魚の目
劇場公開日:2022年9月22日
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解説
同志社大学の大学院生ますだあやこと同大学生の板野侑衣子が共同で監督し、プロのスタッフとともに撮り上げた青春群像劇。第24回京都国際学生映画祭で最終審査員賞(行定勲賞)、第15回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞を受賞するなど高い評価を獲得した。
優等生の殻をかぶり自分の本心をさらけ出すことができない怜奈、父親の影を求め先生との逢瀬を重ねる自由奔放な海、振り向かない幼なじみにシャッターを向け続ける楽人、愛する人の幸せをひそやかに願う理、好きな人を一途に思い続けるあかり。身近過ぎるゆえにその大切さに気が付くことができないことを例えた「魚の目に水見えず人の目に空見えず」という言葉のように、目の前のものがなかなか見えず、弱さを抱えて狭い水槽のなかでもがくように生きる若者たちの青春を描いた。
田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」(22年9月16日~10月6日=テアトル新宿/22年10月14~20日=シネ・リーブル梅田)にて劇場公開。
2021年製作/52分/日本
劇場公開日:2022年9月22日