「最高すぎる」RRR SP_Hitoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
最高すぎる
バーフバリが最高だったので期待。
3時間の映画って観るの勇気いったけど、全然飽きずに楽しめた。
常にすごい映像の連続で楽しくてアドレナリン出まくり。
ハリウッド映画のアクション映画って構図や動きに凝りすぎて何が起こってるのか全然分かんなかったり、CGだらけで白けたりするんだけど、これは生身の肉体と肉体の戦い(に見えるもの)を堪能できる。
元気になりたいときに観るとすごく良いと思う。
ただ、後半尿意との戦いに…。
映画の途中で、突然intervalって一瞬表示されるんだけど、すぐに始まっちゃう。
マジに5分休憩ほしいわーと思った。
完全なる勧善懲悪で、悪役の英国人が悪辣すぎて、同情の余地全く無し!
水戸黄門の世界っていうか、悪が悪すぎて、できるだけひどい死に方してほしいとか思う。
バーフバリよりも踊りは少なめなのがちょっと物足りない。
あと、個人的には戦いのシーンはもっと半裸多めでやってほしかった。
良くも悪くもインド映画らしさが減って普通の映画よりになっちゃったかな、と。
でもナートゥダンスが面白すぎる。流行りそう。
でもこういうわかりやすすぎる勧善懲悪って、面白いけどいいのかね、って思うところもある。
もちろん実際に帝国主義時代の英国の非道っぷりには弁解の余地無しなのだが、この映画で白人や英国人を本気で嫌いになる人もいるだろう。
太平洋戦争のときの日本人も、たぶんこの映画のような世界観で、鬼畜米英と叫んでたんだろうと思うと複雑な気持ちになる。
もし自分が英国人だったとして、インドでこの映画を映画館で観ることになったら、すごく怖いだろうな、って思う。