtwinの、まさに熱意・エナジーだけで選ばれた作品なんじゃないかと思いました。
そもそも「観るエナジードリンク」というレビューの見出しと、インド史上最高の製作費というのが気になって観てきました。
世界初の株式会社で、エナジーを奪いながらインドを抑圧していたのがイギリスの東インド会社。
長年抑圧されていたインドのエナジーあふれる若者がイギリスに立ち向かうのがこの映画の大枠。
と、いっても内容は重すぎずアクション映画として爽快な作品でした。
〇〇〇・ブル株式会社エナジードリンクを飲んだときのような爽快感とエネルギー感は確かに分かります。
ただ3時間という上映時間は私にとっては長かったです。
二部作にして、二本分の値段を払っても充分楽しめると思います。
CGもスタントもほぼ使っていないという、観た限り信じられない映画ですが、遡るとマッハも大好きだったため、やはりリアルなアクションが好きなのかなと思います。
日本の作品は最近どちらかというと、アクション映画というよりはストーリー重視、といったものが目立ちます。
ただ、エナジーがみなぎるような作品を日本でももっと観たいものです。
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